魚を美味しく食べるには下ごしらえが重要ですが、骨の処理に苦労している人は多いのではないでしょうか。そんなときは、ぜひ骨抜きを使ってみてください。軽い力で簡単に骨が取れるので、魚の下処理が一気にラクになる便利なアイテムです。
しかし、骨抜きにはピンセット型とプライヤー型があり、どちらのタイプを選べばいいのか悩んでしまいがち。また、似たような商品が多くどれも同じに見えるという声もあり、違いや選ぶポイントも気になるところです。
そこで本記事では、骨抜きの選び方やおすすめのメーカー、最新の売れ筋商品ランキングなどの情報を徹底解説。骨抜きの購入を検討している人の疑問に寄り添い、商品選びのコツを伝授します。初めて買う人はもちろん、今使っている骨抜きに満足できない人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を監修した専門家
東京都葛飾区出身、1993 年生まれ。 大学卒業後、大手スーパーの鮮魚部に勤務。 旅行で訪れた富山県氷見のあまりにも新鮮な魚に一目ぼれし、 2019 年 10 月氷見へ移住。 2023年 8 月には、魚とサウナを味わい尽くす宿泊施設「サカナとサウナ HOTEL&DINER」を開店。 地元の魚屋・漁師・料理人と語らいながら、 日々魚料理の新たな可能性を素材と調理法の両面から研究中。
目次
ピンセットorプライヤー?骨抜きのタイプは2種類
骨抜きには、ピンセット型とプライヤー型の2種類があります。タイプによってメリットや使い方が異なるので、それぞれの特徴を理解して自分に合う方を選びましょう。
【ピンセット型】低価格でシンプルに使える
ピンセット型は骨抜きのスタンダードモデルで、一般的に骨抜きといえばこちらを思い浮かべる人が多いでしょう。毛抜きを一回り大きくしたような形状で、非常にシンプルな構造がポイント。丸ごと洗えてお手入れがしやすく、衛生的に使えるのが魅力です。
また、ピンセット型は商品の種類が豊富なため、サイズや刃先の形状など好みのものを選びやすいメリットも。価格帯も低く500円前後で買える商品も多いので、リーズナブルに購入したい人におすすめです。
- シンプルな構造で丸ごと洗えて衛生的
- 商品数が豊富で好みのものを選びやすい
- 値段が安く500円前後で買える商品がいっぱい
【プライヤー型】持ちやすく使用頻度が高い人におすすめ
プライヤー型の骨抜きは、工具のペンチを小さくしたような形状が特徴。手のひら全体で握り込んで使用するため力の加減がしやすく、安定感があるのがポイントです。長時間作業をしても手にかかる負担が少ないので、魚の加工業や飲食店などプロが使う業務用として愛用されています。
ただし、プライヤー型は商品数が非常に少なく、ピンセット型に比べて価格も高めです。安いモデルでも2~3千円なので、魚を捌く頻度が多い家庭や釣った魚を自分で捌いて調理する人に向いています。
- 力の加減がしやすく安定して作業ができる
- プロ仕様で手にかかる負担が少ない
- 値段が高いので本格的に魚捌きに挑戦したい人におすすめ
近森光雄
【ピンセット型】骨抜きの選び方
ここからは、骨抜きのタイプ別に選び方のポイントを紹介します。まずはピンセット型から。
一見同じように見えるピンセット型ですが、大きさや刃先の形状など商品によって差があります。選ぶ際には以下のポイントに注目してみましょう。
- 先端の幅
- 矢先の種類
- 噛み合わせ
- バネの弾力
先端の幅が広いと骨を掴みやすい
ピンセット型の刃先は平らになっており、幅は1~1.3cm程度のものが主流です。刃先の幅が狭い方が身の奥に埋まった骨を見つけやすい反面、骨を掴む力がかかりすぎて引き抜く前に折れてしまうことも。
刃先の幅はできるだけ広い方が力を分散しやすく、途中で骨切れしないできれいに引き抜けるのでおすすめです。商品によっては1.8~2cm程度の幅広モデルもあり、さんまやイワシなどの小骨を並列で一度に引き抜ける利点もあります。
関東型・関西型・柳刃の3タイプから刃先を選ぶ
ピンセット型の刃先には関東型・関西型・柳刃の3タイプがあります。
「関東型」は先端が丸く曲がっている形状が特徴で、身が崩れやすい魚の骨を抜くのに適しています。昔の関東地方ではイワシやアジなどの身がやわらかい魚が好まれていて、身を崩さずに表面の骨を掴みやすいことからこの形状に。関東型はピンセット型の主流で、商品数も豊富です。
指があたる持ち手付近がくの字に曲がっているのが「関西型」。関西ではタイやサバなど身の引き締まった魚が好まれた歴史があり、身をかき分けて骨を深く探りやすいよう鋭角な形状に仕上げられています。
包丁でもよく耳にする「柳刃」は、先端が斜めにカットされた骨抜きのこと。魚の身に触れる面積が少なく、身崩れを防ぎながら骨を引き抜けるのがメリットです。緻密な作業がしやすいので、小骨が多い魚に向いています。
- 関東型・・・イワシやアジなど身がやわらかい魚に最適
- 関西型・・・タイやサバなど身が引き締まった魚向け
- 柳刃型・・・細かい作業が得意で小骨が多い魚にぴったり
使い勝手を左右する噛み合わせをチェック
刃先で骨を掴んでから上手に引き抜くには、噛み合わせがとっても重要です。噛み合わせが悪いと滑りやすく、引き抜いている途中で骨がすり抜けてしまう場合があります。使い勝手に影響する大切なポイントなので、できるだけ先端がきちんと噛み合っているものを選びましょう。
理想的な骨抜きは、刃先を閉じたときに噛み合わせ部分から光が入らないもの。とはいえ、ネット通販は言うまでもなく、実店舗でも商品がパッケージに入っているため確認するのは困難です。実際に購入した人の口コミを見て、参考にしてみてくださいね。
バネに適度な弾力があると手が疲れにくい
ピンセット型はバネの弾力を利用して骨を掴んだり放したりするため、長時間作業を続けていると指が疲れてしまいます。骨抜きの頻度が高い人や小骨が多い魚が好きな人は、バネの弾力にも注目してみましょう。
バネの力が弱いと骨を掴んでキープするのに力が必要で、逆に強すぎると挟むたびに指に負担がかかります。噛み合わせと同じく直接触れて確認するのが難しいポイントですが、口コミを参考にして適度に弾力があるモデルを選ぶのが◎です。
近森光雄
職人が作る3000円以上の高価なピンセット型もあります。使い心地はプライヤー型を凌駕するものも。見かけたらぜひお試しあれ。
【プライヤー型】骨抜きの選び方
プライヤー型は商品数は少ないものの、それぞれに特徴があって選ぶポイントがはっきりしています。使いやすさやお手入れのしやすさなどの特徴をチェックしてみましょう。
骨の大きさに合わせて刃先の形状を選ぶ
プライヤー型の刃先は、ピンセット型のように平らなもののほか、先端が尖っているタイプがあります。さんま・イワシ・アジなどの骨が細くて小さい魚は、身もやわらかくて崩れやすいものが多め。できるだけ身を傷つけずに骨を抜けるよう、先が尖っているタイプがおすすめです。
一方、タイ・ブリなどの大きめの魚は、骨も太くてしっかりしています。先端が細いものでは取り除くのが難しいため、刃先が太いものを選びましょう。
分解できるタイプはお手入れが簡単
プライヤー型はピンセット型と違って造りが複雑で、結合部に汚れが溜まりがちです。衛生面が気になる人には、分解できるタイプがおすすめ。左右の刃をバラして洗えるので、細部まで汚れを落とせて清潔に保てます。
近森光雄
専門家おすすめの骨抜き
この記事を監修した近森光雄さんおすすめの骨抜きをご紹介します。
軽いチカラで素早くきれいに骨が抜ける!
魚料理専門店を営む僕にとってはなくてはならない、まさに調理の相棒!
先輩の料理人の方が使っていたこの商品をお借りしてからというもの、その魅力にとりつかれ4年以上こちらを愛用しています。
先がとても細く設計されているため、どんな小さな魚の骨でもしっかりと挟むことができます。かつ持ち手のグリップがしっかりと効いているため力が伝わりやすく、軽く骨を引き抜くことができる優れモノ。
特に、見栄えが重要視されるお刺身用の魚の下ごしらえに重宝しています。きれいに骨を引き抜くことによって身が傷つかず、その後包丁で切った際に綺麗な刺身を造ることができます。
分解して洗うことができるため、常に衛生的に使用・保管することが可能です。
タイプ | プライヤー型 |
---|---|
サイズ | 全長12.6cm・幅8cm |
重量 | 80g |
素材 | プラスチック・ステンレス |
刃先の種類 | - |
分解 | 可 |
骨抜きおすすめ人気ランキング比較一覧表
骨抜きおすすめ人気ランキング15選
小さめの魚の骨抜きに適した柳刃型。滑り止めも付いて安定性◎
刃先が斜めに加工されているため、小さくて細い骨を見つけやすく、掴みやすいのが魅力。さんま・イワシ・アジなど小さめの魚の下処理に適した、柳刃型の骨抜きです。側面に貝印のロゴと滑り止めの凹凸が付いていており、滑りにくく安定した操作ができます。
また、全長10.5cmの手に収まりやすいサイズ感で、使う人を選ばないことも人気の理由。キッチン用品のトップメーカーの商品ながら値段も安くて日本製なので、ブランド力やコスパのよさで選びたい人にもおすすめですよ。
タイプ | ピンセット型 |
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サイズ | 全長10.5cm・先幅1.2cm |
重量 | 24g |
素材 | ステンレス鋼 |
刃先の種類 | 柳刃型 |
分解 | - |
使いやすいサイズ感で家族で使うのにぴったり。食洗機の使用も可
全長約10cmの手頃なサイズで、老若男女問わず持ちやすい骨抜きです。家族で使いまわせるので、お子さんに骨抜きのお手伝いをしてもらうときにもぴったり。刃先がクルッと曲がっていて小さな骨をキャッチしやすく、噛み合わせもバッチリです。
また、継ぎ目のないオールステンレス製で、汚れを洗い流しやすいのもよいところ。食洗機にも対応しており、お手入れも簡単です。ものづくりの街として有名な新潟県・燕三条地域で作られているため、日本製にこだわって選びたい人にもおすすめですよ。
タイプ | ピンセット型 |
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サイズ | 全長10.5cm |
重量 | 30g |
素材 | ステンレス鋼 |
刃先の種類 | 関東型 |
分解 | - |
包丁の人気ブランド「堺刀司」の骨抜き。刃先が幅広で使いやすい
プロの料理人にも愛用者が多い包丁の人気ブランド「堺刀司」の骨抜きです。血合いの多い魚や身が締まった魚の骨を抜くのに適した関西型で、先幅が1.8cmと広めに作られています。さんまやいわしなど小骨の多い魚を処理するときに、骨を複数同時に引き抜けて便利です。
重量は35gと程よい重さで、手にフィットしやすいサイズ感もポイント。素材にはステンレスを採用しており、耐久性もバツグンです。小さめの魚から大きめの魚まで対応できる一品なので、自宅で魚をたくさん捌きたい人は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長11.6cm・先幅1.8cm |
重量 | 35g |
素材 | ステンレス |
刃先の種類 | 関西型 |
分解 | - |
独自の刃先で骨が途中で切れにくい!長く使える耐久性も魅力
力に自信がない人や魚を捌く機会が多い人におすすめしたい、プライヤー型の骨抜きです。ピンセット型に比べてかなり軽い力で骨を引き抜くことができ、疲れにくいのが何よりの魅力。独自の刃先の形状により骨が途中で切れにくいため、骨が多い魚もストレスなく処理ができます。
本体はサビにくいオールステンレス製で、丸ごと水洗いが可能。毎回しっかり水気を拭いて保存すれば長く愛用できるので、一生モノの骨抜きとして購入を検討してみてくださいね。
タイプ | プライヤー型 |
---|---|
サイズ | 全長12.8cm・先幅0.8cm |
重量 | 90g |
素材 | ステンレス |
刃先の種類 | - |
分解 | 不可 |
刃先の形状が独特な板前さん向けアイテム。骨抜き以外の使い方も
板前さん向けに作られた業務用の骨抜きです。関東型ですが、刃先の片側がクチバシのように尖った形がポイント。骨を確認しやすく、身が締まった魚の骨でも軽い力でスムーズに引き抜けます。
また、独自の刃先の形状により、骨を抜く用途以外に活用できるのもよいところ。ECサイトの口コミでは、らっきょうの皮むきに活用しているとの意見も見受けられました。
骨抜き以外にも使える汎用性の高いアイテムをお求めの人は、ぜひ試してみてくださいね。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長11.8cm・先幅1.2cm |
重量 | 33g |
素材 | 18-8ステンレス |
刃先の種類 | 関東型 |
分解 | - |
パール金属の業務用商品。ブランド力重視で選びたい人におすすめ
「骨抜きが欲しいけど似たような商品が多くて決められない。有名メーカーの中から選びたい」という人におすすめのパール金属製。オーソドックスな関東型で、値段もワンコイン以下と気軽に手に取れる1本です。
業務用向けに作られており、全長はやや大きめの約12cm。刃先の噛み合わせがよく、細い骨もしっかりホールドして引き抜きます。丈夫なステンレス製で食洗機にも対応しているため、お手入れがラクチンなことも魅力です。
国内で作られている日本製なので、品質にこだわりたい人はぜひ選んでみてくださいね。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長11.8cm |
重量 | 30g |
素材 | ステンレス鋼 |
刃先の種類 | 関東型 |
分解 | - |
スタイリッシュでおしゃれなデザイン。食洗機の使用もOK
キッチンのインテリアにこだわる人は、調理道具もおしゃれなデザインで揃えたいですよね。そんなときは、関東を拠点とするライフスタイルショップ「KEYUCA(ケユカ)」の骨抜きに注目してみましょう。
一見ごく普通の骨抜きですが、ステンレスのマットな質感やシンプルなデザインがとってもスタイリッシュ。刃先が斜めに加工されているので、骨をキャッチしてからも滑りにくく、しっかりと引き抜きます。
また、食洗機が使えるので、食器と一緒に洗えてお手入れも簡単です。デザインも実用性も妥協したくない人は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長11.9cm・先幅1.1cm |
重量 | - |
素材 | ステンレス鋼 |
刃先の種類 | 関東型 |
分解 | - |
プロ向けの業務用アイテム。2サイズから選べるのも魅力
「せっかく買うなら魚屋さんや飲食店で使われているプロユースのアイテムが欲しい」という方におすすめしたい一品。ホテルやレストラン向けの厨房用品を専門的に扱う遠藤商事の骨抜きです。
全長は10.5cmと手頃な大きさで、手が小さめの人でも持ちやすいのがメリット。刃先がゆるく広がっており、やや幅広の1.3cmサイズで安定感があります。ネット通販の口コミでも、握り込める大きさで持ちやすいとの声が寄せられています。
手が大きめの人には全長12cmサイズも販売されているので、使いやすそうな方を選んでみてくださいね。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長10.5cm・先幅1.3cm |
重量 | 20g |
素材 | ステンレス |
刃先の種類 | 関東型 |
分解 | - |
刃先が幅広く、血合い骨もしっかり抜ける関西型
タイやサバなど身が引き締まった魚の下処理にぴったりな、関西型の骨抜きです。刃先に向かってくの字型に曲がっており、先幅は1.8cmとかなり広いのが特徴。なかなか抜きにくい血合い骨をガッチリ掴んで、しっかり引き上げます。
また、刃先に向かって滑り止めが付いているため、骨を引き上げている途中で手がズレにくいのもgood。大きめの骨をガシガシ抜きたい人にぴったりです。値段も手頃なので、普段は関東型の骨抜きを使っている人でも、1本揃えておくと使い分けができますよ。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長12cm・先幅1.8cm |
重量 | 36g |
素材 | 18-0ステンレス |
刃先の種類 | 関西型 |
分解 | - |
極細の刃先で身の中に埋もれた骨もとりやすい。分解して洗浄も可
さんまやイワシなど細い小骨が多い魚の下処理をするなら、刃先が細いタイプの骨抜きがおすすめ。室本鉄工のFBP30であれば、先端が極細なので、身を傷つけることなく骨を確実にキャッチできます。身の中に埋もれている小骨も見つけやすいのが便利なポイントです。
使い終わったら分解して洗えるため、清潔に使えることも好印象。生魚を扱うツールだから衛生面が心配……という人は、ぜひ一度試してみてください。ピンセット型よりはやや高めの値段ですが、錆びにくいステンレス製で長く使えるのでコスパは良好ですよ。
タイプ | プライヤー型 |
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サイズ | 全長12cm |
重量 | 50g |
素材 | ステンレス・樹脂 |
刃先の種類 | - |
分解 | 不可 |
軽い力でしっかり小骨を掴めるプライヤー型。鮭やアジにおすすめ
従来の一般的な骨抜きと比較して10分の1程度の力で骨を掴める「骨抜き名人HSB-8R」。刃先の幅が広く、軽い力でスッと小骨を引き抜けるため、身がやわらかい鮭やアジ、さんまでも身崩れを防ぎながら処理できます。
重量が75gとプライヤー型にしては軽く、誰にでも使いやすい点もよいところ。値段は高めですが、丈夫で耐久性の高いステンレスを採用しているので、大切に使えば長く愛用できるでしょう。魚料理を作る頻度が高い人や、釣った魚を自分で捌く人におすすめしたい一品です。
タイプ | プライヤー型 |
---|---|
サイズ | 全長11.5cm・先幅0.8cm |
重量 | 75g |
素材 | ステンレス |
刃先の種類 | - |
分解 | 不可 |
少しの力できれいに骨が抜ける!分解して洗えて衛生的
朝日産業の「骨抜き達人」は、握りやすいプライヤー型が特徴。先端が曲がった特殊な形状により、魚の骨を目視しやすくしっかり掴めます。少しの力でもきれいに骨を抜けるため、魚を捌く頻度が高い人に特におすすめです。
また、バネを外してハンドルを分解できる点も嬉しいポイント。丸ごと水で洗えるので、衛生的に使いたい人にも適しています。
骨抜きの中では値段がやや高めですが、食品加工工場やレストランでも使われる業務用製品を手に入れたい人は候補に入れてみましょう。
タイプ | プライヤー型 |
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サイズ | 全長12.6cm・幅8cm |
重量 | 50g |
素材 | プラスチック・ステンレス |
刃先の種類 | - |
分解 | 可 |
格安ながらも日本製の本格派。お試しで使ってみたい人に
「普段は下処理された切り身の魚を買ってくるけど、たまには自分で捌いてみたい」という人には、お試し感覚で購入できる骨抜きがぴったり。200円台の本商品であれば手軽に買えるだけでなく、使わなくなったとしてももったいないと思わずに済むでしょう。
安いから品質が悪いというわけではなく、継ぎ目のないステンレス製の本体は純日本製。刃先の幅が1cmあるので小骨もしっかりと掴みやすく、ストレスを感じずに作業ができますよ。
安くてシンプルに使えるアイテムが欲しい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長12cm・先幅1cm |
重量 | 30g |
素材 | ステンレススチール |
刃先の種類 | 関東型 |
分解 | - |
鮭やサバの骨が抜きやすい関西型。アウトドアクッキングのお供に
金物の街で知られる新潟県・燕三条発のアウトドアブランド「村の鍛冶屋」の骨抜きです。キャンプやアウトドアクッキングでも使いやすいよう、がっちりとした大き目のくの字型に設計されています。
握りやすいグリップと隙間のない噛み合わせにより、鮭やサバなどの太い骨もラクラク引き抜けるのがメリット。もちろん、小さめの魚の小骨を取り除くのも簡単です。軽くて持ち運びがしやすいので、アウトドアシーンのお供にぜひどうぞ。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長11.7cm |
重量 | 33g |
素材 | ステンレス18-8 |
刃先の種類 | 関西型 |
分解 | - |
安心の日本製。初心者におすすめしたいスタンダードアイテム
全長12cmとやや長めで、手が大きめの人にも持ちやすい骨抜きです。毛抜きをそのまま大きくしたような関東型のスタンダードスタイルなので、初めて骨抜きにチャレンジする人にぴったり。重量も20gと軽く、長時間持っていても負担を感じません。
ECサイトのレビューでは、サバの骨がきれいに取れると評判は上々。新潟県・燕三条地域の業務用厨房用品メーカーが国内の工場で製造している商品なので、日本製にこだわりたい人はチェックしてみましょう。
タイプ | ピンセット型 |
---|---|
サイズ | 全長12cm |
重量 | 20g |
素材 | - |
刃先の種類 | 関東型 |
分解 | - |
骨抜きのおすすめ人気メーカー
ネット通販で圧倒的な人気を誇る「貝印」
「貝印」から販売されている骨抜きは、オーソドックスなピンセット型とトング型の2種類。ピンセット型は刃先が斜めにカットされた柳刃で、さんまやアジなどの細かい骨を抜くのに向いています。Amazonの評価数が1,300件を越えることからも人気のほどが伺えるので、有名メーカーの定番商品に興味がある人はチェックしてみましょう。
ワンコインで買えるアイテムが豊富な「パール金属」
キッチン用品ならなんでも揃う大手メーカー「パール金属」は、骨抜きも充実していてピンセット型を7~8種類取り揃えています。ほとんどの商品が500円程度で購入できるため、お試しで骨抜きを使ってみたい人にぴったり。いずれも丈夫なステンレスで作られているので、耐久性が高く長く使えてコスパも良好です。
分解できるプライヤー型がおすすめな「室本鉄工(メリー)」
「室本鉄工」は、大阪に本社を構える作業工具メーカー。自社ブランド「メリー」シリーズからプライヤー型の骨抜きを販売しています。刃先が極細で、骨取り作業中に魚の身を傷つけずにくいのが特徴。分解して洗えるのでお手入れもしやすく、清潔に使える骨抜きをお求めの人におすすめです。
刃先の種類やサイズが充実している「遠藤商事」
レストランやホテル向けの厨房用品メーカー「遠藤商事」からは、業務用のピンセット型骨抜きが販売されています。関東型・関西型・柳刃の各タイプを取り揃え、サイズ展開も充実。500~1,000円程度で購入できるので、プロ向けの商品をリーズナブルに買いたい人は要チェックです。
アンケート調査:購入した骨抜きについて(2023年)
Picky’sでは骨抜きに関するアンケート調査を行いました。購入したタイプと価格帯をグラフにしています。
質問①:どのような骨抜きを購入して使っていますか?
質問②:購入した、購入予定の骨抜きの価格帯を教えてください。
調査対象:魚を捌く時に骨抜きを使用すると回答した20代から70代までの男女 有効回答数:220名 調査機関:自社調査 調査期間:2023/2/7〜2023/2/14 ※Web媒体にて本アンケートを引用される場合、出典を明記した上で、本記事へのリンクをお願いいたします。
骨抜きの上手な使い方
せっかくお気に入りの骨抜きを手に入れても、慣れないうちはなかなか上手く抜けないもの。上達への近道は、ちょっとしたコツを掴むことです。基本的な骨抜きの方法を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
- 使い方のタイトル
- STEP.1まな板に置く頭が付いていた方、または身が厚い方を右(左利きの場合は左)にして魚の切り身をまな板に置きます。
- STEP.2骨を探る身の中央、中骨付近を指で触り、骨を探り当てます。
- STEP.3骨を引き抜く骨抜きで骨を掴み、真っ直ぐではなく斜め上の方向に引き抜きます。
- STEP.4骨の周りを押さえる太い骨の場合は、骨の周りを指で押さえながら抜くときれいに抜けます。
編集部
近森光雄
関連記事:【安いサービスも】魚のサブスクおすすめ14選!調理済みから未処理の魚まで幅広く紹介
骨抜きの関連商品
下ごしらえ作業に便利な「キッチンバサミ」
魚や肉、野菜のちょっとした下ごしらえに便利なキッチンバサミ。包丁とまな板を出さずに作業できるので、料理の時短に繋がり洗い物も減らせます。しっかり手入れすれば長く愛用できるので、料理をラクにしたい人は1本は持っておきましょう。
関連記事:【料理の時短に】キッチンバサミおすすめ28選|100均との違いや分解洗い・食洗機対応も
おうちで職人の腕を再現できる「刺身包丁」」
骨抜きを買うならぜひ一緒に刺身包丁も新調してみましょう。専用の刺身包丁を使うと切り口がなめらかで舌触りもよくなり、スーパーの魚でもプロの職人の味に。安いものなら1,000円台で購入できるので、魚料理が好きな人はチェックしてみてくださいね。
焼き魚好きにおすすめの「フィッシュロースター」
焼き魚が大好物な家庭には、フィッシュロースターがあると便利です。煙やにおいを抑えながら焼くことができ、表面がパリッとした焼き上がりは美味しさバツグン!両面焼きやタイマー・燻製モードなど機能も豊富で、使い方次第では魚料理の腕前が格段にアップしますよ。
関連記事:【本当に美味しく焼ける】フィッシュロースターおすすめ12選|絶品ステーキレシピ・パナソニック
骨抜きのよくある質問
骨抜きはどこで売っていますか?
ダイソーやセリアなどの100均で骨抜きは売っていますか?
市販のピンセットで骨抜きの代用は可能ですか?
おすすめ骨抜きまとめ
この記事では、骨抜きの種類や選び方、おすすめの人気商品ランキングを中心にお届けしました。最後に、選び方のポイントをもう一度おさらいしてみましょう。
- 手軽に使えてリーズナブルな商品が欲しい人は「ピンセット型」
- 魚を捌く機会が多く、手に負担をかけたくない人は「プライヤー型」
- ピンセット型は刃先が広くて噛み合わせがよいものがおすすめ
- プライヤー型は分解できるタイプを選ぶと手入れが簡単
今まではどれも同じように見えていた骨抜きも、全長・刃先の幅・刃先の形状などさまざまな違いがあることがわかりましたね。この記事を参考にぜひお気に入りの1本を見つけて、魚料理の腕を上げましょう。
関連記事:【衛生的で使いやすい】まな板おすすめランキング30選!プロ愛用の人気商品も
記事にはリサーチ時点の情報を掲載しています。商品・サービスの詳細や料金が変わってしまう場合もございます。最新情報は、各ECサイト・販売店・メーカーサイトをご確認ください。