家庭で本格的にパン作りを楽しむなら、一度にたくさんのパン生地が作れるパンこね機がおすすめです。パン作りでもっとも力が必要な、こねる作業を機械に任せられるのでとってもラクチン。最近は、うどん・餅・ピザ生地なども作れるモデルが多く登場しており、一台あれば料理の幅が広がります。
しかし、パンこね機は家庭向けから業務用までさまざまな種類が販売されていて、どれを選べばいいのか悩んでしまいそう。また、ホームベーカリーとの違いなども気になるところです。
この記事では、パンこね機の種類や選び方、おすすめのメーカーなどの情報を徹底解説。記事の後半では、最新の売れ筋商品をランキング形式で紹介しています。パンこね機に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を監修した専門家
東京駒込にて自家製酵母パン教室『Orangerie』を主宰。
ひとつのメニューで86人のキャンセル待ちがでる人気メニューなどが多数ある。のべ1.1万人以上にレッスン。
✔︎パンがすぐに固くなる
✔︎家庭用のオーブンなので諦めている
✔︎どこを改善すればより良くなるか分からない
などの悩みを解決。
現在はレッスンを通信講座・オンラインへ一部移行し、国内だけでなく海外からの受講生も多数。
『日本一やさしい本格パン作りの教科書』(秀和システム)『本格パン作り大全』(世界文化社)著者。近著に『トースターで作れる!おうちで簡単本格パン』がある。
目次
パンこね機とホームベーカリーは何が違うの?
パンこね機をまだ使ったことがない人のなかには、「そもそもパンこね機って何?ホームベーカリーとどう違うの?」という疑問もあると思います。パンこね機とは、パンの生地をこねることに特化した調理家電のこと。対してホームベーカリーは、生地こね・発酵・成形・焼き上げまでの工程を一度に行えるのが特徴です。
せっかく買うなら焼き上げまでこなせるホームベーカリーの方がよいという意見もあるでしょう。しかし、ホームベーカリーとパンこね機では、一度に作れるパン生地の量が違います。ホームベーカリーが最大250~300g程度の粉に対応しているのに対し、パンこね機は600~1,000g以上の粉をこねられるのです。
また、パンこね機のなかには、うどん・そば・餅などをこねられるものや、生クリームやメレンゲの泡立てができるものがあります。パン作りだけでなくさまざまなレシピに活用できることも、パンこね機ならではの魅力です。
ホームベーカリー | パンこね機 | |
できること | こねる・発酵・成形・焼き上げ | こねる・発酵 |
一度に作れる生地の量 | 最大250~300g | 最大500~1kg以上 |
作れるもの | パン生地・うどん・餅など | パン生地・うどん・餅・生クリームの泡立て・メレンゲなど |
パンこね機専用ではないになるアイテムはある?
パンこね機は安いものでも3万円以上するため、別のアイテムを使用できないかと考える人もいると思います。
結論からいうと、フードプロセッサーやスタンドミキサーを使用することは可能です。ただし、あくまでもパン生地作りをメインとしたアイテムではない点は留意しておきましょう。また、これらの製品では一度に少量しか作れないので、多めの粉で本格的にパン作りをしたい人にはパンこね機の導入をおすすめします。
フードプロセッサーを使用する場合
パンこね機の代わりにフードプロセッサーを購入するなら、必ずパンこね用の羽根が付いている機種を選んでください。パン生地は重くて弾力があるため、普通の刃では負荷がかかりやすく、故障の原因になってしまいます。
フードプロセッサーは、パンこね以外にもさまざまな調理ができるのがメリット。パンを作る頻度が少ない人は、日常的に使えるフードプロセッサーの方が向いているかもしれません。
スタンドミキサーで代用する場合
スタンドミキサーでもパン生地が作れるモデルがあります。ただし、生クリームやメレンゲを泡立てる用途で販売されているものは、パンこねには不向きです。スタンドミキサーを使用するのであれば、キッチンエイドのようなパン生地作りを得意とする商品を選びましょう。
具体的な見分け方として、パンこねができるスタンドミキサーは生地作り専用のアタッチメントが用意されています。商品の説明をよく読んで確認しましょう。本記事のランキングでパン作りにも使えそうなスタンドミキサーも紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
松尾美香
生地をこねあげるのに、フードプロセッサーは数分、スタンドミキサーは10分くらい、パンこね機は20分くらいかかります。フードプロセッサーで作った生地は、焼き上がりが固くなりがちです。こねる時間が短い分だけ、発酵時間を増やしてあげると改善できます。
パンをよく作る人は生地をこねることに特化したパンこね機がおすすめですが、そうでない人は自分が普段の料理にも活躍できるものを選ぶと良いですね。
パンこね機の選び方
ここからは、パンこね機の選び方について解説していきます。初めて購入する人でも失敗しないよう、選び方でチェックしておきたいポイントをまとめてみました。一つずつ順番に紹介しますので、一緒に見ていきましょう!
一度にどのくらい作れる?「分量」でサイズ選ぶ
パンこね機には家庭向けのモデルと業務用としても使えるモデルがあり、一度に作れるパン生地の量もさまざまです。はじめにどれぐらいの分量を作りたいのかを考え、対応できる商品を選びましょう。
少量なら600gまで作れる「家庭用」で十分
家庭向けに販売されているパンこね機は、一度に作れる粉の量が600gまでのものが多くあります。少量のパン生地を作りたい人なら、粉の容量が600g以下のモデルがおすすめです。少量といえども、600gの粉はロールパンならおよそ10~12個分なので、家庭で作るには十分でしょう。
たくさん作りたい人は1kg以上の「業務用」がおすすめ
家族の人数が多い人や、一度にたくさんの量をこねたい人であれば、1kg以上の粉をこねられる業務用のパンこね機がおすすめです。なかには2kg以上の粉に対応できるモデルもあるので、必要に応じて選んでみてください。
ただし、大容量モデルには粉の量が最低でも400~500g以上必要なものがあります。少しの量を作りたい人には不向きなので、注意が必要です。
使いやすさを左右するポットの素材を選ぶ
パンこね機を選ぶときは、ポットの素材にも注目しましょう。一般的に使われているのは、ステンレス製とプラスチック製の2種類。それぞれの特徴を理解して、自分に合うタイプを選ぶことが大切です。
丈夫で手入れがしやすい「ステンレス製」
ステンレス製のポットは、頑丈で衝撃に強いのが特徴。万が一落とした場合も壊れにくく、錆びにも強くてお手入れがしやすいことから、使用頻度が高い人におすすめです。表面にふっ素加工が施されているタイプなら、生地がくっつきにくくラクに取り出せます。
扱いやすくうどんも作れる「プラスチック製」
プラスチック製のポットは、軽くて取り扱いしやすいのが魅力。半透明で中の様子が見えるため、生地の状態を確認できるのがメリットです。また、表面にエンボス加工が施されていて凹凸があるため、水分量の少ないうどんやベーグルなどの生地づくりに向いています。
内釜or外釜?釜の方式をチェック
パンこね機には、生地をこねるポットが埋め込まれている「内釜式」と、外付けされている「外釜式」の2種類があります。それぞれの特徴をまとめてみましたので、選ぶ際の参考にしてみてください。
収納しやすくほこりも防げる「内釜式」
ポットが埋め込まれている内釜式は、かさばりにくく省スペースで収納できるのがポイント。見た目もスッキリしていて、狭いキッチンでも圧迫感を抑えられます。蓋を閉めたまま収納できるため、ほこりが入り込まない点も魅力です。
一方、内釜式は内部にモーターの熱がこもりやすく、生地の温度が上がりやすいデメリットも。夏場に使用する場合は、こまめな温度管理が必須です。
熱の影響が少なく温度調整がしやすい「外釜式」
外釜式のパンこね機は、ポットにモーターの熱が伝わりにくいため、温度調整が非常に簡単です。生地の過発酵や水分の蒸発を防げるので、パン生地作りに慣れていない初心者にぴったり。パンこね機を連続で使用したい人にもおすすめです。
ただし、外釜式はかさばりやすく、収納しづらいデメリットがあります。また、蓋がないタイプはほこりが溜まりやすいため、カバーをかけるなどして対応しましょう。
松尾美香
内釜式は仕込み水(水分)を冷たい状態のものを使用することで対応ができます。
モーターの熱でバターが溶け出ると、パサパサしたパンになりがちです。多めに入れるときはバターを入れる前にしっかりこねておき、バターを入れて混ざったらストップします。また生地を一度出して、バターを手で混ぜ込むと美味しいパンに仕上がりになります。
より美味しく作るなら機能性にも注目しよう
パンこね機にはさまざまな機能が搭載されており、上手く活用することでより簡単で美味しい生地作りが楽しめます。あると嬉しい便利機能を以下にまとめてみました。
生地の様子を見ながらこねられる「スピード切り替え機能」
スピード切り替え機能が搭載されているモデルは、生地の状態に合わせてこねる速度を変更できて便利です。こね始めは粉が飛び散りやすいのでゆっくり、生地がまとまってきたら速度を上げるときれいにまとまります。
速度の調整は、2段階・5段階・無段階など機種によってさまざま。生地作りのみで使用するなら2段階でも十分ですが、生クリームや卵白を泡立てるなら微調整できるタイプを選びましょう。
松尾美香
うどんや餅も作りたい人は羽根の種類をチェック
パンこね機に付属する羽根の種類もチェックしましょう。パン生地以外にうどんや餅をこねたい人は、対応しているモデルを選ぶ必要があります。
また、機種によっては数種類の羽根を付け替えながら使用できるものも。ケーキ生地用の羽根や生クリームの泡立て用などがあるので、用途に合わせて選んでくださいね。羽根が別売りの場合もあるので、購入時の確認を忘れずに。
タイマーの設定方法も確認しておこう
パンこね機に搭載されているタイマーには、「アナログ方式」と「デジタル方式」の2種類があります。
アナログ方式は、昔ながらの手でツマミを回して設定するタイプで、直感的に操作しやすいのがポイント。反対に、タッチパネルなどの操作に慣れている人にはデジタル方式がおすすめです。
また、デジタル方式のモデルには、コースメニューが搭載されているものがあります。粉をセットするだけで一次発酵までを自動で行えるので、より簡単にパン生地を作りたい人はチェックしてみましょう。
安いVS 高い!パンこね機の比較
ここまでパンこね機の種類や機能について説明してきましたが、値段が購入の決め手になる人も多いと思います。
そこで、この記事で紹介するおすすめのパンこね機の中から、安いモデルと高いモデルを一点ずつ選定し、特徴や機能を比較してみました。価格による違いを見ていきましょう。
安いパンこね機の特徴(34,800円のモデル)
安いモデルの代表は、大正電機の「レディースニーダー KN-30」です。一度に300~600gの粉を投入でき、パン生地をこねるのはもちろん、発酵・ガス抜きまでの工程がこの一台でこなせます。うどんや餅用の羽根が付属しているのもポイントです。
注意したいのは、ケーキ生地や生クリームの泡立てなど、お菓子作りに便利な機能が搭載されていないこと。パン生地作りに特化したモデルなので、シンプルに使いたい人におすすめです。
- できるだけ購入費用を抑えたい人
- シンプルにパン生地作りのみ行いたい人
- 少量のパン生地を作りたい人
高いパンこね機の特徴(111,000円のモデル)
高いモデルの代表は、日本ニーダーの「パンニーダー PK2025」です。業務用として販売されているモデルで、一度に2,500gまでの粉をこねられるのが特徴。食パンなら約10斤分の生地を作れます。
5段階のスピード調整や好みの時間設定を記憶できる「プログラム機能」など、機能面が充実していることもポイント。さらにポット温度の表示機能が付いており、生地の温度調整が容易に行えます。プロの仕上がりを目指したい人におすすめの一台です。
- 一度にたくさんのパン生地を作りたい人
- お店用にパンやケーキを焼きたい人
- 機能が充実している本格的なモデルが欲しい人
安いモデル | 高いモデル | |
販売価格 | 34,800円 | 111,000円 |
一度に作れる量 | 300~600gまで | 600~2,500gまで |
スピード切り替え | 不可 | 5段階 |
タイマー方式 | アナログ方式 | デジタル方式 |
羽根の種類 | 2種類 | 1種類(別売りで3種有り) |
その他機能 | – | 温度表示・プログラム機能など |
安いモデルと高いモデルを比べてみましたが、双方の大きな違いは一度に作れる生地の量。たくさんの生地をこねたい人には、業務用の大容量タイプがおすすめです。
また、価格に比例して機能も充実しています。家庭でパン作りを楽しむだけなら安いモデルで十分ですが、本格的なパン生地作りにチャレンジするなら、高いモデルを買って損はないでしょう。
松尾美香
また業務用のこね機で大容量をこねても、オーブンが小さければたくさん焼けません。お持ちのオーブンが一度にどのくらい焼けるかを考慮して選ぶ必要もあります。
専門家おすすめのパンこね機
この記事を監修した松尾美香さんおすすめのパンこね機をご紹介します。
パワーハブにより、ミキサーがキッチンの主役に変身!
お店で使用されている業務用スタンド型ミキサーに一番近い形です。モーターが上部にあるので、生地の温度が上がりすぎず理想の生地温度でこね上げることができます。バターの多い生地には最適です。
材料を入れてから、混ぜる・こねるの作業をスピードを変えて行うことができます。フックにきちんと生地が引っかかり、生地全体をしっかりこねることができるのでおすすめです。
持ち運ぶには重量がありますが、その分安定してこねることができます。
またお料理やお菓子作りにも適しているので、使用範囲が広がって活躍することが多いです。
サイズ | 36×22×35cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 13.18kg |
一度に作れる量 | バター使用のパン生地(強力粉使用):生地で520~1040g |
ポットの素材 | ステンレス |
釜のタイプ | スタンドミキサータイプ |
速度切り替え | 10段階 |
羽根の種類 | 3種類 |
タイマー方式 | - |
パンこね機おすすめ人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | サイズ | 重量 | 一度に作れる量 | ポットの素材 | 釜のタイプ | 速度切り替え | 羽根の種類 | タイマー方式 | |
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日本ニーダー パンニーダー PK660D | 楽天市場¥34,700 AmazonYahoo! | 36.7×23×32.3cm(幅×奥行×高さ) | 5.5kg | 250~600gまで | プラスチック | 外釜方式 | 無段階 | 1種類 | ダイヤル方式 | |
大正電機 レディースニーダー KN-1000 | 楽天市場¥44,500 AmazonYahoo! | 37×27×30cm(幅×奥行×高さ) | 9.5kg | 400~1,000gまで | スミフロン加工 | 内釜方式 | 不可 | 1種類 | アナログ方式 | |
日本ニーダー パンニーダー PK1012plus | 楽天市場¥52,880 AmazonYahoo! | 27.4×37.5×38.7cm(幅×奥行×高さ) | 5.2kg | 300~1200gまで | ステンレス | 外釜方式 | 5段階 | 2種類 | デジタル方式 | |
大正電機 レディースミキサー KN-1500 | ¥46,200 楽天市場AmazonYahoo! | 37×27×31cm(幅×奥行×高さ) | 9.8kg | 400~1,000gまで | テフロン加工 | 内釜方式 | 不可 | 2種類 | デジタル方式 | |
大正電機 レディースニーダー KN-30 | 楽天市場¥37,000 AmazonYahoo! | 37×27×24.m(幅×奥行×高さ) | 8.5kg | 300~600gまで | テフロン加工 | 内釜方式 | 不可 | 2種類 | アナログ方式 | |
日本ニーダー パンニーダー PK2025 | 楽天市場確認中 AmazonYahoo! | 30.6×40.4×44.3cm(幅×奥行×高さ) | 8kg | 600~2,500gまで | ステンレス | 外釜方式 | 5段階 | 1種類 | デジタル方式 | |
キッチンエイド スタンドミキサー KSM150 | 楽天市場¥46,700 AmazonYahoo! | 22×36×35cm(幅×奥行×高さ) | 10.2kg | 520~1,040gまで | ステンレス | スタンドミキサータイプ | 10段階 | 3種類 | - | |
ROOMMATE パーフェクト2wayミキサー RM-80A | 楽天市場確認中 AmazonYahoo! | 28×18×31cm(幅×奥行×高さ) | 1.2kg | - | ステンレス | スタンドミキサータイプ | 5段階 | 2種類 | - | |
KALELAISU スタンドミキサー | 楽天市場¥37,999 AmazonYahoo! | - | - | 3,000gまで | ステンレス | 外釜方式 | 7段階 | 4種類 | アナログ方式 |
パンこね機おすすめ人気ランキング9選
4種のアタッチメントでさまざまな調理が可能。動作音も控えめ
一度に3,000gまでの粉をこねられる、業務用のスタンドミキサーです。4種類のアタッチメントと7段階の速度調整機能により、生地の攪拌やひき肉のすり潰し、生クリームの泡立てなどさまざまな調理が可能。一台で何通りもの使い方ができる優れものです。
1200Wのハイパワーで力強く生地をこねることができ、静音仕様なので動作温は控えめ。過熱防止機能が搭載されていて、本体が熱くなりすぎたときは自動停止するなど、安全面にも配慮されています。
海外製品でレビューの投稿がまだない商品ですが、一度に大量の生地をこねたい人はチェックしてみてくださいね。
サイズ | - |
---|---|
重量 | - |
一度に作れる量 | 3,000gまで |
ポットの素材 | ステンレス |
釜のタイプ | 外釜方式 |
速度切り替え | 7段階 |
羽根の種類 | 4種類 |
タイマー方式 | アナログ方式 |
ハンドミキサーにもなる2way仕様。お菓子作りにもおすすめ
少量のパンを作りたい人におすすめしたい、ミニサイズのスタンドミキサーです。ミキサー本体を取り外せばハンドミキサーにもなる2way仕様で、メレンゲや生クリームの泡立てもお手のもの。パンもお菓子も作りたい人に適しています。
回転スピードを5段階で調整でき、ゆっくりこね始めてから徐々にスピードをあげて生地をまとめることが可能。ひき肉の混ぜ込みにも使えるので、ハンバーグやソーセージの下ごしらえもバッチリです。
出力数が100Wとパワー不足は否めませんが、3,000円台で気軽に購入できるモデルなので、安いパンこね機が欲しい人は手にとって見てくださいね。
サイズ | 28×18×31cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 1.2kg |
一度に作れる量 | - |
ポットの素材 | ステンレス |
釜のタイプ | スタンドミキサータイプ |
速度切り替え | 5段階 |
羽根の種類 | 2種類 |
タイマー方式 | - |
10段階の速度調整付き。おしゃれなデザインにも注目
せっかく買うなら料理やお菓子作りにも使えるアイテムが欲しい!という人におすすめしたい、スタンドミキサーです。3種類のアタッチメント付きで、パン以外にもケーキ生地やうどん生地、生クリームの泡立てなどさまざまな調理が可能。さらにフードグラインダーも標準装備で、お肉のミンチやフルーツの生絞りもこなせます。
また、10段階の速度調整機能も注目したいポイント。ゆっくりとしたかき混ぜから高速での攪拌まで容易に行えるほか、ボウル内の最大59箇所をタッチしながら均一に生地を混ぜ込みます。
スタイリッシュなデザインも魅力なので、おしゃれなキッチンを目指したい人は要チェックですよ!
サイズ | 22×36×35cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 10.2kg |
一度に作れる量 | 520~1,040gまで |
ポットの素材 | ステンレス |
釜のタイプ | スタンドミキサータイプ |
速度切り替え | 10段階 |
羽根の種類 | 3種類 |
タイマー方式 | - |
大容量のパン生地が作れる業務用モデルで本格的なパン作りに挑戦!
最大2,500gまでのパン生地をこねることができる、大容量タイプのパンニーダーです。業務用に開発されており、お店を経営している人やプロユースのアイテムが欲しい人に最適!モーターの熱がこもらない外釜方式なので、長時間の連続使用もOKです。
こね・発酵・ガス抜きなどのメニューはすべてデジタルパネルで操作でき、工程ごとにタイマー設定が可能。お気に入りの時間設定を登録すれば、次回からの使用がラクチンです。特許取得のこね羽根により、グルテンを壊すことなく手ごねのような力強く生地に仕上げてくれますよ。
業務用ながらコンパクトで扱いやすいサイズなので、家庭で本格的なパン作りにチャレンジしたい人は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
サイズ | 30.6×40.4×44.3cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 8kg |
一度に作れる量 | 600~2,500gまで |
ポットの素材 | ステンレス |
釜のタイプ | 外釜方式 |
速度切り替え | 5段階 |
羽根の種類 | 1種類 |
タイマー方式 | デジタル方式 |
低価格ながら一台で生地作りをすべて任せられる優れもの
大正電機のパンこね機の中でもっとも安価で手に取りやすいモデルです。パン生地をこねることに特化していてケーキやお菓子作り向けのメニューはありませんが、そのぶんシンプルに使いたい人におすすめ。羽根が2つ用意されており、うどんやお餅も作れるのが嬉しいポイントです。
「混ぜる・こねる・たたく」に加え、「発酵・ガス抜き」の工程がすべて行えるため、生地作りを機械に任せて成形だけ楽しみたい人にもぴったり。5分刻みのタイマー付きで細かな時間調整がしやすく、終了時刻をチャイムで知らせてくれるので過発酵を防止できます。
予算を抑えてパンこね機を購入したい人は、手に取ってみてくださいね。
サイズ | 37×27×24.m(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 8.5kg |
一度に作れる量 | 300~600gまで |
ポットの素材 | テフロン加工 |
釜のタイプ | 内釜方式 |
速度切り替え | 不可 |
羽根の種類 | 2種類 |
タイマー方式 | アナログ方式 |
ワンタッチでパン生地が完成するコースメニューが便利
ハイパワーモーターを搭載し、力強いこねで安定したパン生地作りができるパンこね機。パワフルながらも静音仕様なため、早朝や深夜に作業したい人に向いています。
パン生地・ケーキ生地・粉合わせの3コースが用意されており、ボタンを押すだけで操作できるのも嬉しいポイント。パン生地コースの場合は、こね終わった後に自動で発酵モードに移動します。デジタルタイマーで残り時間が確認しやすく、終了後はブザーで知らせてくれる親切設計も魅力です。
最大1000gまでの粉を一度にこねられるので、たくさんパンを焼きたい人は選んでみてくださいね。
サイズ | 37×27×31cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 9.8kg |
一度に作れる量 | 400~1,000gまで |
ポットの素材 | テフロン加工 |
釜のタイプ | 内釜方式 |
速度切り替え | 不可 |
羽根の種類 | 2種類 |
タイマー方式 | デジタル方式 |
少量から大容量まで自由に作れる一台。軽量で持ち運びがラクチン
「少しだけ焼きたい日もあれば、大量に作りたいときもある」という人は、本商品をチェックしてみてください。300gから1,200gまでの容量に対応しているため、日によって作る量が変わる人に最適。大容量タイプは最低500~600g以上必要なものが多いので、少数から作れるモデルは貴重です。
外釜方式ながらもコンパクトな作りで、省スペースで設置できるのもよいところ。さらに5.2kgと軽量で持ち運びがしやすく、使わないときは収納しておきたい人におすすめです。
鏡面仕上げのステンレスポットは高級感があり、お手入れもラクチン。大容量で扱いやすいアイテムが欲しい人は、候補に入れてみてください。
サイズ | 27.4×37.5×38.7cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 5.2kg |
一度に作れる量 | 300~1200gまで |
ポットの素材 | ステンレス |
釜のタイプ | 外釜方式 |
速度切り替え | 5段階 |
羽根の種類 | 2種類 |
デジタル方式 | デジタル方式 |
最大1,000gまで対応可能。シンプルに使える操作感が魅力
400gから最大1,000gまでの粉に対応可能な、大正電機のパンこね機です。ダイヤル式のタイマーを操作するだけの簡単操作で、誰にでも扱いやすいのがポイント。ECサイトの口コミでも、シンプルで使いやすいとの声が複数寄せられています。
生地をこねた後はモーターの熱を利用して発酵までの工程を行えるので、生地を別容器に移す手間がかかりません。発酵時間もタイマーで管理でき、終わったらチャイムでお知らせしてくれます。
場所を取らない内釜方式を採用し、埃よけの蓋も付いているため、そのままキッチンに出しっぱなしでもOK。蓋はパット代わりになるので、パンの成形をするときに活用しましょう。
サイズ | 37×27×30cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 9.5kg |
一度に作れる量 | 400~1,000gまで |
ポットの素材 | スミフロン加工 |
釜のタイプ | 内釜方式 |
速度切り替え | 不可 |
羽根の種類 | 1種類 |
タイマー方式 | アナログ方式 |
低価格でコスパ最強!特許取得の羽根で丁寧にこねあげる
最低250gから生地作りができるため、少量のパンを焼きたい人にぴったり!特許を取得した独自のこね羽根を採用しており、生地を切らないよう丁寧にこねあげます。レーズンやくるみなどの副材料を一緒にこねれば、潰すことなくキレイな混ぜ込みが可能です。
ポットがプラスチック製なので、中身の状態を確認しやすいこともポイント。ダブルエンボス加工により表面の凹凸で生地が滑りにくく、うどんやお餅の生地作りも容易です。
このほか、無段階のスピード調整機能や、DCモーターを搭載して動作音を抑えられるなど、機能面は申し分ありません。3万円台で購入できるので、コスパのよさで選びたい人は買いの一択でしょう。
サイズ | 36.7×23×32.3cm(幅×奥行×高さ) |
---|---|
重量 | 5.5kg |
一度に作れる量 | 250~600gまで |
ポットの素材 | プラスチック |
釜のタイプ | 外釜方式 |
速度切り替え | 無段階 |
羽根の種類 | 1種類 |
タイマー方式 | ダイヤル方式 |
パンこね機のおすすめ人気メーカー
外釜方式で過発酵を防げる「日本ニーダー」
日本ニーダーは神奈川県に本社を構えるパンこね機の専門メーカーです。家庭向けから業務用まで4タイプのパンこね機をラインナップしており、いずれも外釜方式を採用しているのが特徴。モーター熱の上昇を抑えながらこねるため、生地の温度が上昇することなく過発酵を防げるメリットがあります。
家庭向けにおすすめのパンこね機は「パンニーダー PK660D」。250gの粉からこねられるので、少量のパンを焼きたい人でも使いやすいのがポイントです。パン生地以外にも、うどんや生パスタ、餃子の皮などに活用できるので、料理のレパートリーを増やしたい人はチェックしてみてください。
コンパクトで収納しやすい「大正電機」
1975年よりパンこね機を販売しているのが、大阪を拠点とする大正電機です。家庭でも気軽に美味しいパン作りが楽しめることをコンセプトとしていることから、家庭向けの商品が多いのが特徴。高いモデルでも50,000円以下で購入できるお手頃感が魅力です。
大正電機のパンこね機は、すべての商品に内釜方式を採用。コンパクト設計で場所を取らずに設置できることから、キッチンが狭い人にぴったりです。ポットはふっ素加工が施されていてお手入れがしやすく、低価格で扱いやすいアイテムが欲しい人にも適しています。
スタンドミキサータイプを選ぶなら「キッチンエイド」
キッチンエイドは、1919年に創業したアメリカのキッチンウェアブランド。ミキサー業界では世界シェアNo.1の実績があり、スタンドミキサーといえばキッチンエイドと言われるほど高く支持されています。
もとからパンをこねる機械として登場したスタンドミキサーだけあって、パン生地をこねる性能は折り紙つき。4.8Lの大容量ボウルを搭載し、ロールパンなら最大26個分の生地を一度にこねられます。スタイリッシュなデザインも魅力で、キッチンをおしゃれに格上げしてくれるでしょう。
松尾美香
釜タイプのこね機は、こね上がったあとに台に出して、ちょっとだけ手でこねてあげると更に美味しい生地に仕上がります。こね機でこねた生地はしっかりとしたグルテンができています。手で数回生地を押すだけなので、台や手に生地が付くことがほとんどありません。ちょっと一手間かかりますが、ぜひ試してみてください。
パン生地をこねる以外の機能がついているものも多くありますので、自分がどのような料理をするのかも含めて選ぶのもいいかもしれません。
パンこね機の関連商品
焼きたての食パンを楽しめる「ホームベーカリー」
食パンをメインで作りたいのであれば、ホームベーカリーがおすすめです。材料を投入するだけで、生地のこねあげから発酵、焼き上げまでを自動で行うのでとっても便利。予約機能を使って夜寝る前にセットすれば、朝起きたときに焼きたての食パンが食べられますよ。
手早く簡単にパン生地が作れる「フードプロセッサー」
フードプロセッサーのなかには、パンこね用のアタッチメントが付いているものがあります。発酵まではできませんが、生地をこねるだけなら手ごねよりも早くて簡単に作れるのでおすすめです。普段から料理をする人は、一台あると重宝するでしょう。
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その他の関連アイテム
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パンこね機のよくある質問
パンこね機はどこで売っていますか?
確実に購入するなら、Amazonや楽天などのネット通販をおすすめします。
中古のパンこね機はどうですか?
おすすめパンこね機まとめ
この記事では、パンこね機の選び方やおすすめのメーカー、売れ筋商品ランキングなどの情報を中心にお届けしました。最後に、選び方のポイントをもう一度おさらいしてみましょう。
- 少量を作るなら600g以下、たくさん作りたい人は1kg以上の容量を選ぶ
- 使用頻度が高い人には丈夫なステンレス製ポットがおすすめ
- 生地の様子を確認しながら使いたいならプラスチック製を選ぶ
- 収納や温度調整のしやすさを考えて内釜or外釜を選ぶ
- スピード切り替えやタイマーなど機能面もチェック
☆この記事の監修者:松尾美香「松尾美香の自家製酵母パン教室Orangerie」
なお、今回はパンこね機について詳しく紹介しましたが、Picky’s(ピッキーズ)では、暮らしに役立つキッチン家電・用品をほかにもたくさん紹介しています。興味のある人は、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
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