自宅で喫茶店の味を再現でき、コーヒー豆の豊かな風味を引き出せる「サイフォン」。おしゃれな器具を使って、美味しいコーヒーを飲んでみたいと思う人は多いでしょう。
しかし、サイフォンは種類が豊富で、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。そもそも、サイフォン自体初めてなので、仕組みや使い方がよくわからない、上手にコーヒーを淹れられるか不安だと感じる人も。
そこでこの記事では、初めてサイフォンを購入する人にも分かりやすく、サイフォンの仕組みや選び方を詳しく解説していきます!さらに、おすすめのサイフォン12選をランキング形式で紹介します。
初心者でも使いやすいシンプルなものや、お店で使われている業界の定番品など、売れ筋のサイフォンを徹底調査しました。ぜひ最後までご覧ください!
この記事を監修した専門家
目次
サイフォンはめんどくさい?それでも人気の理由は「ブレない味」!
サイフォンとは、コーヒーを抽出する器具です。サイフォン式で抽出するために必要な道具の一つに、フラスコのような形のガラス器具があり、その器具自体を「サイフォン」と呼びます。
サイフォンでコーヒーを淹れるためには、次のようなアイテムを使います。
- コーヒー粉を入れるガラス上部の「ロート」
- 水を入れるガラス下部の「フラスコ」
- フラスコを支える「スタンド」
- アルコールランプなどの「熱源」
少しめんどくさいと感じるかもしれませんが、コーヒーの味や風味がブレないと、コーヒー好きの間では不動の人気を誇るアイテムなんですよ。
どういうことなのか、サイフォンとドリップの違いを具体的に見ていきましょう。
サイフォンとドリップの違いは?
価格 | メリット | デメリット | |
サイフォン | 数千円〜1万円前後 |
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ドリップ | 3,000円前後 |
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サイフォンとドリップで一番違うのは「温度」です。ドリップはポットからお湯を注ぐので、その間にお湯の温度が下がり、豆の香りを十分に引き出せません。
サイフォンなら、フラスコ内で沸騰したお湯がダイレクトに豆に伝わり、豆本来の豊かな風味を堪能できます。休日にゆったりとコーヒータイムを設けたい人や、来客用にコーヒーを出したい人はサイフォンがおすすめです。
一方、手軽さ重視の人はドリップを選びましょう。ドリップに必要なのは、ペーパーフィルター・コーヒーサーバー・ドリップポットなど。一式セットになっていても、3,000円前後で購入できます。仕事の休憩時間にちょっとコーヒーを飲みたい時、朝に時間をかけずコーヒーを作りたい時はドリップがおすすめです。
every coffeeひろ
サイフォンの浸漬法ではコーヒー粉がお湯に浸かってしまうため、コーヒー粉とお湯の接触時間が長く、コーヒー豆の悪い味も抽出されやすくなります。ですので、サイフォンを使うときは質の高いコーヒーを選ぶとよりおいしくいただけます。
編集部
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サイフォンの選び方
サイフォン選びで失敗しないために、おすすめの選び方を4つご紹介します!
- 自分に合った容量のものを選ぶ
- 熱源の種類で選ぶ
- フィルターの種類で選ぶ
- 洗浄、メンテナンスのしやすさで選ぶ
それでは、順番に選び方のポイントを確認しましょう。
容量は「1~5杯」から自分に合ったものを選ぼう
サイフォンの容量は「1〜5杯」の中から選べます。家族の人数やコーヒーを飲む頻度によって、自分に合ったものを選びましょう。
一人暮らしにおすすめ「1~2杯用」
一人暮らしやパートナーとの二人暮らしには、1〜2杯用(140ml〜240ml)でOK。5杯用などの容量の大きなものに比べて抽出に時間がかからず、忙しい朝にパパッとおいしいコーヒーを飲みたい方などにおすすめです。
デメリットは、熱源が選べない点と、容器が小さく洗いにくい点。一人用サイフォンは、付属の熱源しか対応していないことがあります。熱源をカスタムして、よりコーヒーにこだわりたい人は、続く「2〜5杯用」を選んでみてください。
家族で使うなら「2~5杯用」
家族でコーヒーを楽しむなら、容量の大きな2~5杯用(240ml〜600ml)がおすすめ。家族分のコーヒーを一度に作ることで、何度もお湯を沸かすといった面倒を避けられます。
大きなサイフォンは便利ですが、「濃さの調節が難しい」「抽出に時間がかかる」というデメリットもあります。濃いコーヒーが苦手な人は、豆の種類を変えたり、差し湯をしたりなど、飲みやすくする工夫をしましょう。
何度もコーヒーを淹れるのが面倒な方や、作り置きしたい方には「2〜5杯用」がおすすめです。
熱源の種類で、利便性や安全性が変わる
サイフォンは、熱源の種類で利便性や安全性が変わります。代表的な熱源は以下の4つです。
- アルコール式
- 電気式
- ガストーチ式
- ハロゲン式
それぞれメリット・デメリットやおすすめのシーンが異なるので、詳しく解説します!
人気で商品数が豊富「アルコール式」
サイフォンの加熱方式の中で、最もポピュラーなのが「アルコール式」です。発売されている種類も多く、好みのデザインを見つけやすいのがメリット。また、燃料用アルコールもドラッグストアなどで手軽に手に入れられます。
一方、エアコンや風の影響を受けやすく、アウトドアには向いていません。燃料がなくなるとコーヒーが淹れられなくなるため、燃料の補充を忘れず行いましょう。
豊富なデザインの中から選びたい方には、アルコール式がおすすめです。
保温やタイマーで便利「電気式(サイフォン式コーヒーメーカー)」
電気式(サイフォン式コーヒーメーカー)は、保温やタイマーといった、便利な機能を持つサイフォンです。仕事のブレイクタイムなど、自分の好きな時間にコーヒーを飲めるのが良い点。
サイフォンで作った美味しいコーヒーも、時間が経つと冷めて味が落ちます。保温機能やタイマー機能があれば、コーヒーが出来上がる時間をセットしたり、アツアツの状態をキープしたりできとても便利。作業のちょっとした合間にも、コーヒーを楽しみやすくなります。
電気式のデメリットは、細かな温度調節が苦手な点。全自動で加熱するため、繊細な温度調節ができません。温度にこだわるなら、続くガストーチ式がおすすめです。
家庭用のカセットコボンベも使える「ガストーチ式」
「ガストーチ式」は、家庭用のカセットボンベにも対応したサイフォンです。ガスを利用することで、屋外で利用しやすいのが最大の強み。
例えば、アウトドアだと着火のしやすさが気になりますよね。ガストーチ式なら、ワンタッチで点火可能。風の影響を受けやすいマッチやライターを使わずに済みます。火力調節もしやすく、抽出温度にこだわりたい人にもおすすめです。
編集部
デメリットは、アルコール式に比べて値段が高い点です。アルコールランプ単体は1,000円台で購入できますが、ガストーチ式のサイフォンは3,000円〜5,000円前後。
ガーデンパーティーなどで使うなら、屋外にも対応したガストーチ式がおすすめです。
インテリアとしても秀逸「ハロゲン式」
「ハロゲン(ビームヒーター)式」は、インテリアとしても秀逸な熱源です。ホームパーティーなどで、ビジュアルを重視したい人におすすめ。
ハロゲン式とは、ハロゲンランプから出される光の熱によって、フラスコを加熱する方法です。フラスコ全体が幻想的に光るので、コーヒーの抽出作業そのものを華やかにできます。
ハロゲン式は機能面も充実。ハロゲンランプの強さを調節すれば、コーヒーを保温することも可能です。
一方デメリットは、4つの熱源のうち最も高価なこと。熱源単体で20,000円〜50,000円以上するものもあります。予算に余裕があり、場を盛り上げたいと思っている人は、インテリアとしても優秀なハロゲン式を選択肢に入れてみてください。
編集部
メリット | デメリット | こんな人・シーンにおすすめ! | |
アルコール式 |
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電気式 |
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ガストーチ式 |
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ハロゲン式 |
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フィルターでコーヒーのコクや甘みが変わる
サイフォンは、使用するフィルターによって、コーヒーのコクや甘みが変わります。フィルターとは、豆をからコーヒー成分をろ過する重要なアイテムなので、フィルターの種類を知り、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
すっきりとした味わい「ペーパーフィルター」
ペーパーフィルターは、紙がコーヒーの油分を吸収してくれるので、すっきりとした味わいになります。使い捨てできるため、手軽に使いやすいのもポイントです。
常に補充しておく必要がありますが、価格は数百円と安いので、初心者でも気軽に始めやすいです。
コクを楽しみたい人に「金属フィルター」
ステンレス製の金属フィルターは、コクを楽しみたい人や長期的に使いたい人におすすめです。コーヒーの油分がフィルターに吸収されることなく抽出されるため、コーヒー本来の香りや味を引き出します。紙フィルターに比べると価格は高いですが、何度も洗って使えるため、長期的に見ると経済的です。
金属フィルターでの抽出は、コーヒー粉も落ちやすく、ザラッとした舌触りのコーヒーになります。なめらかな口当たりを求めている方には、次にご紹介する「ネルフィルター」がおすすめです。
ほんのりとした甘みも「ネルフィルター」
ネルフィルター(布フィルター)は、ほんのりとした甘みを楽しみたい人におすすめ。ネルフィルターは目が粗いので、コーヒーオイルを通しやすいのです。
ネルフィルターは、ニオイに敏感な人にも向いています。ペーパーフィルターは紙独特のニオイがコーヒーにうつってしまうこともあります。紙のニオイが気になる方は、布製のネルフィルターを試してみてください。
デメリットは、ペーパーフィルターに比べてお手入れが手間なこと。使い終わった後は、洗って、適切な保管をしなければなりません(お手入れ方法について詳しくは、記事後半で解説するので参考にしてみてください)。
コーヒーの甘みを楽しみたい人は、ネルフィルターがおすすめです。
コーヒーオイルとは、コーヒー豆に含まれる脂質のことです。目の粗いフィルターを使うと、コーヒーオイルが抽出されやすくなり、香りが良く甘いコーヒーが作れます。
洗浄・メンテナンスのしやすさも重要
サイフォン選びでは、洗浄やメンテナンスのしやすさも重要。ロートやフラスコの口元が広いと、スポンジが入りやすく洗うのが簡単です。
食洗機対応のサイフォンなら、洗っている最中に手が滑り、割れてしまうといったリスクを避けられます。
every coffeeひろ
安いVS高い!サイフォンの比較
「安いサイフォンは機能が低いの?」「高いものを選べば安心なの?」とお悩みの方のために安いモデル・高いモデルを比較しました。どちらが自分に合っているかチェックしましょう。
安いサイフォンの特徴(5,000円前後のモデル)
安く購入できるサイフォンの相場は5,000円前後です。この価格で国内有名メーカーの製品が買えます。部品が安く手に入りやすいのも嬉しいポイント。
一方、価格の安いサイフォンはアルコール式がほとんどなため、電気式やハロゲン式が欲しい方には向きません。「コーヒーをおいしく淹れられればOK」「価格の安いサイフォンから試してみたい」と考えている方は、5,000円前後のサイフォンで十分楽しめますよ。
- 初めてサイフォンを購入する人
- アルコール式・ガストーチ式のサイフォンが欲しい人
- 備品を安く揃えたい人
高いサイフォンの特徴(30,000円以上のモデル)
30,000円を超えるサイフォンは、熱源が「ハロゲン式」のビームヒーターとセットになっている場合がほとんどです。ビームヒーターのみでも20,000円を超えるものがあります。
温度調節が簡単で、好みの味に調整したい方におすすめです。火を使わないため、お子さんのいる家庭でも安心して使えます。喫茶店やカフェでプロも使用している製品なので、「より本格的なコーヒーを自宅で楽しみたい」「燃料の用意が面倒」と考えている方におすすめです。
値段の高いサイフォンや熱源は、見た目もおしゃれなものが多く、インテリアとしても活躍しますよ。
- より本格的なコーヒーを楽しみたい人
- 安全面が気になる人
- 燃料の用意が面倒な人
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専門家おすすめのサイフォン
この記事を監修した、every coffeeひろさんおすすめのサイフォンをご紹介します。
国内随一の耐熱ガラス工場をもつハリオだから安心
ハリオのサイフォンがおすすめ。サイフォンは布や紙のフィルターを使うので、関連商品の入手しやすさもポイントになってきます。また破損したりしたとき、スペアパーツも購入できるので、長く使えます。3杯用は多いと思われるかもしれませんが、実用容量:360mlなのでマグカップだと2杯分ぐらいでちょうどいいサイズです。
メーカー名 | HARIO(ハリオ) |
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本体サイズ | 幅16×奥行9.5×高35cm |
本体重量 | 0.775kg |
熱源 | アルコールランプ |
容量 | 360ml |
フィルター | ネル |
サイフォンおすすめ人気ランキング比較一覧表
サイフォンおすすめ人気ランキング12選
実験器具のような見た目の横式サイフォン
国内産には無い豪華な見た目が特徴の「Diguo(ディグ)」の横式サイフォン。フラスコとロートが横並びになっている珍しいタイプです。アンティークのインテリアのようで、見ているだけでも楽しいですね。
まるで科学実験をしているかのような気分で、コーヒータイムを過ごせます。「よくあるタイプのサイフォンには飽きた」と変わったデザインのサイフォンを求めている方におすすめです。
見た目のインパクトだけでなく、香り高く美味しいコーヒーが作れると、海外のコーヒー愛好家からも愛されています。
メーカー名 | Diguo(ディグ) |
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本体サイズ | 幅10×奥行23.5×高35.5cm |
本体重量 | 約2.3kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 500ml(3~4杯用) |
フィルター | ネル |
スタイリッシュなデザインが魅力のYama Glass
重厚感のあるスタンドデザインが人気な「Yama Glass」のサイフォン。インテリアとしても魅力的なサイフォンです。「どうせ買うならかっこいいデザインのサイフォンが欲しい」と探している方におすすめです。
一風変わったデザインも魅力的ですが、香りや風味をしっかり閉じ込めて抽出してくれる、真空度の高さも人気の秘訣です。見た目だけでなく、しっかり美味しいコーヒーを作れるサイフォンが欲しい方にもおすすめですよ。
メーカー名 | Yama Glass |
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本体サイズ | 幅10.2×奥行10.2×高33cm |
本体重量 | 約1.4kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 360ml(3杯用) |
フィルター | ネル |
北欧生まれの美しいフォルムが魅力「BODUM(ボダム)」
1944年創業、北欧デンマーク生まれのキッチンウェアブランド「BODUM(ボダム)」。ボダムといえばダブルウォールグラスのイメージがありますが、サイフォンPEBOもアートのように美しいデザインで人気です。
紙や布のフィルターを使用せず、専用のプラスチック製フィルターでろ過します。手入れが簡単なだけでなく、程よくコーヒーオイルが抽出され、コーヒーの美味しさを引き出します。
1L、8杯用と大容量で、水筒などに入れて持ち歩きたい方にもおすすめのサイフォンです。熱源はセットになっていませんが、キッチンのガスコンロでも使えるのは嬉しいポイントですね。
メーカー名 | BODUM(ボダム) |
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本体サイズ | 幅14.8×奥行22.5×高27.5cm |
本体重量 | 約0.74kg |
熱源 | 付属なし(お好みの熱源でOK) |
容量 | 1000ml(8杯用) |
フィルター | プラスチック |
直火を使わない安心設計。電気ヒーター式サイフォン
火を使わず、手軽に使える「TWINBIRD(ツインバード)」の電気式サイフォン。コンセントに挿して容器をセットすると自動的にヒーターのスイッチが入ります。
初心者でも扱いやすく、初めてのサイフォンにもおすすめ。子どもがいるご家庭で、目を離すのが不安な方でも安心して使えます。電源コードはマグネット式プラグになっているため、うっかり引っかかっても本体から外れてくれます。
アルコールランプなどに比べてお手入れが簡単なのも嬉しいですね!
メーカー名 | TWINBIRD(ツインバード) |
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本体サイズ | 幅18×奥行25.5×高32.5cm |
本体重量 | 約1.8kg |
熱源 | 電気式 |
容量 | 480ml(4杯用) |
フィルター | ネル |
喫茶店の雰囲気を醸し出すクラシカルなデザイン
ゴールドカラーと木の相性が抜群なBONMAC(ボンマック)のゴールドサイフォン。HARIO(ハリオ)の工場でOEM生産されているため、同社のサイフォン「テクニカ」シリーズとの相互性があります。
大きな違いはデザインです。他の国内メーカー品と比べても、重厚感が段違いです。「どうせサイフォンを買うならインテリアとして優秀なものを選びたい」と考えている方におすすめです。
国内メーカーなので、備品が手に入りやすいのも選ばれている理由の一つです。
メーカー名 | BONMAC(ボンマック) |
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本体サイズ | 幅16×奥行9.5×高32cm |
本体重量 | 約1.2kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 360ml(3杯用) |
フィルター | ネル |
ワインのデキャンタを彷彿とさせる個性的なデザインが魅力的
国内唯一の耐熱ガラスメーカーHARIO(ハリオ)の「ハリオソムリエ」。ワインのデキャンタをイメージして作られており、スタンドと持ち手が分離した独特なデザインです。
ワインのようにコーヒーの香りを楽しんでほしいと考えられたもので、コーヒーの香りにこだわりたい方におすすめのサイフォンです。ステンレス製のフィルターとネルフィルターが付属されているため、好みに合わせて使い分けられるのも嬉しいポイントです。
メーカー名 | HARIO(ハリオ) |
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本体サイズ | 幅15×奥行18.6×高35.5cm |
本体重量 | 約2.2kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 600ml(5杯用) |
フィルター | 金属・ネル |
小さくてかわいい。豆の特性を引き出しやすいミニフォン
ころんとした曲線の多いデザインが魅力的な「ミニフォン」。HARIO(ハリオ)の復刻製品です。1杯用で容量は小さいですが、その分サイズも小さく収納に困りません。
お湯が均一にコーヒー粉へ浸透しやすく、コーヒーが落ちるまでの時間短く済みます。安定した味を引き出せるため、初心者でも美味しいコーヒーを淹れられます。ついつい1日に何度も淹れてしまいますよ。
小さくてかわいいと女性からも人気があるサイフォンです!
メーカー名 | HARIO(ハリオ) |
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本体サイズ | 幅13.8×奥行8.8×高18.8cm |
本体重量 | 約0.5kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 120ml(1杯用) |
フィルター | ネル |
花びら型のおしゃれなサイフォン「はな」
その名の通り、ロートがお花のような形になっているはなシリーズ。2021年に創業100周年を迎えたHARIO(ハリオ)の100周年復刻版シリーズで、期間限定の復刻販売をしています。
ロートにフタの無いタイプで、ダイレクトにコーヒーの香りが立ち込めます。レトロなデザインでインテリアとしても魅力的なサイフォンです。特に女性から人気のあるデザインで、使わない時もおしゃれな見た目を楽しめます。
2杯用で1〜2人暮らしの家庭におすすめのサイフォンです。
メーカー名 | HARIO(ハリオ) |
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本体サイズ | 幅13.3×奥行10.2×高30.3cm |
本体重量 | 約0.9kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 240ml(2杯用) |
フィルター | ネル |
細部まで計算された究極のサイフォン。名門「KONO(コーノ)」
コーヒー好きによって作られた、コーヒー好きのためのサイフォン。珈琲サイフォン株式会社の創業者、河野氏が発明した老舗メーカーのサイフォンです。
昭和を思わせるレトロなフォルムも魅力的ですが、コーヒーの旨味を最大限に引き出せるよう、ろ過器などの細部までこだわられています。スタンドも握りやすいよう設計されており、高級感のあるデザインです。
プロ仕様の竹ベラや軽量カップが付いているのも嬉しいポイントです。紙フィルターとネルフィルターが付属しているため、好みに合わせて利用できます。フタは別売りとなっているので必要な方は別途購入しましょう。
メーカー名 | KONO(コーノ) |
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本体サイズ | 幅15×奥行18×高29cm |
本体重量 | 約1.2kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 240ml(2杯用) |
フィルター | 紙・ネル |
NEWスタイルサイフォン。ハンドルは滑りにくいラバー仕様
新しくなったステンレス製フィルターが特徴の「コーヒーサイフォン ネクスト」。こちらはステンレス製とネルフィルターの2種類が付属しており、好みによって使い分けられます。
ハンドルは滑りにくいラバー仕様になっています。フラスコ・ロート・フタは食洗機OKでお手入れもラクラクです。5杯用の大容量タイプでたっぷり飲みたい方におすすめ。
大容量ですが価格はお手頃です。国内メーカーでアフターサービスが充実している点も人気の理由です。
メーカー名 | HARIO(ハリオ) |
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本体サイズ | 幅11.5×奥行18×高39cm |
本体重量 | 約1.4kg(個箱含む) |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 600ml(5杯用) |
フィルター | 金属・ネル |
ころんとしたデザインが魅力的。手入れもしやすい「モカ」
雪だるまのような丸々としたデザインがかわいい「モカ」シリーズ。ペーパーフィルターで、手軽に利用できるだけでなく、ロートの口元も広いため、洗浄もしやすいです。
オーソドックスなスタイルだからこそ、部品も通販などで簡単に購入できます。フラスコの底辺が平らになっており、置いても安定しやすいことも人気な理由の一つです。
容量は3杯用ですが、マグカップなど大きめの容器を使用する場合は2人分でちょうどいい量です。
メーカー名 | HARIO(ハリオ) |
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本体サイズ | 幅11.5×奥行16.5×高29cm |
本体重量 | 約0.7kg |
熱源 | アルコール式 |
容量 | 360ml(3杯用) |
フィルター | 紙 |
安定の王道スタイル。プロにも選ばれる「テクニカ」
おすすめランキング1位は王道のHARIO(ハリオ)「テクニカ」シリーズ。日本唯一の耐熱ガラス工場を保有しているHARIO(ハリオ)の製品は、国内のみならず海外のユーザーにも人気です。
シンプルな設計で、初めてサイフォンを購入した方からの評価も高いです。こちらも通販などで備品が豊富に売られているため、長く愛用しているユーザーも多いです。
テクニカシリーズもガラス部分とフタは食洗機OKだと公式サイトに書かれています。お手入れも簡単なのは嬉しいポイントですね。迷ったらコレ!といえる安定の品です。
メーカー名 | HARIO(ハリオ) |
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本体サイズ | 幅16×奥行9.5×高33cm |
本体重量 | 0.75kg |
熱源 | アルコールランプ |
容量 | 240ml |
フィルター | ネル |
サイフォンのおすすめ人気メーカー
サイフォンを選ぶ際にはメーカー選びも重要。特に人気なメーカーを3つご紹介します。それぞれの強みや、どんな方におすすめかも解説していきます!
業界の定番「HARIO(ハリオ)」
国内の耐熱ガラスメーカーHARIO(ハリオ)。コーヒ好きなら名前を聞いたことがある方も多いですよね。業界の定番といってもいい程に、高い評価を得ているメーカーです。
プロにも人気な「テクニカ」シリーズや、ワインのデキャンタをイメージして作られた「ハリオソムリエ」小さな見た目がかわいい「ミニフォン」など種類も豊富です。取り扱っているお店も多いため、万が一部品が壊れても入手しやすい点もポイントです。
- 製品、備品の種類が豊富
- シンプルなデザインでインテリアとしても優秀
- 取扱店が多く手に入りやすい
- サイフォン初心者にもおすすめ
豊富な種類の中から選べて、プロにも選ばれるほど評価の高いHARIO(ハリオ)の製品は、初めてサイフォンを購入する方にもおすすめです。
細部までこだわり抜かれた「KONO(コーノ)」
1925年創業の老舗コーヒー器具メーカー「KONO(コーノ)」。日本国内で初めてサイフォンを開発・販売したメーカーです。創業者の河野彬氏が発明した「KONO(コーノ)式」は細部までこだわり抜かれた高品質なサイフォンです。
現在は「NEW PR型」「SKD型」の2種類の取り扱いで、それぞれ「2人用・3人用・4人用」があります。
- 微粉が出にくいセラミック製の濾過器
- 木材を使用したレトロなスタンド
- よりおいしく抽出したい人におすすめ
細部の作り込みがしっかりしているKONO(コーノ)の製品は、自宅でよりおいしいコーヒーを楽しみたい方におすすめです。
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リーズナブルで揃えやすい「BONMAC(ボンマック)」
HARIO(ハリオ)の工場でOEM生産されている「BONMAC(ボンマック)」。HARIO(ハリオ)製品の「テクニカ」と互換性があり、備品の品揃えも豊富です。
HARIO(ハリオ)のテクニカとは、本体の色やハンドルに違いがあります。木目とゴールドの相性がよく高級感のあるデザインが人気です。
- HARIO(ハリオ)製品と互換性がある
- 木目とゴールドのデザインが高級感を演出
- インテリアとしても楽しみたい方におすすめ
HARIO(ハリオ)と互換性のある製品で備品が手に入りやすいメリットもありますが、インテリアとしても優秀なため、おしゃれなサイフォンが欲しい方におすすめです。
サイフォンの上手な使い方
より具体的にサイフォンをイメージするために、サイフォンの使い方を見ていきましょう。コーヒーを淹れる手順だけでなく、注意点や洗浄方法もあわせて解説します。
サイフォンでコーヒーを淹れる方法
サイフォンでコーヒーを淹れる前に、必要な器具が揃っているか確認しましょう。今回はポピュラーなアルコール式サイフォンを例にしています。
- サイフォン器具一式(ロート、フラスコ、スタンド、ろ過器、アルコールランプ)
- ネルフィルター
- へら
- コーヒー粉
- お湯
- キッチンタイマー
- はかり
- コーヒーカップ
杯数ぶんのコーヒー粉とできあがり量の2割増しのお湯を用意しましょう。
コーヒー粉量 | できあがり量 | 使用湯量 | |
目安(1杯分) |
12g | 12ml | 144ml |
水でもOKですが、沸くまで時間がかかるため、ケトルなどでお湯を沸かしておくのがおすすめです。
サイフォンの使い方を手順ごとに解説します。
- サイフォンの使い方
- STEP.1下準備ネルフィルターを流水で洗い固く絞る。起毛のある面を外にし、ろ過器に取り付ける。できあがり量の2割増しのお湯をフラスコに入れる。
- STEP.2加熱アルコールランプに火をつける。フラスコのお湯が沸騰したら、一度火元から外す。 ロートにコーヒー粉を入れ、フラスコにしっかりロート差し込む。再び火元に戻す。
- STEP.3攪拌お湯がロートに上がってきたら、1分間のタイマーを開始。ヘラで全てのコーヒー粉にお湯が浸透するよう攪拌する。
- STEP.4再度攪拌1分経過したら火を消す。再度攪拌する。
- STEP.5完成ロートからフラスコへ、完全にコーヒーが落ち終わったらロートを外す。コーヒーカップに注いで完成。
燃料用アルコールはサイフォンとセットで売られていない場合が多いため、あわせて購入するようにしましょう。
関連記事:【美味しく飲める】コーヒーカップおすすめ27選!おしゃれな北欧風・陶器・普段使い用も
サイフォンを使う時の注意点
サイフォンでおいしいコーヒーを淹れるためには注意点があります。慣れてくると適当になりがちですが、時間や分量はきちんと測りましょう。それだけでも味に差が出ます。ドリップスケールやメジャースプーンを用意すると簡単に分量を計れますよ。
また、フラスコの外側が濡れた状態で加熱すると割れやすく、注意が必要です。新品のネルフィルターを使用する際は、糊が付着しているため、ぬるま湯でもみ洗いしてから使いましょう。
余裕があれば、コーヒー粉を加えた水で20分煮てコーヒーをなじませると、よりおいしいコーヒーを楽しめますよ!
- コーヒーを淹れる時は文量・時間をしっかりはかる
- フラスコの外側が濡れた状態で加熱しない
- 新品のネルフィルターはもみ洗いして糊を落としてから使う
サイフォンの洗浄方法
サイフォンの洗浄方法も手順ごとに確認しましょう。長く使うためにはお手入れも大切ですよ。
- サイフォンの洗浄方法
- STEP.1冷却コーヒーを淹れたばかりのサイフォンは高温になっているため、流水にさらして冷ます。
- STEP.2フラスコの洗浄食器用洗剤を使い、コーヒーの油分をしっかり取り除く。
- STEP.3ロートの洗浄ロート内のコーヒー粉を捨て、洗剤を使い洗浄する。
- STEP.4乾燥器具を乾燥させ、保管する。
- STEP.5布フィルター布フィルターは水に浸し、冷蔵庫に保管する。
布フィルターには洗剤を使わず、ゴシゴシ洗わないよう注意しましょう。
every coffeeひろ
サイフォンの原理(仕組み)とは?
サイフォンの原理とは、気圧の差を利用して、液体を移動させるメカニズムです。移動に管(ギリシャ語:サイフォン)を利用することから、サイフォンの原理と呼ばれます。
フラスコ内の水を加熱すると、沸騰して発生した水蒸気で容器が加熱されます。すると気圧の変化によってお湯が上部のロートへ吸い上げられ、ロート内のコーヒー粉がお湯に浸されます。ここで加熱を止めると、フラスコ内の水蒸気が冷えて真空状態になり、ロートへ吸い上げられたお湯がフラスコ内へ戻されるのです。
その際に、ロートに設置した「フィルター」でコーヒー粉がろ過され、コーヒーが抽出されます。
every coffeeひろ
高温抽出は、浅煎りのコーヒーには向いています。浅煎りのスペシャルティコーヒーをサイフォンで淹れる専門店もあります。
サイフォンの関連商品
サイフォンで本格的なコーヒーを楽しむなら、サイフォン以外のグッズにもこだわりたいところ。ここでは「あったら便利」「さらに自宅でのコーヒーを楽しめる」グッズを紹介していきます。
サイフォンは自分に合わないかも?と感じる方におすすめのコーヒー器具も紹介しています。こちらもあわせてチェックしてください!
おしゃれな「コーヒーカップ」
せっかくおしゃれなサイフォンでコーヒーを淹れるなら、コーヒーカップもおしゃれにしたいですよね。こだわりのカップを使えば、喫茶店気分を自宅で味わえます。来客時にも使える、ソーサーがセットになったものを選ぶのがおすすめです!
細口で使いやすい「コーヒーポット」
サイフォンのフラスコは口元が狭いものが多いため、細口のコーヒーポットがあると便利です。お湯も注ぎやすく、見た目もおしゃれなものが多いのでおすすめです。サイフォンと同じメーカーで揃えてみるのもいいですね。
関連記事:バリスタも愛用!コーヒーポットおすすめ20選|おしゃれな直火&IH対応も
挽きたての美味しさ「コーヒーミル」
自宅のコーヒーをグレードアップするには「コーヒーミル」もおすすめ。粉の荒さを調節できるものや、分量が分かりやすいよう目盛の付いているものもあります。手間暇をかけて手挽きするのもいいですし、労力のかからない電動ミルを使うのもアリです。
関連記事:【アウトドアでも使える!】コーヒーミルおすすめ15選|手動から電動まで徹底紹介
手軽にコーヒーを楽しめる「コーヒーメーカー」
「サイフォンを使ってみたいけど、忙しくて時間のかからないものの方が合っているかも」と感じた方には、コーヒーメーカーがおすすめです。火を使わないため安全ですし、自動でコーヒーを淹れてくれるため、忙しい朝にも助かります。
コーヒーメーカーは価格が高いイメージもありますが、2,000円以下で買える製品もありますよ。
関連記事:【2022年最新】おしゃれなコーヒーメーカーおすすめ15選|シンプルな北欧テイスト・レトロなデザインも!
自宅で本格コーヒー「焙煎機」
さらに本格的なコーヒーを楽しみたい上級者には「焙煎機」がおすすめ。自宅でも手軽に生豆を煎ることができます。電動の焙煎機は高価なものが多いですが、ガスコンロを利用して焙煎できる直火式のものは電動より安いためおすすめですよ。
関連記事:自宅で本格!コーヒー焙煎機おすすめ15選|焙煎方式による違いも解説
サイフォンのよくある質問
サイフォンに関する、よくある質問への回答をまとめました。
サイフォンはどこで買うのがおすすめですか?
サイフォンで紅茶は淹れられますか?
サイフォンは「めんどくさい」のではと思ってしまいます
おすすめサイフォンまとめ
- 自宅でワンランク上のコーヒーを楽しみたいならサイフォンを買うべし!
- 技術がなくても慣れればお店のように美味しいコーヒーを淹れられる!
- 使い方に合った容量・熱源・フィルターのものを選ぶべし!
「サイフォンは手間がかかりそう」とイメージを持つ方も多いですが、手順に慣れれば素人でも喫茶店のようなコーヒーを淹れることができます。サイフォンはメーカーで選ぶのもおすすめですが、迷った時は、ぜひ人気ランキングも参考にしてください!自分に合ったサイフォンを見つけて、楽しいコーヒーライフを送りましょう。
関連記事:何度も淹れたくなる!マキネッタおすすめ15選|IH対応タイプ&一人暮らし用も紹介
関連記事:【自宅で簡単・高コスパ】水出しコーヒーおすすめ17選|おいしい作り方も紹介
☆この記事の監修者:every coffeeひろ「コーヒー好きのためのコーヒーブログevery coffee」
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