【小型4本も】家庭用ワインセラーおすすめ14選!安くてコスパが良い商品を紹介

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最適な温度・湿度でワインを美味しく保つ「ワインセラー」。業務用の大型ワインセラーのイメージが強いですが、最近では家庭用として、4本・6本・8本・12本と収納できる小型でスリムな家庭用ワインセラーもたくさんあります

この記事では、4本~8本収納小型。12本~32本の大型タイプ。コンプレッサー、人気メーカーさくら製作所・フォルスター・アイリスオーヤマの家庭用ワインセラーを含めて、人気おすすめ14選をランキング形式で口コミ評判と一緒にご紹介!

気になる1カ月あたりの電気代や、1万円台で安いワインセラーも紹介しています。

この記事を監修した専門家

ソムリエ/ワイン通販の企画担当
葡萄畑ココス 片山
日本ソムリエ協会認定 ソムリエ/WSET Level3/ドイツワインケナーエキスパート

ワインのネット通販「葡萄畑ココス」の食いしん坊ソムリエ。高感度おいしいものセンサー搭載。食べログの点数より正確だよ?その証拠はメタボなお腹。フルボディな体型の割にワインの好みはミディアムボディで、冷涼産地の繊細なワインが好き。飲み手の気持ちに寄り添って、世界中の多様なワインの中からその人にピッタリの1本を提案することを目指しています。

ワインセラーのメリットとは?

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ワインセラーの最大の特徴は、庫内温度・湿度を一定に保つため細かく設定できるところ。通常冷蔵庫で細かく温度調整できるものはありませんよね。ワインセラーは通常1度単位で温度を設定することができます。冷蔵庫との大きな違いはこの「温度調整」にあります。

高温や急激な温度変化で、ワインの味が損なわれることがあります。激しい温度変化の中ではワイン独特の複雑味が削がれるという研究結果も。また長期熟成のワインは、保管温度が低すぎると熟成が進みません。

冷蔵庫の温度は約2℃~8℃の間で絶えず変化しているので、温度変化や冷却ムラで風味が落ちることもあります。

片山

冷蔵庫で保管しても数週間程度なら明らかな影響はありませんが、数か月単位で保管するならワインセラーがおすすめ。白ワインやスパークリングワインもワインセラーで保管して、飲むときに冷やして楽しみましょう。

家庭用ワインセラーの1ヶ月の電気代は、約400~1,100円

ワインセラーの1ヶ月の電気代を解説します。ワインセラーは大きく分けて2種類あり、コンプレッサー式ですと、1か月にかかる電気代は300~400円ほど。ペルチェ式ですと500~1,000円ほどです。

1カ月間にかかる電気代を、東京電力の定格消費電力料の26.48円に基づき、「コンプレッサー型」と「ペルチェ型」に分けて計算しました。(kWh(年間消費電力)×26.48÷12)

さくら製作所22本用(133kWh) さくら製作所38本用(188kWh)
コンプレッサー型 電気代:約294円(月) 電気代:約415円(月)
シロカ社8本用(252kWh) アイリスオーヤマ18本用(499kwh)
ペルチェ型 電気代:約556円(月) 電気代:約1,100円(月)

ただ本体価格はペルチェ型に比べ、コンプレッサー型は倍以上するのが通常です。

片山

電気代の差はありますが、本体の価格差はそれ以上にあります。コンプレッサー式の方が高価です。数年使わないとその差は埋まらないので、1台目のセラーとして初期投資額を抑えたいからペルチェ式を選ぶ、というのもいいでしょう。

家庭用ワインセラーの選び方

冷却方法を選ぶ

ワインセラーの冷却方法は2つあり、コンプレッサー型とペルチェ型があります。

コンプレッサー型 ペルチェ型
メリット
  • 省エネ性能で電気代が月300円と安い
  • 冷却力が強い
  • 温度・湿度管理がしやすい
  • 初期費用が1万円~と安く済む
  • 音や振動が小さい
  • 本体が軽いので移動が楽
デメリット
  • 初期費用が2~5万円と高い
  • 振動や音が大きい
  • ペルチェ型より重い
  • 電気代が月500円~と高い
  • 冷却力が弱い
  • 細かい温度調整ができない

コンプレッサー型:強い冷却・熟成力が魅力!こだわりたい人におすすめ

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18本以上収納できる大型の家庭用ワインセラーに多く採用されている冷却方式が「コンプレッサー型」です。コンプレッサー型は冷却力が強く、細かい温度設定に優れています。

デメリットとしては、家庭用ワインセラー本体価格が安くても2~5万円と高く、稼働音が大きいことです。振動もあるので、寝室よりはリビングなどに置いた方がいいでしょう。

多くの本数を所有する方、温度や湿度までこだわり熟成タイプのワインを所蔵したい方にはコンプレッサー型がおすすめですよ。

ペルチェ型:家庭用・小型ワインセラーとして人気!初心者におすすめ

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コンパクトなワインセラーによく使われるの仕様が「ペルチェ式」です。ペルチェ式は半導体素子によって温度制御をし、振動や音が静かなことが特徴です。

ただ、消費電力が高く、冷却力が弱いデメリットもあります。また加温機能がないので、年間の平均気温が10℃ほどの寒冷地だと、ワインセラーの設定温度を下回ることがあります。

早飲みタイプのワインを気軽に楽しむ方、設置スペースが限られている方にはペルチェ型の家庭用ワインセラーがおすすめですね。

片山

ペルチェ式で気を付けるべきは冷却能力です。多くのものが「最大で外気温マイナス15℃」というスペックです。
つまり真夏の室温30℃のとき、15℃より下に温度設定してもそこまでは冷えないということ。
冷蔵庫代わりに使うことはできないと考えてください。

ワイン本数:何本ワインを保管したいかで選ぶ

ワインセラーには小型のものでは4~8本ほど。大型なら12本・18本・28本・35本などが多く、100本以上入る製品もあります。もちろん入る本数も大切ですが、設置できるスペースも検討しましょう。

家庭用ワインセラー大きさの目安
■アイリスオーヤマの8本用ワインセラー(幅25×奥行52×高さ45cm)は、石油ファンヒーターほどの大きさ。
■28本用ワインセラー(幅45×奥行43×高さ84cm)は、1人暮らし用の100ℓ冷蔵庫ほどの大きさ。

ワイン数本を保管したい人は、12本以下の小型サイズがオススメ

長期熟成のデリケートなワインよりリーズナブルで気楽に飲めるワインの方が好きな人は、4~12本ほどの小型の製品がおすすめです。コンパクトなので置き場所にも困らず、値段もお手頃なので気軽に設置できます。

ワインショップでおすすめ品やセール品をこまめに買い、1ヵ月ほどですぐに飲み切る方ならコンパクトで扱いやすいサイズですよ。

編集部

楽天などで「6本セット」や「12本まとめ買い」などのセールを利用するなら、18本収納ほどの余裕があると良いですね!

ワインをコレクションしたい人は、30本以上の大型サイズが良い

白・赤だけでなく、シャンパンやシェリー酒など多くの種類をコレクションするなら、大型のワインセラーがおすすめです。

コンプレッサー型のタイプだと、温度・湿度管理できるので長期熟成ワインも安心して保管できます。

置き場所に悩む人は、細長いスリムな家庭用ワインセラーがオススメ

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ワインセラーは欲しいけれど、設置するスペースが見当たらない!そんな方にはスリムタイプのワインセラーをおすすめします。

幅15cmで7本収納できるタイプや、幅25cmで18本収納できるセラーがあります。幅がたったの15cmなら冷蔵庫と壁の間や、本棚と家具の隙間などにも設置できますね。

片山

ワインセラーは幅広くて低いタイプより、細くて背が高いタイプがおすすめです。というのも下の棚を何段か抜くことで、ボトルを立てて入れられるからです。
飲みかけの赤ワインを保管することが多い方は、特にこの細くて背が高いタイプがおすすめです。

調整機能:温度・湿度を調整できるかで選ぶ

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ワインが劣化する大きな要因の一つは「温度変化」です。特に長期保存が可能な熟成タイプのワインなら、飲み頃になる数年後の味に影響が出ることも。

また、湿度もワインの味や質に影響を与えます。とくに熟成タイプを長期保存する方は、温度・湿度調整が細かくできるものを選びましょう。

温度:上下2段で2温度調整できれば赤・白ワインの適温で保存できる

赤ワインも白ワインも長期保管するなら12~16℃くらいがいいでしょう。2室で2温度管理できる製品なら、片方を白ワイン用の5~8℃に設定することで、いつでもすぐ飲める温度で保管できます。

とくに長期熟成タイプになると温度の変化は、味や酒質に大きく影響します。高価なワインをきっちり管理したい方には2温度管理のワインセラーがおすすめですね。

ひとことメモ
温度調整の幅は「5℃~18℃」ほどの製品が一般的ですが、さくら製作所の製品のように「0℃~22℃」と調整の幅が広いタイプもあります。

湿度:ワインを長期保存・熟成したい人は湿度調整機能を選ぼう

ワインの保管には湿度管理も大切です。セラー内の湿度が高いとカビの原因になり、湿度が低いとコルクが縮んでワイン劣化の要因になります。

とくに乾燥が酷いと、縮んだコルクの隙間から空気が入り酸化が進みやすいという説も。大切なワインや記念ボトルなどを保管する場合は、湿度調整機能も確認しましょう。

編集部

欲しい製品に湿度の調整機能が無い場合は、セラーの底に水を張ったグラスを置くと湿度がある程度保てますよ。

遮光性:紫外線をカットできるかで選ぶ

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ワインセラーを選ぶ際は、前面のガラスにUVカット加工された製品をおすすめします。ワインの質を落とす要因には温度・湿度意外に「紫外線」があります。

人間の肌と同じように、ワインも紫外線の影響を受けます。とくに「日光臭」と呼ばれる不快な臭いの発生は紫外線の影響によるものだと言われています。

長期での保存を考えている方は必ず「遮光性」もチェックしましょう。

片山

コンプレッサー式ワインセラーと冷蔵庫のもう一つの違いは、前面がガラス張りであることでしょう。中を覗けるようにという意図ですが、正直小さなお子さんがいるご家庭にとっては危ないです。
中が見えなくてもいいなら、クッション性のあるシートを貼り付けてしまうのも手ですね。ついでに紫外線も遮ってくれます。

専門家おすすめのワインセラー

この記事を監修したソムリエの片山さんおすすめのワインセラーをご紹介します。

【小型・10本以下】家庭用ワインセラー人気おすすめランキング比較一覧表

商品最安価格コンプレッサー・ペルチェ型ワイン本数温度設定範囲湿度調整機能サイズ(幅×奥行×高さ)重量遮光性その他特徴
アイリスオーヤマ ペルチェ式ワインセラー楽天市場¥14,300 AmazonYahoo!ペルチェ型8本8-18℃25.2×50×45 cm9.5 kgライト消し忘れ防止機能
PlusQ ワインセラー コンパクトモデル楽天市場¥14,800 AmazonYahoo!ペルチェ型8本4-22℃27×52.5×45 cm10.3 kg木製ラック
WIE ワインセラー 8本収納 最新ペルチェ式楽天市場¥14,999 AmazonYahoo!ペルチェ型8本10-18℃25.2×51.2×45 cm9.5 kgUVカットおしゃれなインテリアライト
7本用ワインセラー スリムボディー楽天市場¥38,690 AmazonYahoo!ペルチェ型7本9-18℃15×53×83.2 cm15kg前面ミラーガラス
フィフティ(FIFTY) フォレストライフ(Forest Life) ワインセラー 35L 12本収納 ペルチェ方式 WCF-12楽天市場¥11,980 AmazonYahoo!ペルチェ型8本10-18℃25.2×50×63 cm12kgUVカット加工ライト時間差消灯
デバイスタイル ペルチェ式 ワインセラー¥20,300 楽天市場AmazonYahoo!ペルチェ型4本8-18℃16.5×50×45 cm6.8 kgテーブルに置けるほどコンパクト
イエ飲みワインクーラー raccolta(ラコルタ)楽天市場¥15,300 AmazonYahoo!ペルチェ型6本8-18℃25.2×36×51.5 cm8kgミラーコート転倒防止用ねじ付属

【小型・10本以下】家庭用ワインセラー人気おすすめランキング7選

【大型・12本以上】家庭用ワインセラー人気おすすめランキング比較一覧表

商品最安価格コンプレッサー・ペルチェ型ワイン本数温度設定範囲湿度調整機能サイズ(幅×奥行×高さ)重量遮光性その他特徴
ルフィエール ワインセラー ペルチェ式楽天市場¥18,700 AmazonYahoo!ペルチェ型12本4-22℃28×56.7×67.5 cm14.2 kg太いボトルも楽に入るワイド庫内
アイリスオーヤマ ワインセラー 47L楽天市場¥20,000 AmazonYahoo!ペルチェ型18本上段:8-18℃ 下段:10-18℃34.5×50.8×64.5 cm14.5 kg2段温度調整
ルフィエール ワインセラー 「C15B」¥35,000 楽天市場AmazonYahoo!コンプレッサー型15本5-18℃34.5×45×69.2 cm18.5 kg奥行45cmの薄型タイプ
アイリスオーヤマ ワインセラー ミラーガラス楽天市場¥22,980 AmazonYahoo!ペルチェ型18本8-18℃25.2×51×96.8 cm17.2 kgミラーガラススリム設計
WIE ワインセラー 12本収納 最新ペルチェ式¥24,800 楽天市場AmazonYahoo!ペルチェ型12本10-18℃25.2×51.2×61 cm13.5 kgUVカット、曲面ガラスおしゃれなインテリアライト
さくら製作所 ワインセラー ZERO楽天市場¥78,000 AmazonYahoo!コンプレッサー型22本0-22℃39×53×71 cm39 kUVカット高断熱性Low-Eガラス
ottostyle.jp ワインセラー セパレート2段式楽天市場¥30,800 AmazonYahoo!ペルチェ型32本下段:8-18℃ 上段:12-18℃40×51.2×84.8 cm25.8 kgUVカット2段温度調整

【大型・12本以上】家庭用ワインセラー人気おすすめランキング7選

家庭用ワインセラーのおすすめの人気メーカー

コレクターに人気の「さくら製作所」

さくら製作所は18本収納以上の大型ワインセラーを多く販売する日本のメーカー「さくら製作所」です。

機能性の高さが特徴で、2温度調整や静音性のコンプレッサーなどを積極的に採用。ウッド調の棚網や、ドアに光沢のある黒ガラスを使うなどデザイン性にもこだわりがあります。ワインセラー専門のメーカーなので、こだわりの強いコレクターに高い人気を集めています。

温度管理にこだわる「フォルスター」

フォルスターは、長期保存のワインの品質を守る機能性に優れたワインセラーを作るメーカーです。

断熱性の高い3層ガラスは温度変化からワインを守り、「加湿循環システム」は乾燥からコルクを守ります。ワインに含まれるポリフェノール類である澱(おり)の沈殿まで考慮した傾斜ラックや、庫内温度の異常時に鳴るアラームを搭載!フォルスターは、本気のコレクターにおすすめのメーカーですよ。

低価格でコスパが高い「アイリスオーヤマ」

アイリスオーヤマの家庭用ワインセラーはとにかく安くて、機能性が高いのが特徴です。

「2温度調整」や「タッチパネル」など嬉しい機能を搭載したワインセラーが、18本収納タイプでも1万円台で購入できます。機種によっては2万円台で湿度調整できるタイプも販売。8~18本収納ほどのリビングに置きやすい大きさの製品が多く、気軽にワインを楽しむ方にアイリスオーヤマのワインセラーはおすすめです。

おしゃれなデザインが多い「ルフィエール(Lefier)」

おしゃれで機能性が高いので、レストランなどでも良く使われるルフィエール。

庫内には高級感のあるLEDブルーライトを装備。ドアにもスモークブラウンガラスを使用するなどスタイリッシュさで人気です。スリムな収納性にこだわり、24本収納サイズでも小型冷蔵庫ほどの大きさです。設置スペースは少ないけれど、収納本数の多いセラーを欲しい方はまずルフィエールをチェックしましょう。

片山

ワインセラー選びのコツは、「自分は普段どんな風にワインを買って飲んでいるか?」をよく考えることです。
瓶ごみを出すとき、どんなボトルが多いですか?
もしあなたがシャンパン好きで、レアなものを買いだめしておきたい!というのであれば、上記の4機種は少し厳しいかも。細いボルドー型ボトルに応じた設計なので、収まる数が大幅に減ってしまいます。
「高級なリースリングを熟成させたい!」という方はさらにご用心。長いボトルは高さ35cmあります。小型のワインセラーでは寝かせると扉が閉まらなくなっちゃうことも!
庫内の奥行はカタログに記載がないことが多いです。気になる方は購入前にお問い合わせされることをおすすめします。ヨドバシカメラなどの家電量販店には、いろいろなワインセラーが展示されています。実際のサイズ感を確認するために足を運んでみるのも良いでしょう。

家庭用ワインセラーの効果的な使い方!

家庭用ワインセラーの使い方

大事なワインとすぐ飲むワインは区別して収納

ワインを熟成させるときは、ガチャガチャ動かすことをなるべく少なくしたいもの。
ワインセラーは上段の方が出し入れしやすいと思います。手の届きやすいところに、すぐ飲むであろうワインを収納する。めったに触らないところに、あなたのとっておきのワインを大事にしまっておくのがおすすめです。

片山

高い湿度に保たれたワインセラーでは、ワインのエチケットにカビが生えることがあります。ラップ、もしくはダイソーなどで売っているストレッチフィルムで保護すれば、10年後に取り出してもキレイなエチケットのままです。

ドアの開閉をできるだけしない

温度変化はワインにダメージを与えます。ドアの開閉を頻繁にすると庫内の温度が頻繁に変化します。電気代も余分にかかりますので、ドアの開閉は最小限にとどめましょう。

できるだけワインを多く入れておく

家庭用ワインセラーの中がスカスカだと外部温度の影響を受けやすくなります。8割以上ワインを入れておきましょう。ワインの密度である程度は温度を保てます。

片山

とはいえこれは言うだけ野暮というものかも。ワインセラーがスカスカだとついワインを買ってしまうので、ワイン好きのワインセラーは常にパンパンかややあふれていることが多いと思います。

湿度調整がない・寒冷地で家庭用ワインセラーを使う場合

ワインセラー 水グラスを置く

湿度調整のない家庭用ワインセラーには水を張ったグラスなどを入れておく

先ほども触れましたが、乾燥もワインに悪影響を与えます。湿度調整機能が無い家庭用ワインセラーを使う場合は、セラーの底に水を張ったグラスやボウルなどを入れておくと乾燥が防げますよ。

片山

1年以下くらいの保管なら、湿度を気にする必要はなし!そんなにすぐコルクが乾燥して縮むことはありません。「湿度調整がついていないと使い物にならない」なんてことはないのでご安心を。

寒冷地にお住まいならコンプレッサー型を

コンプレッサー型の家庭用ワインセラーは温度を一定に保つため、冷却と共に「加温」をしています。しかしペルチェ型には「加温」の機能がないため、外気温度が低すぎると影響を受けて設定温度より低くなることもあります。気温が極端に低くなる地域にお住いの方は、コンプレッサー式の購入をおすすめします。

家庭用ワインセラーの置き場所の注意点

家庭用ワインセラーを設置する場合には、できるだけ温度変化の少ない場所を選びましょう。ワインは温度変化に弱いので、直射日光が当たる場所や、キッチンなど温度が変化しやすい場所への設置はおすすめできません。

直射日光から遠くて風通しがよく、床がしっかりしたリビングや踊り場などへの設置が望ましいですね。以下に家庭用ワインセラーの設置を避けたい場所を列挙しておきます。

  • 直射日光が当たる温度変化の激しい場所
  • 屋外やガレージ
  • コンロ、オーブンレンジなど高温になる調理器具の近く
  • 洗面所やキッチンなどの水回り
  • 畳や毛足の長いじゅうたんの上など(凹みが出るため)

毛足が長いじゅうたん・畳の上に置くのは避けて

家庭用ワインセラーは12本収納タイプで20kgほど。18本タイプなら25kgほどの重さです。そこに1本1㎏強のワインが入るので、かなりの重さになります。じゅうたん・畳の上など、床が不安定な場所を避け、耐荷重のある安定した場所に設置しましょう。

片山

180本入りなどの大型セラーにワインを満載すると、冷蔵庫などの重さを余裕で超えます。床の強度を家主や専門家に相談してから導入した方がいいでしょう。

ワインセラーはワイン以外もOK!日本酒・焼酎・チーズの保管も◎

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ワインセラーは日本酒や焼酎の品質保持にもおすすめです。お酒は高温で保管すると劣化臭が発生することも。ワインと同様に、温度が一定の場所での保管が適しています。

また発酵食品であるナチュラルチーズの保管にもワインセラーは有効です。若いチーズの熟成を促す環境は温度10~13℃、湿度70%前後なので、ワインセラーで保管するとより風味豊かでコク深い味わいになります。

片山

ワインセラーはワインを劣化から守るという目的の他に、飲み頃温度に調整するという目的もあります。
赤ワインの飲み頃温度は味のタイプにもよりますが13~18℃くらい。冷蔵庫の温度でもない、室温でもないこのちょうどいい温度にキープできます。だから「今日はこれを飲もう♪」とワインセラーから出してすぐ美味しく飲むことができるんです。

家庭用ワインセラーの関連商品

ワインに合うおつまみが作れる「燻製器」

ワインのおつまみには燻製が合いますよね。そこで自宅で簡単に燻製が作れる「家庭用燻製器」をご紹介します。「自宅で燻製なんて」と思われますか?こちらの燻製器は密閉タイプなのでほとんど煙を出しません。しかも固形燃料で作れるので、コンロが必要ありません。チーズや塩鮭、卵やかまぼこなど、15分ほどで手軽に燻製が楽しめますよ。手作りの燻製にチャレンジしてみてはいかがですか?

氷がいらないおしゃれな「ワインクーラー」

氷のいらないスタイリッシュなワインクーラーはいかがですか?氷を入れたワインクーラーって意外に重く、いちいちボトルを拭くのも面倒ですよね。「Villa & Marx」のワインチラーはステンレススチールの保温性により、長くワインの温度を保ってくれますよ。もちろん氷を入れての使用もできるので、白・ロゼ・スパークリングワインと幅広く使用できます。

関連記事:【卓上で保冷】ワインクーラーおすすめ16選|氷不要やおしゃれなステンレスも

2~3日に分けてワインが飲める「ワインストッパー」

今日はワインを飲みたいけれど、一人で1本は多い。そんな時にぴったりのアイテムが「ワインストッパー」です。ボトルの口に装着し、上のボタンを10回ほど押すだけでボトル内を真空に近い状態にしてくれます。空気が抜けるのでワインの酸化を防ぎ、後日空けてもワインを新鮮なまま保ってくれていますよ。1本を2~3日に分けて飲みたい方には必須のアイテムですね。

注ぐだけでワインを美味しくする「デキャンティングポワラー」

凝縮した高価なワインや若いワインは、香りが開くのに30分~2時間ほどかかります。ソムリエはそんなワインをデキャンタに移し、空気を含ませて時短します。この「デキャンティングポワラー」はボトルの口に装着してワインを注ぐだけ。エアチューブとエアバルブにより、デキャンティングと同じ効果をワインに与えます。ワインを抜栓して、待たずにすぐ飲みたい方におすすめですよ。

ワイン×アイスの相性バツグン!「アイスクリームメーカー」

ワインをアイスクリームにかけて食べてみるのもオススメ!アフォガードのように、ワインをアイスにかけると大人のドルチェの完成です。ワインの酸味とアイスの甘みでとろける美味しさに。アイスクリームを自宅で手作りしてみるのは、いかがでしょうか?

関連記事:アイスクリームメーカーおすすめ15選|子供も大人も楽しい!家で簡単に作れる人気商品【徹底比較】

ワインに合うローストビーフの調理も楽々「ノンフライヤー」

ワインのお供に、ローストビーフがあれば最高ですよね。ノンフライヤーがあれば、スイッチ1つで手間暇かけずに絶品ローストビーフが作れちゃいます。魚のムニエルや、フリットも作れるので、白ワイン・スパークリングワインにもピッタリ!

関連記事:ノンフライヤーおすすめランキング15選|唐揚げを美味しく揚げるコツ・選び方を解説

ワインのお供に◎「フォンデュ鍋」

ワインと一緒にチーズフォンデュもおすすめです。フォンデュ専用の鍋、フォンデュ鍋のタイプ別の選び方・おすすめ15選ランキングはこちらで紹介しています。

関連記事:フォンデュ鍋の人気商品15選|電気・直火タイプも紹介・フォンデュ以外の他の使い方も

その他、家庭用ワインセラーと一緒に揃えておきたいキッチン家電

Rentryでは家庭用ワインセラーのほかに、お家時間や晩酌タイムを盛り上げるアイテムをたくさん紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

関連記事:サブスクVS購入?家庭用ビールサーバーおすすめランキング20選|失敗しない選び方とは

家庭用ワインセラーのよくある質問

コストコで家庭用ワインセラーは売ってますか?

コストコのオンライン通販でも家庭用ワインセラーは販売されています。確認したところ「ハイアール156本(収納)」「デバイスタイル7本」「デバイスタイル171本」の3種類です。コストコのワインセラーの価格もAmazonと同等です。送料も込みなのでお得ですね。Amazon・楽天にもおしゃれな家庭用小型タイプもたくさんあるので、併せて検討してみてくださいね。。

家庭用ワインセラーを冷蔵庫代わりに使っても良いですか?

家庭用ワインセラーを冷蔵庫がわりに使用するのはおすすめしません。冷蔵庫は2~6℃ほどの温度で食品を保存します。家庭用ワインセラーの設定温度は5℃~の製品が多いので、生鮮食品の保存には向いていません。ただ酸化を防ぎたいオリーブオイルや、保管温度がワインに近いチーズやカカオの保存にはおすすめできます。しかしこれらの食品を保存する際は、保存期間や適温などをしっかりチェックしましょう。

片山

例えば「来客のためにいろいろ料理を仕込んでいたら、冷蔵庫に収まりきらない!」なんてときの緊急避難にワインセラーを使うのはアリでしょう。
しかし冷蔵庫の容量不足で長期的に食材を保管したいのであれば、ワインセラーを買うより冷蔵庫を買い足した方がずっと安上がりかと思います。

寿命はどのくらいですか?

家庭用ワインセラーの寿命は「ペルチェ型」と「コンプレッサー型」で異なります。

使用する環境にもよりますが、ペルチェ型に使われるペルチェ素子の寿命は、2~3年と言われます。つまりペルチェ型の家庭用ワインセラーの寿命は長くて3年ほどと考えられます。

またコンプレッサーの寿命は4~5年と言われます。つまりコンプレッサー型の家庭用ワインセラーの寿命は5年ほどと考えられますね。ただコンプレッサーはオーバーホールすることで10年ほど使用できますよ。しかしコンプレッサーの修理には数万円かかるため、買い替えたほうが安い場合もありますね。

ふるさと納税で家庭用ワインセラーは買えますか??

ふるさと納税の返礼品にワインクーラーはありますが、家庭用ワインセラーを贈る自治体はありません。ただ静岡県浜松市の返礼品に「鉄道トンネルを利用した天然の家庭用ワインセラー200本」というレンタルセラーがあります。所蔵ワインが多い方には良い返礼品ですね。

家庭用ワインセラーを捨てるときや処分・廃棄はどうすればいいですか?

家庭用ワインセラーは冷蔵庫と同じ。家電リサイクル法の対象です。粗大ごみとしては出せません。

家電ごみの回収・引き取りについてはお住まいの自治体によって異なります。お住まいの自治体のHPなどで確認してください。コンプレッサー式かペルチェ式かで扱いが異なる可能性もあります。

廃品回収業者を使うという手もあるでしょう。

片山

ペルチェ式でも私の住んでいる自治体では、粗大ごみとしては回収してもらえませんでした。自治体によく確認してみましょう。

ただし、大型で持ち出しが困難な場合は、別料金で持ち出し業者に委託する必要があります。金額は5,000円~と高くなりますが、大型ごみ回収業者に連絡して引き取り依頼をすれば運ぶ手間は省けますよ。

まだ家庭用ワインセラーが使える状態で小型の家庭用ワインセラーなら、メルカリなどネットフリマの利用もおすすめ。大型なら買取に来てくれるリサイクル業者の利用が有効ですね。

家庭用ワインセラーはどこで買うと一番安いですか?

家庭用ワインセラーは、販売店が在庫しておらず、メーカーから直送の場合がほとんど。なので楽天市場やAmazonの最安値と家電量販店の価格が同じということもよくあります。となればあとはポイント勝負!急いで買うものではないでしょうから、楽天やYahoo!などのポイントアップの日を狙うといいでしょう。家電量販店では家庭用ワインセラーは嗜好性が高いせいか、ほぼ定価販売です。Amazon・楽天なら同じ製品でも安い販売店を探せますし、セールなどもあるのでお得に購入できますよ。

中古の家庭用ワインセラーはどうですか?

中古だと保証期間が切れているケースも多いため、購入はおすすめできません。先述の通り、ワインセラーには寿命があるため、もしも買うなら何年式なのかは非常に重要です。もし故障して有償修理をしたら、購入価格を簡単に超えてしまうかもしれません。損をしないためにも家庭用ワインセラーは新品での購入をおすすめします。

家庭用ワインセラーまとめ

この記事では「家庭用ワインセラー」の人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。さらにワインセラーのタイプやサイズ、機能性による選び方を以下にまとめました。

  • 家庭用ワインセラーは「ペルチェ型」か「コンプレッサー型」か、予算や収納したい本数に合わせて選びましょう
  • 設置スペースが狭いなら縦型タイプやスリムタイプがおすすめです
  • 熟成などにこだわるなら温度・湿度設定、2段温度調整など機能にもこだわりましょう
  • ワインセラーの効果的な使い方を知って、ワインを美味しく保存してください

あなたにぴったりのワインセラーは「どんなワインを保存するか」「どれくらいの量を保管するか」などで異なります。この記事を参考に、最適なワインセラーを見つけてくださいね。

片山

ワインが好きでいろいろなタイプを飲みたい方なら、ワインセラーは絶対持って置いた方がいいです。
ただしワインセラーは高価な買い物。それを買ったがために、ワインを買えないじゃあよろしくない。
自身のワインの楽しみ方、ワインを熟成させたいかどうかや、購入頻度などから本当に必要な機能とサイズを見積もる。それからなるべく手ごろに手に入れるのが賢い買い方です。

いろいろ迷ってしまうなら、ペルチェ式の安いものをとりあえず買ってみるのもアリです。買って使ってみて分かることもあります。決して一生ものではないのですし、2代目にしっかりとしたものを買ってもいいのですから。

☆この記事の監修者:葡萄畑ココス 片山「趣味のワイン|ワインの通販 蒲萄畑ココスのブログ

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