個性豊かなシングルモルトウイスキーおすすめ30選｜日本製・スコッチの人気銘柄を紹介

「クライヌリッシュ 14年」は、46％という度数とオイリーな口当たりで飲みごたえがありつつも、飲みやすさも兼ね備えているというバランスの良さが特徴です。

熟成感・飲みやすさ・飲みごたえ・味わい・飲み方の汎用性など、全てのバランスが高水準にまとまっています。

個人的にも好きな銘柄で、ウイスキー初心者から飲み慣れた方まで、幅広い層におすすめです。

良質な水に恵まれる、中央アルプス駒ヶ岳の麓で作られる、本坊酒造の「駒ヶ岳 2022エディション」です。熟成期間は7年以下のスッキリした味わいのため、爽やかな風味のシングルモルトに仕上がっています。

モルト原酒の熟成には、バーボン樽・シェリー樽・ポートワイン樽と3種の樽を使用。バーボン樽由来のウッディな香りと、シェリー樽由来の柑橘系のアロマ、ポート樽由来のフルーティーさを楽しめます。複雑でエレガントなウイスキーを好む方におすすめです。

味わいはアプリコット・熟した柿を思わせる甘くなめらかなニュアンス。ストレート・ロックで楽しんでみてください。

1919年に製造免許を取得し、日本最古のウイスキー造りの歴史を持つと言われる、江井ヶ嶋酒造の「あかし」です。製造過程からは、一般にウイスキーの製造で使われるチルフィルタード（冷却ろ過）を不使用に。旨味成分がたっぷり残るので、原酒の味をダイレクトに味わえます。

熟成にはトースティーな香りを原酒に与えるバーボン樽に加え、アメリカンオークのシェリー樽を使用。バニラ・ビターチョコの香りの中に、レーズン・ラズベリーのような甘く濃厚なアロマも楽しめます。スペイサイドのようなコクのあるシングルモルトを好む方にぴったりですよ。

価格は3,500円ほどと安いので、シングルモルト初心者の方にもおすすめです。

ニッカウヰスキーが余市蒸留所に次いで2番目に作った、宮城峡蒸留所で作られる「宮城峡シングルモルト」です。蒸留法には、スチームを使って蒸留する「蒸気間接蒸留方式」を採用。クリアで軽やかな酒質にする製法なので、飲み口がスムースなウイスキーを好む方におすすめです。

熟成には香りがしっかりした、オークのシェリー樽を使用。バニラ・ウッド・紅茶のようなアロマが漂います。味わいは、アールグレイ・ビターチョコ・干し柿のようなニュアンス。軽快で甘みがあるため、シングルモルト初心者でも飲みやすいタイプです。

アルコール度数は46度としっかりした飲み応え。ストレートはもちろん、ハイボールにもよく合います。

ニッカウヰスキー初のシングルモルトウイスキー蒸留所として作られた、北海道余市蒸留所の「余市」です。原材料のモルトには、ピートでスモークした大麦麦芽を使用。アイラウイスキーのようにスモーキーなウイスキーが楽しめます。

さらに蒸留には独自の石炭直火蒸留製法を採用。モルトにロースト香が付くので、さらにスモーキーな香りに仕上がります。熟成にはフルーティーな香りが楽しめるシェリー樽を使用。スモーキーな中にもコクや甘みを感じるシングルモルトを好む方にぴったりです。

熟成樽には、バニラ・ウッディな香りが強い新樽を多く使用。ストレート・ロックで香りを楽しんでみてください。

2003年ISCで金賞を受賞し、日本産シングルモルトの代表格と言っても過言ではない、サントリーの「山崎12年」です。熟成にはシェリー樽・ホワイトオークに加え、日本特有のミズナラ樽も使用。厚みのあるボディの中に、ビャクダン（香木）のようなオリエンタルな香りが楽しめます。

12年と長期熟成タイプのため、ピーチ・熟した柿・バニラの熟成感のある甘い香り。口に含むと、甘みの中にスパイス・ウッディなどビターな刺激も感じますよ。上品でコクがある、なめらかなシングルモルトを好む方におすすめです。

飲み方はストレート・ロックがおすすめ。水割りにすれば、和食・エスニックなおつまみとよく合います。

世界でも珍しい、山梨県の南アルプスの高所「森の蒸留所」で作られる、サントリーの「白州12年」です。使用するモルトには、白州蒸留所で作られる数多くの原酒からブレンダーが厳選。ピートで香りをつけた原酒も使用しているので、草原のような爽やかさを楽しめます。

香りはスモーキーな中にも、青りんご・洋ナシ・ミントを思わせるフルーティー＆ハーバルなタイプ。ボディはミディアムのため、コク・甘みがあるクセの少ないシングルモルトを好む方にぴったりです。

水と割っても味が崩れにくいので、飲み方はスレート・水割り・ハイボールがおすすめ。生牡蠣や天ぷらなどさっぱりした和食とよく合います。

ポートカスク（樽）・カベルネカスクなどバラエティ豊かなシングルモルトを販売する、「グレンマレイ」12年物です。熟成には厚みのあるボディにアプローチするバーボン樽を使用。バニラ・クッキーのような豊かな樽香を楽しめます。

味わいは白ブドウ・リンゴのようなフルーティーなイメージ。酒質は軽めでさっぱりとしているので、飲み続けても飽きない味わいです。クセのあるピート香はほとんど感じないため、ウイスキー初心者でも飲みやすいですよ。

12年と長期熟成タイプのシングルモルトで、値段は4,000円台と高コスパ。ストレートはもちろん、ソーダで割ると甘みが増す印象なので、ハイボールにもおすすめです。

仕込みの水にピート層でろ過されたベンリネス山の雪解け水を使用する、「グレンファークラス」の12年熟成です。ピート層でろ過された水は、ウイスキーにスモーキーな香りを付与。また熟成にフルーティーなオロロソシェリー樽を使っているので、爽やかな香りに仕上がっています。

味わいはブドウ・青りんごの爽やかさの中に、レーズン・マーマレードの甘みのあるニュアンス。甘く芳醇な味わいの中に、スモーキーさも感じるシングルモルトを好む方にぴったりです。

冷やすとシェリーの香りが消えるので、飲み方はストレートが最適。アルコール感が気になる方は、常温の水と1：1で割るトワイスアップがおすすめです。

人気のブレンデッドスコッチ「ホワイトホース」のキーモルト（メインウイスキー）、「グレンエルギン」の12年熟成です。熟成には芳醇なボディに仕上がるバーボン樽を使用。ピート香は抑えられているので、フルーティーでなめらかなウイスキーを好む方におすすめです。

香りはジンジャークッキー・プラム・洋ナシを感じる甘いニュアンス。口に含むとさらにプラム・蜂蜜・タルトのようなコクが楽しめます。12年と長期熟成タイプのため、上品で複雑味のあるシングルモルトを楽しみたい方にぴったりです。

冷やすと甘み・香りが抑えられるので、飲み方はストレートがおすすめ。ギフトボックスが付属しているのでプレゼントにも最適です。

革新的と言われるブレンダー、レイチェル・バリー氏がマスターブレンダーを務める、「ベンリアック」の12年熟成です。熟成にはバーボン樽・シェリー樽・マルサラワイン樽の3種を使用。バニラ・ローストアーモンド・オレンジピールの複雑な香りを楽しめます。

味わいは、ダークチョコ・ブラウンシュガー・メープルハニーのような甘みとコクのあるニュアンス。フルーツとオーク樽が香る肉厚なウイスキーを好む方にぴったりです。

また原材料のウイスキーにはピートタイプ・ノンピートタイプをブレンド。ほのかなスモーキーさが甘さを引き立てます。冷やすと酸味・フルーティさが増すので、ロック・ハイボールにもおすすめです。

シングルモルトスコッチの世界販売量が第6位とも言われる、「グレングラント」の10年熟成です。熟成には、フルーティーでオイリーな香りを与えるシェリー樽を多めに使用。ライトなボディの中に、青りんご・アプリコット・シトラスの華やかな香りが楽しめます。

口に含むと、モルト・アプリコット・ピーチの甘くフルーティーな味わい。アフターには、ほのかなピート香・ヨード香・オイルのニュアンスも楽しめますよ。繊細で複雑なバランスを持つシングルモルトを好む方におすすめです。

アルコール感が少ないので、飲み方はストレートがぴったり。ハイボールは酸味・苦みが立つので、食中には水割りがおすすめです。

スコッチ・ハイランドモルトの代名詞的存在で、世界中で高い口コミ評価を集める「グレンモーレンジ」の10年熟成です。蒸留には、スコットランドで一番背が高いと言われるポットスチル（蒸留器）を使用。雑味の少ない原酒が採取できるので、モルトのクリアな味が楽しめます。

グラスに注ぐと、オレンジピール・ピーチ・花・クッキーを思わせる、複雑味のあるアロマ。口に含めば、キャラメル・オレンジピールのコクとミルキーな味わいです。ほのかに樽由来のバター・バニラ・スパイスの香りも感じますよ。

飲み方はストレート・ハイボールがおすすめ。柑橘がはっきり香るので、レモンやオレンジを絞ったハイボールにぴったりです。

味わい・酒質の良さから、スペイサイドモルト第1号に認定された、「ザ グレンリヴェット」の12年熟成です。蒸留にはパイプ部分にくびれのある特徴的なポットスチルを使用。不純物の多い蒸気をキャッチする構造のため、ピュアなモルトの味わいを楽しめます。

熟成にはウッディなアロマのアメリカンオークと、フルーティーなヨーロピアンオークの2種類を使用。バニラ・花・蜂蜜の香りが楽しめます。口に含むとトロピカルフルーツ・アプリコット・スミレのニュアンス。甘みの強いスコッチウイスキーを好む方にぴったりです。

アフターにはほのかなスモーキーさも。ストレートはもちろん、ハイボールでもしっかり香りを楽しめますよ。

大人気スコッチ、グレンフィディックと同じ敷地の蒸留所で作られる兄弟ブランド、「ザ バルヴェニー」の12年熟成です。熟成には甘くトースティな香りのバーボン樽を使用。また仕上げにはフルーティーなシェリー樽を使っているので、複雑かつ高貴な香りが楽しめます。

グラスに注ぐと、メロン・洋ナシ・オレンジを感じる爽やかでフルーティーな香り。口に入れるとバニラ・青りんご・洋ナシのような甘みを感じます。ボディはミディアムタイプのため、コクと甘みの強いふくよかなシングルモルトを好む方におすすめです。

水との相性は良くないので、飲み方はストレート・ロックがおすすめ。ドライフルーツ・ナッツとよく合います。

世界で初めてシングルモルトを製造・販売した功績で知名度の高い、「グレンフィディック」の12年熟成です。熟成にはアメリカンオーク・スパニッシュオークと2種の熟成樽を使用。ウッディな香りの中に、シトラス・洋ナシ・青りんごのようなフルーティーさを楽しめます。

口に含むとまず、洋ナシ・オレンジピール・森林を思わせる爽やかな味わい。その後カスタード・蜂蜜のような甘いニュアンスも感じます。ほのかにピートも香るため、甘み・ドライさのバランスに優れたスムースなシングルモルトを好む方におすすめです。

水との相性が良いので、ロック・ハイボールにぴったり。クセが少ないので、プレゼントにもおすすめです。

シングルモルトスコッチのロールスロイスと称えられ、日本でも非常に人気が高い、「ザ マッカラン」の12年熟成です。熟成には、自社で丁寧に作られたシェリー樽のみを使用。樽由来の上品なドライフルーツ・バニラ・スパイスの香りを楽しめます。

口に入れると、バター・蜂蜜・ジンジャーで作られるお菓子「トフィー」のようなコクのある味わい。アフターにはナッツ・シナモンのニュアンスも感じられます。重厚感のあるボディのため、ブランデーのように甘みとコクのあるシングルモルトを好む方にぴったりです。

飲み方はストレートがおすすめ。冷やすとスパイス・フルーツの香りが際立つので、ロック・ハイボールでも楽しめますよ。

2022年のワールド・ウイスキー・アワードでダブル金賞を受賞し、アイラの巨人と称えられる「ラガヴーリン」の16年熟成です。アイラモルト特有のスモーキーなピート香は強めのタイプ。正露丸に例えられるヨード香もくっきりとした、アイラモルトらしいアロマが楽しめます。

熟成には厚みのあるボディーを作るバーボン樽を中心に、シェリー樽も使用。飲み応えがありつつ、程よいフルーティーさも持ち合わせています。コク・甘み・スモーキーさのバランスが良いので、アイラモルト初心者にぴったりです。

熟成年数は16年と長期熟成タイプ。アルコールの角がとれたまろやかなウイスキーを好む方にもおすすめです。

ノンピートなアイラモルトで人気のブルックラディが造るもう一つのブランド、「ポートシャーロット」の10年熟成です。アイラモルト特有のピート香は、かなり強めのヘビーピートタイプ。クセの強いアイラウイスキーを好む方におすすめです。

ピート香は強いものの、うがい薬に例えられるヨード香は穏やか。バーボン樽由来のバニラ・キャラメルのニュアンスが強いので、スモーキーながらコクのある味わいです。フレンチワイン樽由来のショウガ・スパイスも感じるので、複雑味のあるウイスキーを好む方にもぴったりです。

アルコール含有量は50％と高めのタイプ。腰・香りが強いため、ハイボールにしても個性を楽しめますよ。

「アイラ海峡（カリラ）」の名前の通り、潮風のような爽やかさを感じると口コミ評価の高い、「カリラ」の12年熟成です。アイラモルトの中ではピート香はやや穏やかなタイプ。ただ炭の煙のようなドライなアロマのため、すっきりスモーキーな風味が楽しめます。

熟成には甘みのある香りのバーボン樽を使用。ナッツ・バニラの中に、ベリーや柑橘類のフルーティなニュアンスも感じられます。またアフターにはオイリーさ・海藻の風味も。重すぎずなめらかなアイラモルトを好む方におすすめです。

軽めのボディのため、飲み方はストレートがおすすめ。水と割ると香りや甘みが増す印象なので、水割り・ハイボールにもおすすめです。

ドライ＆スモーキーの強烈な個性から「アイラの王」と呼ばれる、ラフロイグの10年熟成です。アイラ特有のピート香やヨード香に加え、ガソリンのようなオイルの香りも。穏やかなアイラモルトを気に入ったら試してほしい1本です。

アルコール度数は43度とやや高め。ボディはしっかりとしたタイプながら、ほのかにバニラ・ナッツ・柑橘系のフルーティーさも感じます。口に入れた後はクリーミーななめらかさもあるので、重口でスムースなウイスキーを好む方にぴったりです。

アイラモルトに慣れている方はストレートで飲むのがおすすめ。ソーダで割ると香りが立つので、初心者の方はハイボールで試しましょう。

スモーキーな香りと、樽由来の甘みの絶妙なバランスから「アイラの女王」と親しまれる、ボウモアの12年熟成です。熟成には、バニラ・キャラメルの香り漂うバーボン樽を使用。また華やかなオロロソシェリー樽も使っているので、レーズンや蜂蜜のような甘い香りを楽しめます。

アイラ特有のピート・ヨードの香りはやや強めのタイプ。蜜・ウッディ・花の香りとスモーキーなアロマが絶妙にマッチしたコクのある味わいです。個性も強すぎないため、アイラモルトの入門ウイスキーにぴったりですよ。

アルコール度数は40度と、シングルモルトでは低めのタイプ。12年と長期熟成でまろやかなため、飲み方はストレート・ロックがおすすめです。

ボウモアとは対照的に、強烈なスモーキーさで驚くほど高い口コミ評価を集める、「アードベッグ」の10年熟成です。ピートの香りの強さを表すフェノール値は、アイラ島でも20～40ppmが多い中、55ppmと強烈なタイプ。個性の強いアイラモルトを味わいたい方におすすめです。

製造工程からは、一般に行われるチルフィルタード（冷却ろ過）を不使用に。香味成分をしっかり残しているため、コクのあるボディを楽しめます。

口に含むと柑橘類のようなフルーティーさと、ビターチョコ・スパイスのニュアンスも。冷やしても香り・味が崩れないので、飲み方はストレート・ロックがおすすめです。

スコットランドの最北端、オークニー諸島のスキャパ湾を望む高台でつくられる、「スキャパ スキレン」です。原料のモルトには、ピートで香りをつけないノンピーテッド麦芽のみを使用。スモーキーさの無い、なめらかなシングルモルトスコッチを好む方におすすめです。

熟成には、バニラ・キャラメルとコクのある香りを付与するバーボン樽を100％使用。さらに洋ナシ・花・パイナップルの官能的なアロマが漂います。味わいは洋ナシ・メロン・レモンシャーベットのような爽やかな甘さ。奥ゆかしく上品な甘みが楽しめます。

加水すると香り・味ともに印象が薄くなるイメージ。飲み方はストレート・ロックがおすすめです。

2014年に新設されたばかりの蒸留所ながら、すでに世界中で高い評価を得ている、キングスバーンズの「ドリーム トゥ ドラム」です。熟成には、甘い香りのバーボンオーク樽を使用。バニラの香りに加え、バナナ・パイナップルのアロマまで楽しめます。

口に含むとカスタード・クッキー・カシスを思わせるコクのある味わい。アフターにはジンジャーキャンディのような爽やかな風味も楽しめます。ボディはライトでスムースなため、チャーミングなスコッチをお探しの方におすすめです。

アルコールのとげとげしさは無いので、飲み方はストレートが最適。甘みが強いので、レモンを絞ったハイボールにもおすすめです。

スコットランド・ローランドの西側、クライド湾に浮かぶアラン島で作られる、「アラン」の10年熟成です。熟成には、ウッディな香りのバーボン樽と、華やかなフルーティーさのシェリー樽を使用。グラスに注ぐと、蜂蜜・バニラ・砂糖漬けのレモンの甘い香りが漂います。

口に含むと、蜂蜜・クッキーのような甘みの中に、リンゴやスパイスのニュアンスも。なめらかで、コク深い味わいなので、シングルモルト初心者の方でもスムースに飲みやすい製品ですよ。

アルコール度数は46度と高めのため、飲み応えのしっかりしたウイスキーを好む方にもぴったり。冷やすと酸味が立つので、飲み方はストレート・トワイスアップがおすすめです。

スコットランドの北、ストックホルムとほぼ同緯度のオークニー諸島で作られる、「ハイランドパーク」の12年熟成です。麦芽の乾燥には、オークニー島で採取したピートを用いて薫香を付与。アイラモルトのような穏やかなピート香を楽しめます。

熟成には、アメリカンオークから作られたシェリー樽を使用。スモーキーな中に、フローラル・若草・シトラスの甘く爽やかな香りも漂います。味わいは、しっかりとした蜂蜜・オレンジ・トースト・スパイスのニュアンス。甘みの強いシングルモルトを好む方にぴったりです。

アルコール度数は40度と低めなので、ストレート・ロックにぴったり。オレンジを絞ったハイボールもよく合います。

アイラ島の隣、スコットランドのジュラ島で作られる、ハイランドスタイルの「アイル オブ ジュラ10年」です。原酒はピートでスモーキーな香りをつけたヘビーピートと、ノンピートの2種をブレンド。強すぎないほのかなピート香が楽しめます。

熟成にはバニラ・スパイスの香りをつけるバーボン樽と、甘い香りのオロロソシェリー樽を使用。ウッディなアロマの中に、レーズン・オレンジ・干し草の甘い爽やかさを感じられます。

口に含むと、リンゴ・スパイスのコクのある味わい。ボディはライトなため、シングルモルト初心者の方にもおすすめです。ハイボールにすれば、から揚げ・天ぷらなど和食にぴったりです。

スコットランドの首都エジンバラの郊外で作られる、数少ないエジンバラモルトのひとつ、「グレンキンチー」の12年熟成です。熟成には、フルーティー＆フローラルな香りを付与するシェリー樽をメインに使用。グラスに注ぐと、ブドウやハーブのような爽やかなアロマを楽しめます。

口に含むとオーク樽由来の、バニラ・ホワイトチョコ・アーモンドを思わせるコクのある味わい。フィニッシュにはレーズン・干し草・ハーブを感じる完成度の高い上品なタイプです。ライトで爽やかな甘みのシングルモルトを好む方におすすめですよ。

クセが少ないので飲み方はストレートがおすすめ。ハイボールなら和食との相性がばっちりですよ。

スコットランド・ローランドモルトの代表ブランドと言っても過言ではない、「オーヘントッシャン」の12年熟成です。蒸留回数は、スコッチでは2回が一般的なところ、3回蒸留製法を採用。より不純物が除去できるため、クリアなモルトの味わいが楽しめます。

グラスに注ぐと、クルミ・ドライフルーツ・カシューナッツを思わせるナッティなアロマ。口に含むとマーマレード・マスカット・アーモンド・バニラの上品な甘みを感じます。ボディはライトながら、しっかりした余韻のため、香り高いシングルモルトを好む方にぴったりです。

飲み方はストレートが最適ですが、腰が強く水で割っても風味が崩れにくいので、ハイボールにもおすすめです。

イングランドの北西部スカイ島で作られる、驚くほど口コミ評価の高い「タリスカー」の10年熟成です。原材料には、香りの強さを表すフェノール値25ppmのピーテッド麦芽を使用。炭の煙のような香りのスモーキーなシングルモルトを好む方におすすめです。

香りはアイラモルトのように、潮風・海藻・牡蠣のような爽やかなニュアンス。口に入れると、ドライフルーツ・スパイスのほのかな甘みも感じます。甘みとドライさのバランスが絶妙なので、ボディのあるアイラウイスキーを好む方にぴったりです。

冷やしても個性が崩れないので、飲み方はストレート・ロックが最適。ソーダで割ると甘み・香りが立つので、ハイボールもおすすめです。