フローリングワイパーやモップで集めたほこりや髪の毛、ペットの毛といったごみを自動で吸い取ってくれる電動ちりとり。掃除機よりも手軽に使えるため、口コミでも評判が広がっている人気の掃除アイテムです。掃除機をかけるまでもないちょっとした掃除や、ワンルームのアパート・マンションの掃除に便利ですよ。
ですが、あまり買う機会のない製品のため、「どんな製品があるのか」「何を買えばいいのか」「買って後悔しないか」と悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は、電動ちりとりの仕組みや選ぶ際のポイントについて解説します。記事の後半では、おすすめの電動ちりとりを6個紹介していますので、電動ちりとりが気になっている方や掃除が好きな方はぜひ参考にしてみてください。
目次
電動ちりとりとはどんな製品?活用シーンを紹介
電動ちりとり(電気ちりとり)は、ごみを吸い込み口に近づけると自動で吸い込んでくれる掃除アイテムです。フローリングワイパーやモップでごみを集めた後、通常はちりとりでごみを集めてごみ箱まで持っていって捨てる必要がありますが、電動ちりとりを使えばその場で吸い込んでくれます。
吸い込んだごみは内部に溜められるため、毎回捨てる必要がありません。また集めたごみの処分も簡単で、しかもごみが舞い上がらず衛生的。そのため、手軽に掃除したい方はもちろん、アレルギーや鼻炎を持っている方にもおすすめです。
- 掃除機を使用するほどではない簡易的な掃除やワンルームの掃除に
- 長時間掃除機がかけられない時間帯の掃除に
- ペットや子供のいる部屋など、ごみが頻繁に落ちる部屋の掃除に
- ハウスダストやペットの毛のアレルギー対策に
電動ちりとりが自宅にあれば、掃除がより手軽で簡単になります。もちろん掃除機の方が綺麗に掃除できますが、掃除機は準備や片づけが手間で、時間帯によっては長時間の運転音も気になるでしょう。そんなとき、さっと拭いてさっと吸い込ませて終わりの電動ちりとりが活躍します。
ほうき掃除よりも本格的で、掃除機ほど大がかりではない、「ほうき掃除と掃除機掃除の中間」としておすすめです。
編集部
電動ちりとりの口コミ・評判
マイナーな商品である電動ちりとりですが、実際に利用している人の口コミ・評判を調べてみました。
- クイックルワイパーと併用できて最高
- 掃除機は重くて負担だけど、電動ちりとりなら軽いモップで楽
- 音が鳴るのが一瞬だから、ペットに怒られなくて良い
- ペットのトイレ砂掃除のときに便利
- 商品によって、ペットが前を通るとセンサーが誤作動して使いづらい
- 音がでかい
全体的に好評な口コミが多く見られました。中でもペットがいる家庭で利用されている方が多く、ペット関連の掃除のときに重宝しているようです。
他にあった好評な口コミとしては、掃除機より軽いため手軽・腕が疲れないといった口コミでした。掃除機もコードレスタイプの商品はありますが、多少重量があるため疲れますよね。電動ちりとりで使用するモップであれば重量も軽いため、疲れることなく掃除ができます。
一方不評な口コミとしては「自動センサーの誤作動がイヤ」「音がでかい」というものがありました。電動ちりとりは商品によっては自動センサーつきの商品があるため、ペットが前を通ると起動してしまうことがあるみたいです。ペットによる誤作動が心配な方は、自動センサーのない商品を選ぶようにしましょう。
電動ちりとりの選び方
電動ちりとりを選ぶ際のポイントを解説します。電動ちりとりは種類が少ない分、選び方が重要です。特に、サイズとごみの処理方法はしっかりとチェックしておきましょう。
設置したい場所に合ったサイズの製品を選ぶ
電動ちりとりを選ぶ際、一番重要なのがサイズです。電動ちりとりは基本的に置きっぱなしのため、置きっぱなしにしても邪魔にならないかどうかを購入前に考える必要があります。
- どこに置くか
- 設置できるか
- 置く場所の近くに電源があるか
- 使いやすい場所かどうか
- 頻繁にどかさなくて良い場所か
電動ちりとりは基本的にそこまで大きくありませんが、縦長であったり、横長であったりと形状はさまざま。縦長の電動ちりとりは、ごみの吸引口が横に狭い分、コンパクトでスペースをとらないのがメリットです。一方横長の電動ちりとりは、スペースを取る分ごみの吸引口が広いため、ごみを一度に吸引しやすいメリットがあります。
ほかの部屋へ持ち運んで使いたい場合は、サイズだけでなく重量もチェックしておきましょう。1.4〜5kg前後の商品が多いですが、2kg以下だと持ち運びが容易なためおすすめです。
衛生的な紙パック式か手軽なダストボックス式かで選ぶ
電動ちりとりのごみ処理方法は、掃除機同様に「紙パック式」と「ダストボックス式」の2種類があります。
ごみ処理方式 | メリット | デメリット |
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紙パック式 |
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ダストボックス |
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どちらも明確にメリットとデメリットがあり、どちらが使いやすいかは人や使う状況によって変わります。何を重視して電動ちりとりを選ぶか考えて、適したごみ処理方式を選びましょう。
ごみに触るのが嫌な方や、掃除する手間を省きたい方は紙パック式。コストをかけたくない方はダストボックス式がおすすめです。
吸い込みモードはマニュアルかオートか切り替え式か
電動ちりとりのごみ吸引には、「マニュアル」と「オート」、そしてどちらにも切り替えできる「切り替え式」があります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
スイッチを入れると作動するマニュアル |
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スイッチを入れてごみを押し込むと作動するオート |
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マニュアルとオートを選べる切り替え式 |
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現在ほとんどの機種がオートで、わずかに切り替え式があり、マニュアルのみの機種はほとんど無い状況です。そのため、マニュアルを希望している方は切り替え式を購入する必要があります。
編集部
電動ちりとりおすすめ人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | サイズ | 重量 | 消費電力 | 吸込仕事率 | 集塵容量 | ごみ処理方式 | マニュアル/オート | 運転音 | コード長さ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
[CCP] ZN-DP39-WH(ホワイト) 電気ちりとり スマートワイパー | Amazon¥9,579 楽天市場Yahoo! | 31.1×13.6×10.2cm | 1.4kg | 450W | 60W | 0.5L | 紙パック式 | オート | 80dB | 1.5m | |
[シービージャパン] mlte MR-05FC 電動ちりとり ホワイト 電気ちりとり フローリングワイパー | Amazon¥14,450 楽天市場Yahoo! | 20×20×30cm | 2kg | 400W | 100W | 1.2L | 紙パック式 | オート | - | 1.5m | |
[BRUNO(ブルーノ)] BOE093 電動ちりとり フローリングクリーナー 電気ちりとり | Amazon¥13,200 楽天市場Yahoo! | 32.3×15.3×31.3cm | 2.3kg | 350W | - | 0.65L | ダストボックス式 | オート | 75dB | 1.6m | |
[CCP(シーシーピー)] ZN-DP24 電気ちりとり 紙パック5枚付き ホワイト 電動ちりとり | Amazon¥6,577 楽天市場Yahoo! | 31.1×13.6×10.2cm | 1.4kg | 300W | 50W | 0.5L | 紙パック式 | オート | 80dB | 1.5m | |
電動ちりとり センサー タッチレス ダストボックス | Amazon¥5,980 楽天市場Yahoo! | 50×32×21cm | 4.3kg | 1000W | - | - | ダストボックス式 | 切り替え可能 | 80dB | 1.85m | |
[CCP] ZJ-DP46-BK 電気ちりとり Pro 掃除機 クリーナー サイクロン吸引 | Amazon¥42,000 楽天市場Yahoo! | 34×22×52.5cm | 5.1kg | 1000W | 117W | 4L | ダストボックス式 | 切り替え可能 | 83dB | 2m |
電動ちりとりおすすめ人気ランキング6選
毎日大量のゴミが出るお店や会社におすすめ!業務用電動ちりとり
CCPのZJ-DP46-BKは、ヘアサロンやペットサロンなど毎日大量にごみが出るお店や会社に最適なプロ仕様の電動ちりとりです。パワフルな吸引力、4Lの集塵容量、用途に合わせて切り替え可能な吸引モードと、まさにPro仕様。大きなごみも強力に、また大量に吸い取ってくれます。
ダブルフィルター搭載で排気も綺麗で、匂いや汚れも気になりません。
ほかの電動ちりとりに比べて価格が高く、あくまでも業務用として使用する方に適しています。自宅用としてはオーバースペックですが、強力な電動ちりとりを使いたい場合は買ってもいいでしょう。
ハイパワーな吸引力でごみをしっかりと吸い込む電動ちりとり
NeoVac Eliteの電動ちりとりは、パワフルな吸引でごみをしっかりと吸い取ってくれる強力な電動ちりとりです。ごみの処理は、紙パック不要で丸洗いできる衛生的なダストボックス方式を採用しています。
吸い込み方式はマニュアルとオートの切り替え式で、使用頻度によって使い分けが可能。カラーはホワイトとブラックの2色展開でデザインもおしゃれです。
4.3kgと他の機種と比較してやや重量があるため、頻繁に移動させて使う用途には不向きです。特定の場所に固定して使うといいでしょう。コードは長めで、ある程度自由に置き場所を決められます。
ティッシュボックスサイズのコンパクトで使いやすい電動ちりとり
CCPのZN-DP24は、31.1×13.6×10.2cmと、ティッシュボックスより少し大きい程度のサイズで部屋に設置しやすい電動ちりとりです。重さも1.4kgと、電動ちりとりの中では最軽量。置き場所に困らないのが最大のメリットです。
吸引方式はオートで、電源を入れて吸い込み口にあるスイッチまでごみを持っていけば、自動的に吸い込んでくれます。小さいとはいえ、ごみやほこりをしっかりと吸引します。
また、ごみは衛生的な紙パック方式で、手が汚れたりごみが舞ったりせず衛生的。
他の電動ちりとりに比べて若干吸引力は弱めですが、家庭用のほこりやごみを吸い込む程度であれば問題ありません。
電動ちりとり&ごみ箱として使える1台2役の便利な電動ちりとり
ブルーノのBOE093は、本体下部は電動ちりとり、本体上部はごみ箱として使える1台2役で使い勝手の良い電動ちりとりです。
例えばフローリングワイパーで掃除した後、ごみは電動ちりとり部分に吸い込ませ、使い終わったワイパーシートはそのまま上部のごみ箱に捨てられます。
吸い込みはオートで、ごみはダストボックス式で水洗い可能。さらにダストボックスに取り付けられているHEPAフィルターも水洗いでき、常に清潔な状態を保てます。運転音も比較的小さめです。
特に大きな欠点がなく、どんな家や部屋でも安定した活躍ができます。安さよりも、性能や使いやすさで選ぶ方におすすめ。
大量にごみを溜められる手間いらずの高性能電動ちりとり
シービージャパンのmlte MR-05FCは、1.2Lの集塵容量を持ち、紙パック式で簡単にごみが処理できる手間いらずの電動ちりとりです。吸引力も高く、家中のゴミを強力かつ大量に吸い取り、家の中を常に清潔に保てます。
吸引はオートで、必要な時だけ作動するため音も気になりません。重量は2kgと比較的軽く、持ち手も付いているため、他の部屋の掃除にも簡単に持っていけます。
デザインもシンプルで、部屋や他の家電に馴染みやすいのもポイント。吸引力や集塵能力に優れた、高性能な電動ちりとりをお探しの方におすすめです。
KOWA製専用ワイパー付きの高性能電動ちりとり
CCPのZN-DP39-WHは、コンパクトでパワフルな紙パック式の電動ちりとりです。ごみのかき出しに特化したKOWA製専用スマートワイパー付きで、効率よくごみを集められます。
さらに専用ワイパーのため、ZN-DP39-WHの吸い込み口にピッタリフィットしてごみを逃しません。
同じCCPの電動ちりとり「ZN-DP24」とよく似ていますが、ZN-DP39は専用ワイパー付きで、本体の性能もわずかですが上です。ただ、実感できるほどの性能差はないため、「専用ワイパーが必要かどうか」で選ぶといいでしょう。
電動ちりとりのおすすめ人気メーカー
現在電動ちりとりを扱っている主なメーカーは以下の3社です。
- CCP
- シービージャパン
- BRUNO
上記3社の製品を選んでおけば間違いないでしょう。それぞれのメーカーの特長について以下で解説します。
編集部
お手頃な製品から業務用まで揃う、電動ちりとりと言えばCCP
CCPは、おもちゃで有名なバンダイのグループ会社で、生活家電の企画・開発・販売を行う企業です。現在、電動ちりとりメーカーでは最もラインナップが豊富なため、電動ちりとりを選ぶ際は真っ先に候補に挙がるメーカーと言えるでしょう。
- 安価で手軽に買える「ZN-DP24」
- 専用ワイパーが付いた高性能な「ZN-DP39」
- 業務用の超高性能電動ちりとり「ZJ-DP46」
予算や用途によって3種類の中から選べます。ZJ-DP46は業務用で、他の電動ちりとりに比べて価格が高いため、一般家庭では「ZN-DP24」か「ZN-DP39」のどちらかがおすすめです。どちらも価格が安く使いやすい、選んで間違いのない製品です。
高性能な電動ちりとりならシービージャパン
シービージャパンは、キッチン用品やインテリア、生活家電を扱う企業です。シービージャパンでは、吸引力と集塵容量に優れた高性能な電動ちりとり「mlte MR-05FC」のみを扱っています。
「mlte MR-05FC」は、他のメーカーの電動ちりとりと比べると「高価格・高性能」です。そのためコストよりも性能重視で、強力な吸引力やごみ捨ての回数を減らしたい方におすすめです。
家庭で使いやすい電動ちりとりを扱うBRUNO(ブルーノ)
ブルーノは、主にキッチン用品やインテリアを扱うライフスタイル企業です。実用性はもちろん、デザイン性が高くおしゃれで遊び心溢れるアイテムが揃っています。
そんなブルーノの電動ちりとり「BOE093」は、電動ちりとりとしてもごみ箱としても使える1台2役の便利な製品です。電動ちりとりは、使うときと使わないときがはっきりしやすいアイテムのため、BOE093のように別の機能を持った製品を選ぶと無駄がありません。もちろんブルーノらしいデザインもおしゃれ。
デザイン性とコストパフォーマンスに優れた電動ちりとりを探している方は、ブルーノの「BOE093」を選びましょう。
電動ちりとりの関連商品
最後の仕上げにスプレーモップ
スプレーモップは、立ったまま水拭き掃除ができる便利な掃除アイテムで、面倒で辛い雑巾がけ作業をフローリングワイパーと同じ感覚で行えます。ほこりを取って電動ちりとりに吸い込ませた後、仕上げとしてスプレーモップを使うとさらに綺麗になるでしょう。
特にワンルームや小さな部屋であれば、フローリングワイパー・電動ちりとり・スプレーモップだけで十分です。意外と種類も豊富なため、レビューを参考にしながら検討してみてください。
綺麗で衛生的に収納できるフローリングワイパースタンド
フローリングワイパーを立てかけて収納できるアイテムが、フローリングワイパースタンドです。手軽にほこりを集められるフローリングワイパーですが、長くて意外と置き場所に困ります。フローリングワイパースタンドがあれば、使わないときはフローリングワイパーを綺麗にしまっておけるでしょう。
簡単な素材で自作してもいいですが、やはりインテリア性を考えると既製品がおすすめ。価格も安いので、フローリングワイパーを使う家庭は1個準備しておきましょう。
電動ちりとりのよくある質問
最後に、電動ちりとりに関するよくある質問をQ&A方式でまとめました。
電動ちりとりはレンタルできますか?
レンタルを利用すれば、電動ちりとりを安く試せます。例えばダスキンでは、お試しであれば0円~100円、通常4週間320円~620円でレンタル可能です。電動ちりとりを買う前に試してみたい方は利用してみてください。ただし、1~2年以上レンタルするなら買ってしまった方が安いです。
中古を使いたくない、長期間使う予定がある方はレンタルよりも購入がおすすめ。
電動ちりとりはどこで買えますか?
エディオンやヤマダ電機といった実店舗でも購入できますが、かなり大きな店舗に行かないと置いていません。ネット通販を利用した方が確実です。
床を手軽に掃除するなら電動ちりとりがおすすめ
電動ちりとりは、フローリングワイパーやモップで集めたほこりを自動で吸い込んでくれる掃除アイテムです。掃除機をかけるほどではない、ちょっとした掃除に大活躍してくれるでしょう。
- 置く場所があるかや邪魔にならないサイズかどうかチェック
- 紙パックとダストボックスどちらが好みか確認
- 種類は少ないため、製品同士の比較がおすすめ
電動ちりとりを選ぶ際は上記のポイントをチェックして、自宅に合った最適な製品を選んで下さいね。一度使ってみれば、きっと手放せなくなるはずです。
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