車のバッテリー電圧が下がるとエンジンのかかりが悪くなったり、最悪エンジンが始動しなくなります。車用バッテリー充電器は低下したバッテリーの電圧を回復させ、バッテリーの状態を良好に保つアイテムです。
「エンジンがかからない!」なんていう最悪のケースにならないよう、ご自宅か職場に1台あると安心です。
ですが、バッテリー充電器はどういった効果があるのか、どのような仕組みなのか、つなぎ方はどうすればいいのかわからない方も多いようです。
そこで今回はバッテリー充電器の種類や選び方について解説します。記事の後半では、現在売れているおすすめの人気バッテリー充電器も紹介しています。
バッテリー充電器の仕組みや使い方について知りたい方はぜひ読んでみてください。
この記事を監修した専門家
目次
車用バッテリー充電器とは、車のバッテリー電圧を適正に保つためのメンテナンス製品
車用バッテリー充電器は、弱ってしまったバッテリーの電圧を回復させるグッズです。バッテリーチャージャーや、カーバッテリー充電器とも言います。車のバッテリーにバッテリー充電器のケーブルを接続し、コンセントを繋ぐとバッテリーの電圧が回復する仕組みです。
通常、車のバッテリーは劣化していなければ週に1度、20~30分ほど運転すれば充電されるためバッテリーは上がりません。
ですが、たまにしか乗らなかったり、乗っても短時間しか運転しない場合、放電によってバッテリーの電圧は徐々に低下していきます。
この電圧が一定以下になると、「アイドリングストップが機能しない」「エンジンがかかりにくくなる」といった症状が現れます。この状態からさらに電圧が低下するとエンジンが全くかからなくなります。
編集部
バッテリーが上がると、車用バッテリー充電器では充電できない
バッテリー充電器では車のエンジンがかからなくなった状態、いわゆる「バッテリー上がり」には充電できません。バッテリー充電器は「弱ったバッテリーを回復させる」ためのアイテムで、「0になったバッテリーを回復」するアイテムではないからです。
さらに、バッテリー充電器の多くはコンセントが必要になります。例えば山の中でバッテリーが上がってしまった場合、バッテリー充電器があっても充電できません。
バッテリー充電器は「バッテリー上がりに対処するために車に積んでおく製品」ではなく、「バッテリーが上がらないように普段から家庭で充電しておく製品」と考えてください。
長期間の放置やライトのつけっぱなし等で完全にバッテリーが上がってしまった場合は、バッテリー充電器ではなくジャンプスターターかブースターケーブルを使用しましょう。
ジャンプスターターやブースターケーブルについては、記事の後半で解説しています。
編集部
車用バッテリー充電器の選び方5つのポイント
車用バッテリー充電器を購入する際は、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- まずは必ず対応電圧を確認する
- 短時間で充電したい方はアンペアを確認する
- 開放型と密閉型に対応しているものを選ぶ
- 繋ぎっぱなしにしたい方は自動充電停止機能付きかどうか確認
- 劣化したバッテリーを充電するならパルス充電機能付きを選ぶ
まずは必ず対応電圧を確認する
初めに確認する点が「バッテリー充電器が車のバッテリー電圧に対応しているか」です。必ず自車の電圧に対応したバッテリー充電器を購入しましょう。
例えば、一般的に自動車に使われているバッテリーは12Vです。この場合は必ず「12V用」「12V専用」と書かれたバッテリー充電器を購入してください。
- バイク…6V/12V
- 普通車・軽自動車…12V
- トラック…24V
バッテリーは車種によって主に3つの電圧が使われていて、バッテリー充電器もそれぞれに対応した製品があります。各バッテリー容量に対応したバッテリー充電器を使用しないと、正しく充電されなかったり、最悪のケースでは故障や破損の原因になるので注意しましょう。
バッテリー充電器の中には「12V/24V対応」といったように複数の電圧に対応したタイプもあり、車やバイクといったように複数の車種に充電したい場合に便利です。
編集部
短時間で充電したい方はアンペアを確認する
アンペア(電流)の高い製品ほど、充電するスピードが速く充電時間が短くなります。ただしアンペアの大きな製品はそれなりに価格が上がり、またサイズも大きくなるためコストと取り回しの問題が発生します。
慌てて充電する必要が無い方は、アンペアの小さい製品でも問題ありません。
開放型と密閉型に対応しているものを選ぶ
自動車バッテリーには大きく分けて「開放型バッテリー(オープンバッテリー)」と「密閉型バッテリー(シールドバッテリー)」の2種類が使用されています。バッテリー充電器も、必ず対応したものを選びましょう。
ただ、現在販売されているバッテリー充電器のほとんどが「開放型・密閉型両対応」のため、それほど気にしなくても大丈夫です。ちゃんとバッテリー充電器に「開放型・密閉型両対応」と書いてあるかどうかだけ確認しましょう。
新車で買った車の場合は適正なバッテリーが装着されておりますので、同じ型番の物を買えば良いですが、中古車で購入した場合は規格外のバッテリーが装着されている場合がありますので、不安な方は車の取扱説明書を確認するか最寄りのディーラーさん等にその車の適正なバッテリーの型番等を確認するようにしましょう。
編集部
繋ぎっぱなしにしたい方は自動充電停止機能付きかどうか確認
自動充電停止機能とは、充電が完了した際に自動的に充電を停止する機能です。充電完了後も充電を続けると「過充電」状態になり、バッテリーを劣化させ、寿命を大幅に短くしてしまいます。
- 普段乗らない車に充電器を繋ぎっぱなしにしておきたい
- 気が付いたときに取り外したい
- 充電完了に気を使いたくない
バッテリー充電器の充電には数時間~半日とかなり長い時間がかかるため、常に気にしているのも面倒です。上記のような方には自動充電停止機能付きがおすすめです。
編集部
劣化したバッテリーを充電するならパルス充電機能付きを選ぶ
パルス充電機能とは、バッテリー内部の「サルフェーション(結晶化した硫酸鉛)」を分解し、バッテリーの性能を回復する充電方法です。一言で言えば「劣化・機能低下したバッテリーを甦らせる機能」と考えてください。
長時間使用しないバッテリーは自然放電し、その過程でバッテリー内部に鉛が結晶化したサルフェーションが発生します。さらに低充電状態が長く続けば続くほど、サルフェーションは増加・進行していきます。
サルフェーションは非伝導性(電気を通さない性質)の結晶です。電気を通す役割のバッテリーの中で電気を通さない物質が増えるため、サルフェーションが多くなればなるほどバッテリー性能は低下します。
一度発生したサルフェーションは自然に無くなることはなく、その後どんなに充電しても失われた分のバッテリー性能は回復しません。
そんな厄介なサルフェーションですが、パルス充電機能付きのバッテリー充電器を使えば簡単に分解でき、バッテリー本来の性能を取り戻せます。
編集部
赤いすい平
ここ5年以内の話ですが、車をご注文頂く際にドライブレコーダーを同時注文される方が9割以上と言っても過言で無いほど増えました。
最近のドライブレコーダーにはエンジンを切って施錠後にもドライブレコーダーを作動してくれる「駐車監視モード」という機能が付いており、それにより電圧が低下してエンジンがかからないというお客様が数名居られました。
ドライブレコーダーの設定を替えてバッテリーに負荷が掛かりにくいようには出来るものの、その分録画時間が短くなったり、動体検知は出来なくなります。
愛車の心配は無くなっても車のエンジンが掛からないのでは元も子もありません。
バッテリーをいつも健全な状態に保ち、せっかくの愛車を末永く乗りたいものです。
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老舗バイク用品メーカーがつくる二輪四輪両用バッテリー充電器
1972年創業のバイク用品メーカーデイトナ。老舗メーカーが作る、二輪四輪兼用のバッテリーチャージャーです。
大きなディスプレイで見やすく、バッテリーの状況を把握。電圧測定、充電カウントダウンなどの表示ができます。サルフェーション除去機能もありますので、バッテリーを蘇らせることも可能です。充電能力だけでなく、壁掛け用ホール付きなのも嬉しいポイント。
ガレージで収納しやすい作りになっています。使いやすく安心な製品がいい!という方におすすめの商品です。
本体サイズ | 23.2cm×16.9cm×6.1cm |
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本体重量 | 750g |
対応電圧 | 12V |
最大出力電流 | 4A |
密閉解放対応 | 両対応 |
パルス充電 | ○ |
優れた多機能性。必要な機能全てそろっています
4ステージで充電する新パルス充電方式はマイコンで充電ステージをコントロール。自動でパルス充電の有無を選択しながら充電許容量を増加してくれるので、安心して利用できます。
充電ができないバッテリーも救済充電できるよう充電補助機能があります。アイドリングストップ車、ハイブリッド車にも対応。12Vバッテリー搭載車ほとんど対応している点もおすすめです。
どんな充電器が使用できるかわからない方にも、安心の多機能性です。
本体サイズ | 26.3cm×8.5cm×22.8cm |
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本体重量 | 1.48kg |
対応電圧 | 12V |
最大出力電流 | 12A |
密閉解放対応 | 両対応 |
パルス充電 | ○ |
小型で軽量ながら、出力電流は大きく欧州車にも対応モデル
小さなボディながら、出力は4.3Aと大きいため欧州車をはじめとした多くの自動車の充電が可能です。車両コンピューター、センサーに損傷を与えないので、車からバッテリーを取り出さなくても大丈夫。バッテリーを積んだまま充電ができます。
スパーク、逆接続防止、ショート保護、防塵防滴設計など安全機能も盛りだくさん。パルス充電にも対応しているため、バッテリーの復活も行えます。ディーラーも多く使用している安心モデル。安心できるものが欲しい方に向いている商品です。
本体サイズ | 16.8cm×6.5cm×3.8cm |
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本体重量 | 400g |
対応電圧 | 12V |
出力電流 | 4.3A |
密閉解放対応 | 両対応 |
パルス充電対応 | ○ |
防水性に優れたIP67。屋外作業でも安心の耐久性
機能性は非常にシンプル。充電器とバッテリーをつなぐだけです。もちろん逆接続プロテクター、ショート防止といった安全機能もバッチリで安心です。
充電が満タンになった時にストップしてくれるフロート式充電を採用。バッテリーを痛める心配が少ないのが◎。防水性にも優れていて、安心のIP67。屋外での作業も可能です。
パルス充電には対応していないため、古くなったバッテリーには使用できないところが少し残念ポイントですね。
本体サイズ | 6.9cm×11cm×3.8cm |
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本体重量 | 453.5g |
対応電圧 | 800mA |
密閉解放対応 | 両対応 |
パルス充電対応 | × |
マイコン制御・パルス充電搭載!多機能・高機能バッテリー充電器
オメガ・プロのOP-BC02は、12V対応の4段階パルス自動充電、マイコン制御機能搭載の高性能バッテリー充電器です。密閉型・開放型両対応。
15.5Vの高電圧充電が可能で、自動充電機能付きと隙の無い完璧な性能です。最高品質・最高性能のバッテリー充電器が欲しい方におすすめ。
バリエーションは最高6AのOP-BC01、最高15AのOP-BC02、最高40AのOP-BC03の3タイプがあります。どのシリーズもすべてパルス充電機能搭載で、サルフェーション(硫酸鉛の結晶化)を分解し、バッテリーのダメージ修理、活性化が可能です。
本体サイズ | 26.3cmx8.5xcm22.8cm |
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本体重量 | 1.48kg |
電圧 | 12V |
アンペア | 15A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | 〇 |
パルス充電機能 | 〇 |
全自動充電可能な簡単操作バッテリー充電器
リョクエンのDC-100は、12Vと24Vに対応し、さらに全自動充電でどんな車種にも対応したバッテリー充電器です。各種保護機能も搭載し、クリップ逆接続時にはエラーが出る親切設計で接続が苦手な方にもおすすめ。
AGM/GEL車にも充電可能。安定した性能で、とりあえずこれを買っておけば間違いないでしょう。ただしパルス充電には対応していません。
バリエーションは、安価でお手軽なDC80、安定した性能のDC100、パルス充電に対応したDC200とDC250の4種類です。
本体サイズ | 19.5cm×14.5cm×11.5cm |
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本体重量 | 1.3kg |
電圧 | 12V/24V |
アンペア | 12A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | 〇 |
パルス充電機能 | ー |
圧倒的な激安価格で手軽に買える、使い方もシンプルなバッテリー充電器
SUCCULのSCL-APT-1308V1Aは、バッテリー充電器の中でも特に安価な製品です。安価ですが、PSEマーク(電気用品安全法)もきちんと取得しているため安心して使えます。ケーブルの接続間違いを防止する逆接続防止機能付き。
パルス機能や自動充電停止機能といった便利な機能はありませんが、逆に余計な機能がない分、使い方もシンプルです。
充電完了時に自動停止はしないものの、14.5Vを超える充電が行われた際は充電が止まる過充電保護機能はついています。
安価で最小限の機能が付いた、シンプルなバッテリー充電器が欲しい方におすすめのお手軽な製品です。
本体サイズ | 22.5 x 11 x 3.3 cm |
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本体重量 | 260g |
電圧 | 12V |
アンペア | 1A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | ー |
パルス充電機能 | ー |
コンセント不要のソーラーパネル式バッテリー充電器
ALLPOWERSのソーラーバッテリー充電器は、通常のコンセントとバッテリーを繋ぐタイプではなく、ソーラーパネルで発電した電気をバッテリーに充電するタイプです。
コンセント不要で、シガーソケットかバッテリーに直接つないで使用します。発電量がさほど高くないため、「乗る頻度やや少なめで若干バッテリーが心配」というライトユーザー向き。
ただしほとんどの車種でエンジン停止中はシガーソケット通電もされないため、普段エンジンをかけない車に充電する場合はバッテリー接続が確実です。
また、日光の照射時間や強さで発電量が変わる点、条件が良くても通常のコンセントタイプよりも充電量が弱い点にも注意しましょう。
本体サイズ | 38cmx25.5cmx5.7cm |
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本体重量 | 2.4kg |
電圧 | 18V |
アンペア | ー |
密閉・開放対応 | ー |
自動充電停止機能 | ー |
パルス充電機能 | ー |
全自動で簡単に使える自動車用パルス充電器
アクアドリームのAQP-1200は、接続するだけであとはバッテリーの容量や状態に応じて自動で適正充電を行ってくれる手軽で便利なバッテリー充電器です。バイクや自動車に加え、小型船舶やトラックの充電にも使用できます。
バッテリー診断機能・パルス充電機能・自動充電停止機能付きで、つなぎっぱなしでも問題ありません。簡単で多機能なバッテリー充電器を探している方におすすめ。
逆接続・バッテリー不良・電圧確認・過電流・高温・タイムオーバーの6つの保護回路付きで、初心者でも安全且つ安心して使用できます。
本体サイズ | 8.6cm×3.7cm×5.5cm |
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本体重量 | 240g |
電圧 | 12V |
アンペア | 15A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | 〇 |
パルス充電機能 | 〇 |
安価・軽量コンパクト・多機能とコスパの良いバッテリー充電器
LSTのバッテリー充電器は、価格が安く軽量コンパクトで収納場所にも困らず、さらにそのコンパクトなサイズからは想像できないほど多機能でコスパの高いバッテリー充電器です。パルス充電でサルフェーションを除去して充電可能、過充電や過電圧、過放電保護機能付き。
アンペアが低いため充電に時間がかかりますが、その点を差し引いても優秀な製品です。細かい不満には目を瞑れる、とにかく価格が安い製品が良いといった方向けの製品です。
バリエーションはこのほかに4A・5A・20Aがあります。
本体サイズ | 13.7x8.7x8.2cm |
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本体重量 | 280g |
電圧 | 12V |
アンペア | 1.1A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | 〇 |
パルス充電機能 | ー |
繋ぐだけで自動的に最適な充電を行うバッテリー充電器
メルテックのSC-1200は接続が簡単で、さらに電圧を自動診断し最適な充電を自動的に行ってくれる初心者にもおすすめのバッテリー充電器です。接続した段階で充電の可否も自動診断してくれるため、充電して使えるのか、交換したほうが良いかの判断も可能。
充電中も常に最適な充電状態を維持し、充電が完了すると維持充電に切り替えるといったように、バッテリーを常に最適な状態に保ちます。何から何まで全自動で行ってくれるため、バッテリー充電器の使い方が良くわからない方でも安心です。
本体サイズ | 22.5cm×13.7cm×16cm |
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本体重量 | 1.6kg |
電圧 | 12V |
アンペア | 12A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | 〇 |
パルス充電機能 | ー |
1つ持っていると安心!コスパ最強のバッテリーチャージャー
乗用車・貨物車・二輪車で使えるバッテリーチャージャーです。WET・MF・EFB・GEL・AGMなどの鉛蓄電池に対応。バッテリーに繋ぎ、コンセントに刺すだけなのでスムーズに接続できます。
不良、過電流、高温感知機能など、5種類の保護機能を搭載。充電可能容量まで達すると自動停止するため安心して使えますよ。液晶ディスプレイで電流、電圧、バッテリー残量を確認できのも◎です。
また、比較的安価で購入しやすく、レビューによる評価も高いです。コンパクトかつ高性能なので、どんな方にもおすすめできる製品です。
本体サイズ | 17×8.5×4.7cm |
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本体重量 | 452g |
電圧 | 12V・14V |
アンペア | 4A・6A・8A |
密閉・開放対応 | - |
自動充電停止機能 | ○ |
パルス充電機能 | ○ |
8段階充電方式でバッテリーに優しい充電器
セルスターのDRC-1000は、常にバッテリーの状態を診断し、最適な状態で充電を行う8段階充電方式のバッテリー充電器です。
接続した段階ではゆっくり徐々に充電を開始し、サルフェーションによる電圧低下があればパルス充電による除去を行いながら充電。充電完了近くになったら再度ゆっくり充電し、充電完了後はフロート充電で常にバッテリーの電圧を一定に保ってくれます。
15日サイクルで再充電も行ってくれるため、あまり乗らない車に常に繋ぎっぱなしにしておいて良好なコンディションを保つのに最適。エンジン始動用補助電源として使用できるセルスタート機能付き。
本体サイズ | 7.2cmx14.1cmx2.3cm |
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本体重量 | 1.12kg |
電圧 | 12V |
アンペア | 10A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | 〇 |
パルス充電機能 | 〇 |
シンプル小型なトリクル充電器。つなぎっぱなしでも大丈夫
全自動で充電を行うトリクル充電型。そのため、つなぎっぱなしでも心配ありません。小型でシンプルなつくりですが、充電状況のわかるインジケーター付き。
安全機能も充実していて、逆接続、ショート防止を備えています。バイク用ではありますが12Vバッテリーなら車の充電も可能。本体もとても軽いため、持ち運びにも便利です。750mAと電流量が少ないため、バッテリーを痛めずに充電が可能です。しかし、充電時間がかかる点がデメリット。あまり車に乗らない期間があり、バッテリー上がりが心配な方にオススメの商品です。
本体サイズ | 8.5cm×3.4cm×9cm |
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本体重量 | 220g |
対応バッテリー電圧 | 12V |
出力電流 | 750mA |
密閉解放対応 | 両対応 |
パルス充電機能 | × |
必要な機能が全てそろって、液晶表示で充電状態もわかりやすい
メルテックのMP-220は、充電状態が液晶で表示されていてわかりやすいバッテリー充電器です。
開放型や密閉型に対応していて、パルス充電にも対応していたりと、必要な機能は全てそろっています。維持充電機能がついてあり、充電完了後も90日間つなぎっぱなしにすることで、バッテリーを良好な状態にしてくれます。
出力も15Aまで対応しているため、充電速度も速く、この一台あれば困ることはない高性能な車用バッテリー充電器です。
同じくランクインしているメルテックのSC-1200と比べると、充電速度や充電表示などが異なります。
本体サイズ | 25×13.3×17.8cm |
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本体重量 | 1.4kg |
電圧 | 12V |
アンペア | 15A |
密閉・開放対応 | 両対応 |
自動充電停止機能 | 対応 |
パルス充電機能 | 対応 |
車用バッテリー充電器おすすめメーカー&ブランド
車用バッテリー充電器は国内メーカー・海外メーカーから販売されていて性能も価格もピンキリです。ただ、バッテリーは電気や熱を帯びる製品のため、できれば故障しにくく、安全性の高い下記一流メーカーがおすすめです。
- Meltec(メルテック)
- CELLSTAR(セルスター)
- OMEGA PRO(オメガ・プロ)
- ctek(シーテック)
- BAL(大橋産業)
上記のメーカーは、ネットやオートバックス等のカー用品店で手に入れることができます。この中からPicky’sおすすめメーカーを2社紹介します。
高性能で信頼できる製品が揃うメルテック(大自工業株式会社)
メルテック(大自工業株式会社)は、車両運搬具の部品付属品の製造販売・輸出入を行っている大阪のメーカーです。ドライブ用品や保安用品、モータースポーツ用品等車に関するあらゆる製品を扱っています。
メルテックのバッテリー充電器は、全体的に高性能で使いやすい製品が多いのが特徴です。海外メーカーに比べると価格はやや高価ですが、信頼性を考えれば決して高くありません。
コストよりも安全性・信頼性を重視する方はメルテックのバッテリー充電器を選ぶといいでしょう。
豊富なバリエーションが選べるBAL(大橋産業)
BAL(大橋産業)は大阪に本社を置く、自動車用品専門メーカーです。バッテリー充電器以外にもドラレコやジャッキといった様々な製品を扱っています。
BALのバッテリー充電器は、シンプルで安価なものから多機能で高価なものまで、非常に種類が豊富です。バッテリー充電器選びに迷ったらまずはBAL製から見ていくのもおすすめ。
車用バッテリー充電器の使い方
バッテリー充電器の使い方、充電のやり方を解説します。あくまでも一般的な使い方で、実際の使い方は製品ごとに異なるため必ず使用前に取り扱い説明書を確認してください。
- 車用バッテリー充電器の使い方
- STEP.1車をコンセントの近くに移動させる
まずはバッテリー充電器をコンセントにつなぐために、車をコンセントのある場所近くに移動します。
- STEP.2バッテリーを確認する
ボンネットを開け、バッテリーのある位置を確認する
- STEP.3ケーブルを繋ぐ
バッテリーの+(赤)に赤いケーブル、ー(黒)に黒いケーブルを接続します。間違えるとショートの危険があるため慎重につなぎましょう。
- STEP.4プラグをコンセントに差し込む
バッテリー充電器の電源プラグをコンセントに差し込みます
- STEP.5電源を入れてバッテリー残量を確認する
バッテリー充電器の電源を入れると、バッテリー残量や充電率の情報が表示されます。この表示でバッテリーの状態や充電割合を確認しましょう。
- STEP.5充電が完了したら電源を切ってケーブルを外すバッテリーの仕様上、充電は100%にならないため、充電率90%前後になったらバッテリー充電器の電源を切ってケーブルを取り外してください。自動充電停止機能が付いているものはそのままつなぎっぱなしでも問題ありませんが、外しておいた方が無難です。
赤いすい平
外す際の順番は必ず先に-(黒)を外してから、+(赤)を外します。
これはショートを防ぐために必ず覚えておきましょう!
最悪のケース、ショートした火花が引火して・・・なんて事も起こり得るので要注意です!!
車用バッテリー充電器とジャンプスターターとブースターケーブルの違い
バッテリー関連のアイテムと言えば「バッテリー充電器」「ジャンプスターター」「ブースターケーブル」の3点ですが、この3つの違いは以下の通りです。
製品 | 用途 |
車用バッテリー充電器 | バッテリーが上がらないよう適宜使用して電圧を維持するメンテナンス用品 |
ジャンプスターター | 単体でバッテリー上がりの状態からエンジンを始動できる |
ブースターケーブル | 他車のバッテリーの電気を分けてもらいバッテリー上がりのエンジンを始動する |
車用バッテリー充電器は弱ったバッテリーを回復させる
バッテリー充電器はバッテリーが上がらないように家庭で普段から一定頻度で充電するためのグッズです。普段車に乗らない方がバッテリー上がりを防ぐために使います。
完全にバッテリーが上がってしまうと回復できず、またコンセントの無い場所では使えない製品がほとんどです。バッテリー充電器で充電できないときは、ジャンプスターターを使いましょう。
ジャンプスターターはかからなくなったエンジンを単体で始動させる
ジャンプスターターは、完全にバッテリーが上がってしまったエンジンに電気を供給して始動させられる、単体でバッテリー上がりに対処できる唯一のアイテムです。急なバッテリー上がりに対処したい方は、このジャンプスターターを常に車に積んでおきましょう。
デメリットは特にありませんが、バッテリー充電器やブースターケーブルに比べると若干価格が高めです。車に関してはバッテリー上がりの緊急時にしか出番がありませんが、モバイルバッテリーのようにUSB端子を備えていてスマホ充電ができる製品もあります。
ブースターケーブルは他車の電気を借りて動かなくなったエンジンを始動させる
ブースターケーブルは2台の車のバッテリー同士を繋ぎ、バッテリーが上がってしまった車にもう1台からバッテリーの電気を供給してエンジンを始動させるアイテムです。手軽に使えて確実にバッテリー上がりを解消できます。
デメリットはもう一台車がないと使えない点ですが、よほど山奥でない限り現在の日本で車が全く通らないといったケースは少ないはず。バッテリー上がりの時にしか活躍しませんが、価格も安く、あらかじめ充電しておいたりといった手間もないため、保険として車に積んでおくといいでしょう。
赤いすい平
車用バッテリー充電器は、車に乗るのは週末だけといった毎日車に乗らない方には必須です!
そして、専用バッテリー充電器は自宅、もしくは最寄りの身内のご家庭に1台、又は職場に1台など緊急時に必須です!
更に、ブースターケーブルはどこのホームセンターでも安価に買えるので、車1台につきトランクルームに1本と”備えあれば憂いなし”ですよ!
車用バッテリー充電器の関連商品
車用バッテリー充電器の関連商品を紹介します。
いつでもどこでもコンセント充電ができるポータブル電源
自宅でも外出先でもコンセントが使えるポータブル電源は、一家に一台あると非常に便利です。ポータブル電源とバッテリー充電器があれば外出先でも充電が可能。高価な製品のため、いきなり買わずにまずはレンタルで試すのもおすすめです。
Picky’sでは、ポータブル電源に関する記事を豊富に取り扱っています。キャンプにも緊急時にも便利なポータブル電源について知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
電圧チェック用のテスター
自動充電停止機能が無いバッテリー充電器は、接続したままにしておくと過充電によるバッテリー劣化の原因になります。車用電圧計(テスター/チェッカー)でたまに電圧をチェックし、放電でバッテリーの電圧が下がった時に充電器を使用するのがおすすめです。
車に乗る機会が少ない方は車用バッテリー充電器がおすすめ
車用バッテリー充電器は、電圧が低下したバッテリーに充電を行うアイテムです。
- 普段はあまり車に乗らない
- バッテリーの機能低下・劣化を防ぎたい
- 劣化したバッテリーをパルス充電器で復活させたい
車用バッテリー充電器はこのような方におすすめです。ただし、「エンジンがかからないほど電圧低下したバッテリーに使用するものではない」点には注意が必要です。充電できないときは、ジャンプスターターを使いましょう。
Picky’sでは、このほかにも車を便利に、楽しくするアイテムを多数紹介しています。以下の記事も合わせて読んでみてください。
関連記事:女子に人気!車用芳香剤おすすめランキング20選|香り長持ちでコスパ最強&おしゃれなディフューザーも
Picky’sでは、車のバッテリー以外にも携帯やガジェット類用の充電器を豊富に解説しています。生活を便利にしてくれる充電器について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
関連記事:緊急時に発電!手回し充電器おすすめ10選|スマホどれくらい充電できる?iPhoneに使えるのは?
記事にはリサーチ時点の情報を掲載しています。商品・サービスの詳細や料金が変わってしまう場合もございます。最新情報は、各ECサイト・販売店・メーカーサイトをご確認ください。