水槽を置きたい…でも、水槽の掃除は大変ですよね。水を交換したり、藻をとりのぞいたり、水仕事なので掃除するのも面倒です。
編集部
そんな主婦に“水の取り替え不要”という、夢のような水槽をみつけました。西条庭園の水替え不要な水槽、「せせらぎ室内ビオトープ」です。購入して実際に3ヶ月使用したので、早速レビューしていきます。
目次
水替えが不要な水槽を購入しようと決めた経緯
実は、我が家にも2年前のお祭りで子供が屋台でとってきた金魚がいるんです。お祭りの楽しい雰囲気に、どうしてもやりたくなってしまうんでしょうね。。
でも子供って、その時は金魚すくいに大満足なのにその後のお世話って親に丸投げじゃないですか?
我が家ももれなくお世話係は母である私が担当する羽目に…。
日々の子供達の世話に加えて、金魚まで養わなくてはいけないなんて大変すぎますよね。(いや、私がズボラなだけできっちりこなしているマメな方のほうが多いとは思いますが)
水槽のメンテナンス
水槽のメンテナンスって、面倒ですよね。
水替えだけじゃなくて、まわりの藻をスクレーパーでとったり、濾過装置のモーターを分解して細かいパーツを洗ったり、底砂の中に沈んだ色々をポンプで吸い込んで回収したり…
とにかくやることが多いんです。それも、2週間に一度と結構な頻度。
お世話はしないのに、愛でるだけは欠かさない子供のために好きでもない金魚のお世話にこれだけの労力をかけなければいけないのははっきりいって拷問です・・・
水槽のメンテナンスは面倒でやりたくないから優先順位も下がりがち。
ついつい、あとまわしにしてしまい気付いたら水槽は藻だらけコケだらけ、金魚が水面でパクパクしてなんだか苦しそう…なんてことになりかねません。
水替えの頻度をなんとしても減らしたくて、濾過装置を価格の高いものに替えてみたり、水がキレイになると謳っているエサを与えるようにしてみたり、水槽のお掃除をしてくれるのではと期待してドジョウを仲間入りさせたり…と私なりに色々やってみました。
それでも手間はあまり変わりませんでした。
水槽のメンテナンスが楽になる方法
そこで私はどうしたら良いのかを真剣に考えました。思いついた選択肢は2つです。
- 金魚を手放し、水槽自体をなくす
- どうしたらメンテナンスの手間が減るのかを考える
前者は、試しに子供に手放しても良いか聞いてみましたが、即答でダメとのことでした。また、手放したとして引き取ってくれる人がいません。私もお世話はあまり好きではありませんが、2年近くもいればそれなりに情もわきます。
ということでこの案はあえなく却下となりました。
水槽のメンテナンスで何が面倒かって、水替えが一番だと思うんです。バケツに汚れた水をポンプで吸い出して、新しい水を入れて…文章にしたらたったの一行でおしまいですが、これがなかなか鬼門なんですね。
水替えがなくなる(もしくは、極端に減る)ことになれば水槽のメンテナンスに対するハードルも下がるのではないかと考え、「水替え 不要 水槽」「金魚 水替え したくない」等のズボラワードででインターネットを検索しまくりました。
「“水替え不要”という、夢のような水槽をみつけました」
そして見つけたのが西条庭園さんの「せせらぎ室内ビオトープ」という商品でした。
こちらは特許も取得したという「水替え不要」を売りにしていて、もしそんなことが現実的に本当であれば水替えが大嫌いな私にとってはまさに夢のような水槽です。
ただ、この水槽、なかなか実物を見ることができません。西条庭園さんのある広島では売っているとの情報を見かけたものの、そこまで行けるわけもなく…。
オンラインでは楽天、Amazon、ふるさと納税、西条庭園さんのページでの販売を見つけることができましたが、なにせ口コミがとても少ないんです。
実物を見ることができない上に、まあまあなお値段… となるとどうしても手をだしづらいですよね。
インスタでタグ検索もしてみましたが、2-3件しかヒットせず。ソースが会社のHPのみというのは少々不安でしたが、西条庭園さんの「水替え不要」という謳い文句を信じて思い切って購入してみることにしました。
せせらぎ室内ビオトープを使ってみた評価・口コミ
HPを元に、我が家のニーズに合いそうなサイズの水槽をセレクトしました。
購入したのはこちらの一番小さいタイプの商品です。
(我が家の生き物データ:金魚2匹、ドジョウ1匹)まず付属品は、
- ガラス水槽
- 底砂
- 水を吸い上げるポンプ
- 竹炭に植え付けられた観葉植物
(写真)
です。水槽の知識に関しては素人ですので、これ以外に酸素用のポンプが必要なのか等よくわかりませんでしたが…物は試しと、見切り発車気味での購入です。
水槽が届き、さっそく付属品をセットして、金魚とトジョウを投入。水道水を入れて半日ほど循環させてからの使用が望ましいのことでしたが、早く使ってみたかったためカルキ抜きした水を入れました。
まずは水槽ですが、ガラス製なのでとっても綺麗です…!(ちなみに、それまで使っていた水槽は某ホームセンターで3000円ほどで購入した10Lほどのプラスチックの安物でした)
(写真)
付属していた砂もいい感じです。
(写真)
せせらぎ室内ビオトープの水量は約8Lなので、今までの水槽よりも小さくなったものの、金魚もドジョウも心なしか嬉しそうに見えます。
(写真)
せせらぎ室内ビオトープ水槽を購入するときに
なにしろ水槽に関する知識が皆無なので、ほかに何か買い足すものがあるのではと心配していたのですが、セットに入っていたもの以外で買い足した設備はありません。
水が上から流れてくるシステムになっているので、それで水の中に酸素を取り込んでいるのかもしれません。
今までの水槽ではブクブクの酸素ポンプを設置していたのですが、それがなくなり水槽の中が非常にシンプルになりました。
見た目がとてもすっきりしています。
(写真)
「3ヶ月使ってみて、実際水替え不要なのかを検証」
水替えが不要だと謳っているこの水槽、果たして本当に水替えしなくても大丈夫なのか…
気になりませんか?
結論から言えば、まったく水は替えていません。
水替え不要とは言っても、コケは魚を飼育しているとどうしても発生してしまうものらしく1-2か月に一度水槽の側面に付くコケを取る必要があると書いてあったのでそのつもりでいましたが、今のところコケも生えていません。
(写真)
水槽から水を吸い上げて、上部の観葉植物へと水を流す部分に置いているフィルターを1ヶ月に1度替えたくらいです。
(写真)
それも、ただ置いてあるだけのフィルターを交換するのみなので準備も含め1分もあれば終わります。
(写真)
また、水が減ってきますので気付いた時にコップで水を足していました。これも水道水を入れるだけなので、30秒で終わりました。
(写真)
厳密にいえば、説明書には「1-2か月に1度程度ろ過装置の清掃が必要」と書いてあったのですが、いまのところ目視でそこまで汚れていないためやっていません。
もう少し様子を見ても良いと思っています。
「水の流れる音は気になるか」
「せせらぎ室内ビオトープ」という商品名なだけに、水音が気になるのではないかと心配していました。
水の音には癒し効果もあるそうですが、私はわりと些細な音が気になってしまうタイプなので部屋にそんなものを置いておいたらイライラしてしまうのではないかと思ったのです。
ところが、思ったほど水の音はしませんでした。気になる度合いでいえば、冷蔵庫のブーンという音と同じくらいです。
ただ、水が減ってくると水音が大きくなります。水槽に「水はここまで」という目安の線があるのですが、なんだか水音が気になるなぁと思うのはそこから水位が下がっている時です。
そんな時は上述したとおり、コップで水をささっと足しています。そうすると水音は気にならなくなります。
「水の臭いが気にならなくなりました」
水替えがとにかく面倒だという一心からたどりついたこちらの水槽。
メンテナンスが全くゼロになったわけではありませんが今までのことを思えばゼロに等しいと思えるほどのものです。ということで、総じて満足しているのですが、他にも嬉しい効果に気付いたので記しておきます。
実は以前の水槽では水の「におい」がとても気になっていました。特に冬が終わり水温が高くなるにつれて、だんだんとひどくなっていたように思います。
生き物にはあまりよろしくないと思うのですが、水槽の隣に消臭剤を置いてみたこともありました。それでも気になってしまい、正直かなり滅入っていました。ですが、「せせらぎ室内ビオトープ」にしてからはそれがまったく気にならないのです。
水に顔を近づけてにおいを吸い込んでみても気にならないです。
(写真)
生き物は大体臭いものだと思っていたので、これは嬉しい誤算でした。
公式HPによれば、せせらぎ室内ビオトープでは竹炭と植物で魚を飼育することによって出るアンモニアを分解することで水替え不要のシステムを作り出しているそうなので、それでにおいも気にならなくなるのかもしれません。
(HPいれる)
せせらぎビオトープの金魚への効果
予想外の嬉しい効果はほかにもありました。金魚の状態がとても安定するようになったのです。
実は今まで、金魚がよく病気になってしまっていたのです。水質の悪化で発生する菌の繁殖によって起こる赤斑病というものです。
赤斑病がひどくなってくると別水槽に隔離して薬浴させたりもしていたのですが、この水槽になってからは一度もありません。今まではいくら掃除しても水質が安定しなかかったのか、なかなか金魚の状態が安定しなかったのかもしれませんが水質が安定したことにより金魚も元気になってきたのかもしれません。
(元気な金魚の写真)
せせらぎ室内ビオトープに向かない生き物について
3ヶ月前にこちらの水槽に買い換えた際、我が家には金魚とドジョウがいました。
替えたばかりの綺麗な底砂にドジョウも嬉しそうに潜っている姿をよく見かけていたのですが、ある日を境にドジョウが行方不明になってしまいました。
ドジョウは砂の中に潜る習性がありますので、それまでも2.3日見かけないのはままあることでさほど気にはしていなかったのですが…
数日後水槽の置いてある棚の後ろを掃除していたところ、カピカピに干からびた変わり果てた姿のドジョウを発見することになりました。
どうやら水槽から飛び出してしまったようです…。
せせらぎ室内ビオトープは構造上、上部に2箇所、1センチ、3センチほどの隙間が空いています。
ドジョウやヌマエビなど、隙間から飛び出してしまう可能性のある生き物には向いていないと思います。
(写真)
水換えが不要の水槽せせらぎビオトープのメンテナンス
現在3か月にわたりノーメンテナンスで問題なく運用できている我が家の「せせらぎ室内ビオトープ」ですが、説明書によればそろそろ濾過装置(竹炭に植えられた植物の部分)とポンプの掃除が必要です。
(写真)
ズボラな私にはそれすら面倒に感じてしまうのですが、水替えを2週間に1度行わなければならなかったことを考えれば大したことはありません。
洗って戻すだけですので、15分もあれば終わるでしょう。そろそろやってみようと思います。
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