出典:amazon.co.jp
「糖度計」は、果物や野菜などの糖度をチェックできる計測機器。みかんの品質管理・手作りジャムの甘さ調節などの用途で使われます。
しかし、糖度計を購入しようにもデジタル式・アナログ式・非破壊タイプなど種類があり、何を基準に選べば良いのか分かりませんよね。
そこで本記事では、用途別・価格別に糖度計の選び方を解説し、「今売れている最新の糖度計11選」をランキング形式でご紹介! 農業・料理・自由研究など、使用目的に合った糖度計が見つかること間違いなしです。
「糖度計の仕組みは?」「糖度計の使い方も知りたい」「ホームセンターで買えるの?」などのお悩み・疑問にもお答えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
おすすめの糖度計の選び方
糖度計選びで失敗しないためには、3つのポイントを抑えるだけでOK!
- 糖度計の種類は「アナログ」「デジタル」「非破壊」の3タイプ
- 用途に適した「測定範囲」を選ぶ
- 「測定精度」を高める機能をチェック
それでは、順に選び方のポイントを確認していきましょう。
用途に合わせて「アナログ」「デジタル」「非破壊」の3種類から選ぶ
糖度計の種類は「アナログ」「デジタル」「非破壊」の3種類。タイプによって性能面に違いがあるのはもちろん、価格帯も大幅に異なります。各タイプの特徴とおすすめの用途をご紹介するので、購入目的と照らし合わせながらチェックしてください。
アナログ式:自分でメモリを見て計測する。値段が安い
アナログ式の糖度計(アナログ屈折糖度計・ハンディタイプ)は、電池や電源は不要。果汁を計測面に2~3滴垂らして、目視で糖度を確認します。
価格相場は2,000~3,000円ほど。安い糖度計を探している人や、たまにしか糖度計を使わない人、自由研究用に糖度計が欲しい人におすすめです。
アナログ式は、自分で目盛りを読んで計測するため、測定結果に誤差が生じやすいのがデメリット。「おもてなし料理の糖度を正確に測りたい」「販売目的の果物の糖度を誤差なく提供したい」という人はデジタル式の糖度計がおすすめです。
デジタル式:計測結果が数値化されるのでチェックしやすい
デジタル式の糖度計は、計測結果が数値で表示されるため正確な糖度を測ることができます。ボタンを押すだけで計測してくれるので、初めて糖度計を使う人や、使い方が簡単な糖度計が欲しい人におすすめです。
価格相場は1~5万円とアナログ式に比べたら高め。「育てた野菜の品質管理・改善に用いたい」「料理に含まれる糖分量を細かくチェックしたい」という人から人気です。
ちなみに、デジタル式の糖度計は「ポケットタイプ」と「ペンタイプ」があります。以下に特徴をまとめましたので、用途に合わせて選びましょう。
使い方 | メリット | おすすめな人 | |
ポケットタイプ | 試料液を2~3滴垂らす |
|
畑や農園など、外へ持ち運ぶ頻度が高い人 |
ペンタイプ | ペン先を液体に浸す |
|
ジャムや煮物などの料理に使いたい人 |
非破壊式:収穫前の野菜や果物の糖度が測れる
非破壊式の糖度計は、果物・野菜の形を壊さずにそのまま計測できます。果汁を絞る必要がないため「木に実った果物の収穫時期を見極めたい」「糖度の高い果物を選んで出荷したい」という人におすすめです。
また、果汁を垂らさず使えるので使用後のお手入れも不要。乾いたタオルでサッと拭く程度でOKです。
ただし、価格相場は9~20万円と高額。「計測スピードや計測結果に正確さを求める」「野菜や果物の形を崩さず使いたい」など、販売目的の農業企業や農園などで多く使用されています。
野菜 or 料理? 用途に合わせて測定範囲を選ぶ
糖度計を選ぶ際は「測定範囲」のチェックも必須。糖度計の測定可能範囲は「%(パーセント)」あるいは「度」で記載されます。測定範囲を選ぶ基準の目安は以下のとおりです。
- 測定範囲狭め(0~50%):野菜・果物に
- 測定範囲広め(0~90%):ジャム・お菓子・料理に
それぞれ具体的な例と合わせてご説明します。
野菜や果物の糖度を測るなら測定範囲は0~50%で十分
野菜や果物の糖度を測りたい方は、測定可能範囲が50%までの糖度計で十分です。
実は桃やメロンなどの甘さが売りの果物でも糖度は20%以下。多くの作物は測定範囲の上限が30%前後の糖度計でも事足ります。測定したい作物の糖度に合わせて、糖度計の測定範囲を選びましょう。
ジャムやお菓子作りに糖度計を使うなら0~90%の広範囲で測定できるとGOOD
一般的にジャムの糖度は40%以上、ハチミツの糖度は70%以上といわれています。
糖分が多く含まれるお菓子や料理は、測定範囲の上限が50%以下の糖度計では計測できません。ジャムやお菓子作りで糖度計を使いたいなら、測定範囲が0~90%のものを選びましょう。
中には、約50〜90%の測定に対応する「高濃度専用」「養蜂(ハチミツ)専用」の糖度計もあります。測定範囲の下限も確認して、目的に合った糖度計を選んでくださいね。
測定精度を高める機能をチェック
測定精度を重視する方は、以下の機能をチェックしましょう。
- 最小目盛り
- 自動温度補正機能(ATC)
- 測定可能温度
細かく数値チェックしたい人は「最小目盛りが0.1%単位」のものを
正確な糖度を求めたい方は「最小目盛りが0.1%単位」の糖度計がおすすめです。
「デジタル式」や「非破壊式」だと最小目盛り単位は0.1%が一般的。一方で「アナログ式」の最小目盛り単位は0.1~0.5%と製品によって異なります。アナログ式は計測結果を目視で確認するため、0.1%単位だと細かすぎてかえって読みにくく感じる場合も。
正確さを求めるなら、数値が0.1%単位で自動表示される「デジタル式」「非破壊式」の糖度計がベストです。
温度を気にせず正確に測定をしたい人は「自動温度補正機能」付きを
糖度は温度によって左右されます。そのため、温度を気にせず糖度計を使いたい方は「自動温度補正機能(ATC)」を搭載した糖度計がおすすめです。
液体の濃度は温度と反比例の関係にあります。20度のショ糖液10%は、1度変わると0.07変わります。
ATC搭載糖度計の場合は、試料液の温度を検知して、20℃における値に自動補正してくれます。
ただし、真夏の屋外で気温が30〜40℃と暑すぎる場合、自動温度補正機能が正常に働かないケースも。自動温度補正機能があっても、10〜30℃の室内で計測するのが最適です。
ジャムや煮物など熱いものを測るなら「測定可能温度」をチェック
糖度計には「測定可能温度」があります。料理で糖度計を使うなら、高温の液体でも測れるかを確かめてください。
ジャム・スープ・カレーなど、沸騰した液体の糖度を測りたいなら、測定可能温度が100℃まで対応のものを選びましょう。常温の野菜・果物の測定を前提とした糖度計で、煮えた液体を測ると故障の原因になります。
糖度計おすすめ人気ランキング比較一覧表
糖度計おすすめ人気ランキング21選
3,000円のアナログ式で、糖度90%まで測定可能
iitrustの糖度計は、3,000円程度ながら90%まで測定可能なコスパの良いアナログ式。「測定範囲の広い糖度計が欲しいけど、できるだけ安いものが良い」と考えている方にピッタリの糖度計です。
糖度90%まで対応しているため、ハチミツ・ジャムの測定に最適。ほかにも、ジュースやお酒の糖度を測って健康管理することもできます。
また、糖度計本体とセットで「垂らし物(試料液用のスポイト)・調整ネジ・清掃布・日本語取扱説明書・収納ボックス」もついており、予算3,000円で探す方におすすめです。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜90% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10℃〜30℃) |
測定可能温度 | - |
正確な測定が可能◎外での測定に便利な遮光カバー付き
shine futureのデジタル式糖度計は、0~55%までの糖度を±0.2%の誤差で測定することが可能。果物や野菜、低糖度ジャムなどを測定をするのに最適です。
太陽の光が当たっても測定しやすいように遮光カバーがついています。光が強く測定が不可能な場合はエラーが表示される仕様になっているため、カバーの使用有無もカンタンに見分けることができますよ。またポケットタイプなので持ち運びにも便利。野外でも使いたい方におすすめの糖度計です。
また溶液を入れてからおよそ3秒で測定が完了するので、計測数が多いときにも助かります。正確でスピーディーな測定を行いたい方におすすめです。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0~55% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10℃-40℃) |
測定可能温度 | - |
高温のまま計測可能! プロ向け業務用糖度計
アタゴのMASTER-80Hはレストラン向けの業務用アナログ式糖度計で、高温サンプル(100℃まで)を計測できるのが特徴です。ジャム・アメ・スープ・佃煮などを調理する際、加熱しながらでも糖度を測定できます。
ただし、測定範囲が30~80%なので、野菜・果物・ジュース・お酒など糖度の低い食材・飲み物の測定には不向きです。
価格は2万円台後半と高めですが、精度と使いやすさはアナログ式の中でもトップレベル。正確な調理が求められる食品製造現場で活躍します。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 30~80% |
最小目盛り | 0.5% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10~40℃) |
測定可能温度 | 100℃まで |
3,000円台で買える◎お得なセット付きの糖度計
ASHATAの屈折計は糖度40%までの測定が可能。アルミニウム製の頑丈な作りになっており、耐久性が高いのも特徴です。
糖度計本体の他にもピペット・ドライバー・クリーニングクロス・ユーザーマニュアルが付属されています。デザインボックスも付いているのでまとめて収納するのに便利ですよ。
これだけ付属されていて3,000円台で購入することができるのはお得ですね。「付属品を揃えるのは面倒なのでお得なセットが欲しい」「価格を抑えたいけれど耐久性は高い糖度計が欲しい」という方におすすめの商品です。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜40% |
最小目盛り | 1% |
自動温度補正機能(ATC) | - |
測定可能温度 | - |
0〜85%の広範囲が測れるデジタル式糖度計
京都電子工業のポータブル糖度計 BX-1は、測定可能範囲が0〜85%と広いデジタル式糖度計。どんな食材でも測定対象にできる万能タイプです。
使い方は簡単で、先端のくぼみにサンプルの液体を2〜3滴垂らしてボタンを押すだけ。測定スピードも早く、2秒で結果が表示されます。
また、スティック状のコンパクトサイズ(全長21cm)なので、ポケット・カバンに入れて持ち運びやすい点もポイント。畑・果樹園など屋外での糖度チェックに最適です。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0~85% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10~75℃) |
測定可能温度 | - |
低濃度の測定におすすめ◎機能性抜群の糖度計
アタゴのMASTERシリーズはグッドデザイン賞も受賞した、スタイリッシュなデザインが特徴の糖度計。レストランでも使用される業務向けの商品です。MASTER-20TはBrix20%以下のため飲み物やスープ、果汁などの低濃度のものを測定するのに向いています。
測定値表示画面の視野を明るくすることによって、メモリが見やすくなるように工夫されています。また持ちやすいようにグリップをなめらかに設計するなど、とにかく機能性を追求した使いやすい商品になっています。
金属製の商品なので水洗いは不可。値段は1万後半と高めですが「機能性が高く本格的な糖度計が欲しい!」という方におすすめの商品です。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜20% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10~40℃) |
測定可能温度 | 100℃まで |
糖度45~93%を測れる!ジャムやはちみつの測定におすすめ◎
アタゴのポケット糖度計PAL-2は、測定範囲が45~93%のためジャムやはちみつなど糖度が高いものを測定するのにおすすめです。45%以下のものは測ることができないため、加工されていない青果物など低濃度の測定には適していません。
測定可能温度が75℃まで対応しているので、煮詰めているものや熱さのある液も計測することができます。
100gと軽量なので持ち運ぶときにも負担になりません。防水仕様となっているので、はちみつなど粘度が高いものを測定した際にも気軽に水で洗い流すことができます。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 45~93% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10~40℃) |
測定可能温度 | 10~75℃ |
約1,500円の糖度計! 安さ重視の方におすすめ
「とりあえずお試しで糖度計を使ってみたい」「1番安いモデルが欲しい」とお考えなら、Cyrmiugのアナログ式糖度計がおすすめです。
1,500円程度で購入できるので、お試しで使うのにピッタリ。糖度0〜32%の範囲なら問題なく使えます。格安モデルですが、自動温度補正機能も搭載しているので精度も安心です。
ただし、糖度の高いものには使えません。糖度が80%程度のハチミツ、40〜70%のジャムは測定不可能です。測定範囲が0〜32%で十分なら、ぜひCyrmiugのポケット糖度計でお試ししてみてください。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜32% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10〜30℃) |
測定可能温度 | - |
糖度と比重の測定が可能!ワインやビールの製品管理におすすめ
TRZのHHB-32SG1.130は、糖度と比重の2種類を計測することができる糖度計です。糖度は0~32%、比重は1.000-1.130の範囲で測定が可能。ワインやビールの製品管理に使いたい方におすすめです。
もちろんビールやワインだけではなく果物や野菜にも使うことができるため、幅広く活躍してくれる万能な糖度計です。ピペット・クリーニングクロス・ドライバー・取扱説明書・収納袋が付属されています。
1年間の保証期間が設けられているので、不具合があった際は新しい商品と交換してくれるのも嬉しいポイントですよ。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0~32% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10°C〜30°C) |
測定可能温度 | - |
0〜80%と広範囲の測定ができるアナログ式糖度計
PPLSの糖度計TR-CMT4582は、0〜80%と広範囲の糖度を測定することが可能な糖度計。広範囲に対応しているため野菜や果物はもちろん、手作りジャムを作るときにもおすすめです。糖度計の調整をしっかりと行うことによってメモリを読み取りやすくなります。
ハンディタイプなので持ち歩きもカンタン。本体の他にはケース・マニュアル・クロス・スポイト・校正用ドライバー・蒸留水が付属されています。
アナログ式で広い測定範囲を測定できる商品を探しているという方におすすめです。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜80% |
最小目盛り | 0.5% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10℃〜30℃) |
測定可能温度 | - |
ポケットに入る! デジタル式の小型糖度計
Gomomoのデジタルポケット糖度計は、糖度0〜55%までが測定可能。ポケットに入れやすい小型タイプで、畑や果樹園への持ち込みにも便利です。
糖度計本体の上部には「遮光カバー」がついており、日差しの強い屋外での計測を正確にします。このカバーは、試料液を垂らすくぼみを保護する役割もあるため、安全に持ち運ぶことが可能です。
また、自動温度補正の範囲が広めに設定されている点もポイント。30℃までを補正対象とする糖度計が多い中で、Gomomoのデジタルポケット糖度計は40℃まで補正してくれます。夏場でも正確に測れる糖度計です。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜55% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10〜40℃) |
測定可能温度 | - |
広範囲の測定が可能!コストパフォーマンス◎の糖度計
AUTOUTLETの糖度計は、測定範囲が0~90%と広範囲なのが特徴。そのため果物や野菜だけではなく、糖分の高いジャムやはちみつなどを計測したい方にもおすすめです。
価格は2,500円程度とお手頃なので「測定範囲が広いものが使いたいけれどできるだけコストは安く抑えたい」という方におすすめです。
糖度計本体の他にはミニドライバー・取り扱い説明書・3つのピペット・クリーニングクロスが付属されています。ただし説明書は英語表記になっているため日本語説明書が欲しい場合はメールでの問い合わせが必要です。専用のケースも付属されているため、1つにまとめて保管するのにも便利ですよ。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0~90% |
最小目盛り | 0.5% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10℃〜30℃) |
測定可能温度 | - |
水洗いOK! お手入れ簡単なデジタル式糖度計
「本体がまるまる水洗いできるデジタル糖度計」をお探しの方には、高森コーキのデジタル式糖度計「果樹名人」TKR-1がおすすめ。お手入れしやすく、高温度サンプルが測れるデジタル式糖度計です。
「果樹名人」TKR-1は防水規格IP65相当に対応しており、糖度計本体を水洗いできます。そのため、試料液で糖度を計測したあとのお手入れは、水でサッと流して拭くだけ。ただし、長い時間水没させるのはNGです。
また、測定可能温度が100℃までと高く、熱い液体も計測可能。測定できるのは糖度53%までなので、低〜中糖度のジャム作りに使えます。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜53% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10〜100℃) |
測定可能温度 | 100℃まで |
IP65の防水仕様!糖度0〜55%まで測れるデジタル糖度計
Lnicezの糖度計TDY-01は糖度0〜55%と測定範囲が広く、果物や野菜のほかにも焼き芋の糖度も測ることができます。測定数値が画面上に大きく表示されるため、測定後はすぐに測定値を把握することができます。
テスト溶液をサンプルセルに入れてから、およそ3秒で測定が完了。±1℃の誤差で測定することが可能なので、デジタル式でより高い精度の糖度を計りたい方におすすめです。
IP65相当の防水仕様なので水に濡れても安心ですし、汚れてしまった際には丸洗いすることが可能です。
本体の他に説明書・スポイト・クリーニングクロスが付属されています。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜55% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | 10℃~40℃ |
測定可能温度 | - |
サビつきにくく、お手入れ簡単。果物糖度計としてピッタリ
Kandarのデジタル糖度計K-129は、防水仕様・遮光カバーつきのデジタル式糖度計。「水で洗えて、屋外でも使いやすいデジタル式糖度計が欲しい人」におすすめです。
遮光カバーがついているため、太陽光が強い屋外でも計測が正確に。強い光は糖度に影響を与えるため、計測部を遮光できる機能は重要です。さらに自動温度補正も行ってくれるので、晴れた夏の屋外でも問題なく使えます。
また、防水設計により軽い水洗いもOK。試料液を垂らす皿の部分は「耐腐食加工」が施されており、サビつきにくくなっています。お手入れ簡単で長く使える糖度計です。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜55% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10~100℃) |
測定可能温度 | 100℃まで |
丸洗いOK!高温のまま計測できるデジタル糖度計
アタゴのポケット糖度計 PAL-1はデジタル式なので精度が高く、糖度を確認しやすくなっています。測定可能温度が75℃まで対応しているのでスープやだしなどの高温のものにも使用できます。
手のひらサイズなので、持ち運びの際にポケットに入れることのできる糖度計です。紛失の心配がある方のために本体下部にストラップを付けるための穴が空いているので、持ち運ぶのが不安な場合はストラップを付けることもできますよ。
近距離無線通信を通して100件まで測定履歴を残すことも可能。アナログでメモを取るのが面倒な方におすすめの機能です。
丸洗いOKなので、汚れてしまった場合も衛生的に保つことができますよ。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0~53% |
最小目盛り | 0.1% |
自動温度補正機能(ATC) | あり |
測定可能温度 | 10~75℃ |
自家製ビール作りに最適な糖度計
C-TimvasionのビールWort屈折計 VLTJ044は、その名のとおりビール測定用の糖度計です。「麦汁比重屈折計」とも呼ばれ、糖度だけでなく、比重(麦汁と水の濃度の比率)も計測可能。
美味しい自家製ビールを作るには、レシピどおりの初期比重・最終比重を再現する必要があります。そこで、糖度と比重を同時計測できるこの商品が活躍。価格も3,000円未満とリーズナブルなのも魅力です。
ただし、日本ではアルコール度数1%以上のビールを作ることが法律で禁止されているので注意しましょう。1%未満の手作りビールレシピも数多く公開されているので、比重屈折計を活用して挑戦してみるのもおすすめです。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0~32% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10〜30℃) |
測定可能温度 | - |
2,000円以内で買える!初めて糖度計を買う人におすすめ
測定範囲は0~32%と狭いですが、果物や野菜などを計測する用途なら十分に測定することができます。果物を計測する際は、果肉部分が多いとメモリがぼやけやすく精度が劣ってしまうので注意しましょう。
1,500円という低価格で購入することができるのも嬉しいポイント。家庭菜園など自宅で使うために用意したいけれどどの糖度計が良いかわからない、まずは気軽に購入してみたいという方におすすめです。
水洗いは不可のため、汚れた場合はやわらかい布で汚れを拭き取ってください。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0~32% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10℃~30℃) |
測定可能温度 | - |
ハチミツの糖度チェックに! 測定範囲0〜90%の糖度計
C-Timvasionのアナログ式糖度計 VLTJ090は、糖度0〜90%まで測れる測定範囲の広い商品です。そのため、高糖度のハチミツ・焼き芋などの測定に適しています。
0%から測れるので、野菜・果物を測って家庭菜園に役立てたり、ジュース・お酒を測って健康管理したりしてもOK。万能なアナログ式糖度計です。
0〜90%の広範囲を目視で計測するため、計測の際は読み間違えないように注意してください。安価で90%まで計測できる優れモノなので、「おおよその値だけ分かれば良い」ときにおすすめです。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜90% |
最小目盛り | 0.5% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10〜30℃) |
測定可能温度 | - |
付属品が豊富!アルコール濃度の計測も可
TEKCOPLUSのアルコール&ブリックス屈折計は、糖度0~40%の範囲で計測することが可能。また0~25%までのアルコール濃度も計測することができる商品です。糖度とアルコール濃度を計測することができるため、自家製ワインを作りたい方でぶどうの収穫時期の見極めに使用したい方にもおすすめです。
糖度計本体の他に英語の取り扱い説明書・ミニドライバー・ピペット・クリーニングクロス・ポータブルUSBLEDライトが付属されています。ポータブルUSBLEDライトは周囲の明るさが足りないときに便利。コンパクトなライトですが、暗い場所でもしっかりと明るく照らしてくれます。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0~40% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10〜30°C) |
測定可能温度 | - |
予算3,000円で買うコスパ抜群なアナログ式糖度計
F.G.Sのアナログ式糖度計は、「安さ・使いやすさ・測定範囲の広さ」を全部揃えてコスパ抜群な商品。予算3,000円で購入できる、シンプルで使いやすいアナログ式糖度計です。
測定範囲は0〜90%と広く、ジャム・ハチミツ・野菜・果物など、どんなものでも測定対象。農業・自由研究にはもちろん、お菓子や調味料作りにも大活躍します。
「色々な糖度計があって選べない……」「安くてちゃんと使える性能の糖度計が欲しい」と思っている糖度計初心者の方におすすめです。
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0〜90% |
最小目盛り | 0.2% |
自動温度補正機能(ATC) | あり(10~30℃) |
測定可能温度 | - |
糖度計の仕組み・原理
糖度計は「屈折計」とも呼ばれ、サンプルとなる液体に光を当てたときの「屈折率」を測定します。糖度計の原理を理解するには、「そもそも糖度とは何か?」についての理解が必要です。
水に溶けている固形物の濃度(%)のこと。この「固形物」には、糖分のほかに塩分・クエン酸なども含まれており、必ずしも「糖度=糖分の量」ではない。
「Brix(ブリックス)」とも呼ばれる。
糖分や塩分、クエン酸などを含んだ水に光が当たると、濃度に応じて屈折します。このときの屈折率を計測することで、「液体の濃度=糖度」がわかるという仕組み(※)です。液体の濃度(糖度)が高くなるほど屈折率も高くなります。
たとえば、固形物の含まれていない真水の糖度はゼロ。また、レモンの糖度は9〜10%ですが、いちごの値と同程度です。レモンには「すっぱさ」のもとであるクエン酸が多く含まれているため、糖度がいちごに近くなります。
※参考
一般的に、屈折率から糖度(Brix)への換算には、国際砂糖分析統一委員会(ICUMSA 1974年)により規格化された相対表が用いられる。
糖度計の使い方・測り方
以下では、アナログ式・デジタル式・非破壊式糖度計それぞれの測り方を、手順ごとにわかりやすく解説します。
アナログ式糖度計の使い方・測り方
- STEP.1サンプル用意サンプルとなる液体(以降、試料液)を用意する。野菜や果物の糖度を測る場合、果汁を絞りとる。
- STEP.2測定準備試料液を2〜3滴、プリズム面(先端の測定部)に垂らす。カバーをして、試料液を全体に行き渡らせる。
- STEP.3測定・読み取り太陽光・ライトなどの光源を通して、接眼レンズをのぞく。色が変わっていることを確認し、目盛りを読み取る。
- STEP.4お手入れ測定後は、柔らかい布・ペーパーなどで試料液を拭き取る。水洗いOKな場合は、軽く水で流してから拭き取る。
デジタル式糖度計の使い方・測り方
- STEP.1サンプル用意サンプルとなる液体(以降、試料液)を用意する。野菜や果物の糖度を測る場合、果汁を絞りとる。
- STEP.2測定準備試料液を2〜3滴、測定部(くぼみ、皿)に垂らす。試料液を全体に行き渡らせる。
- STEP.3測定・読み取りボタンを押して計測を開始し、画面に表示された数値を読み取る。
- STEP.4お手入れ測定後は、柔らかい布・ペーパーなどで試料液を拭き取る。水洗いOKな場合は、軽く水で流してから拭き取る。
非破壊式糖度計の使い方・測り方
- STEP.1サンプル用意・設置測定したいサンプルを用意し、表面をセンサー部に当てる。もしくは、糖度計を卓上に置き、センサー部に乗せる。
- STEP.2測定・読み取りボタンを押して計測を開始し、画面に表示された数値を読み取る。
- STEP.3お手入れ土汚れなどが付着した場合のみ、柔らかい布・ペーパーなどで拭き取る。とくに汚れや水滴が付着していない場合は、お手入れなしでもOK。
安い VS 高い! 糖度計の比較
「安い糖度計のデメリットは?」「やっぱり正確性を重視するなら、高額な商品が良いの?」とお悩みの方へ向けて、糖度計の安いモデル・高いモデルを比較しました。
安い糖度計の特徴(3,000円前後のモデル)
1番安く買える糖度計の相場は、アナログ式で2,000〜3,000円程度。結論から言うと、常温の試料液を測るなら問題なく使えます。
ただし、安い糖度計は「測定可能範囲が狭い」「測定可能温度が低い」など、機能が限定されていることも。商品によっては、糖度が高いハチミツ・高温で煮るジャムの計測ができません。
「自家栽培している野菜の収穫時期を見極めるために使いたい」「子どもの自由研究で使うので、そんなにお金はかけられない」と考えている方は、3,000円前後のアナログ式糖度計で十分です。
- 趣味の自家栽培で使いたい人
- 野菜・果物販売の店舗で必要な人
- 自由研究・実験で使いたい人
高い糖度計の特徴(20,000円以上のモデル)
2万円を超える高価な糖度計はほとんどが「ATAGO(アタゴ)」の商品。アタゴの糖度計は、国内はもちろん世界150カ国以上のユーザーから高く評価されています。
そんな、アタゴの糖度計は「100度まで測定できる」「防水仕様なため水洗いできる」「数値の境界線がくっきり見えるためアナログ式でも正確に糖度計測ができる」など高性能なのが特徴です。
糖度をスピーディかつ正確に測定でき、使いやすいことから、和菓子屋・ラーメン屋・水産業者・お菓子メーカーなどさまざまな飲食業界からもたくさんの支持を得ています。
- ジャム・スープなど高温の料理に使いたい人
- 防水に対応し、水洗いできるものが良い人
- 野菜や果物を販売するために高精度な糖度計が欲しい人
糖度計の人気メーカーアタゴの商品を比較
「ATAGO(アタゴ)」は国内の糖度計メーカー。アタゴから販売されている糖度計の現行モデルは以下のとおりです。
- アナログ式(1種)「MASTER™シリーズ」
- デジタル式(4種)「PAL™シリーズ」「PAL-BX|SALT」「PENシリーズ」「Paletteシリーズ」
- 非破壊式(1種)「PAL-光センサーシリーズ」
それぞれのアタゴ製糖度計の違いを比較してご紹介します。
アタゴのアナログ式糖度計
アタゴのアナログ式糖度計「手持屈折計 MASTER™シリーズ」の特徴は以下のとおりです。
- 20種類以上のラインナップがあり、用途別に適した糖度計を選べる
- 目視での計測で「目盛り」がくっきり見やすい
- グッドデザイン賞を受賞した高級感のある外観
- デジタル式・非破壊式より価格が安い
- α・Hシリーズは防水仕様で丸洗いOK
特筆すべき点は、「手持屈折計 MASTER™シリーズ」だけで20種類以上のラインナップがあること。農業・料理・研究など、用途別に必要な機能を備えた糖度計が見つかります。3万円以上する商品が多いデジタル式・非破壊式と比べて、アナログ式は8,000円~3万円程度と価格が安いのも魅力です。
アタゴのデジタル式糖度計
アタゴのデジタル式糖度計は、現行モデルで4種類あります。以下の2つがそれぞれ、糖度計・濃度計の「PAL™シリーズ」(画像左)と、糖度計・塩分計の「PAL-BX|SALT」(画像右)です。
そして以下の2つがそれぞれ、ペンタイプのデジタル糖度計・濃度計「PENシリーズ」(画像左)と、卓上タイプの糖度計・濃度計の「Paletteシリーズ」(画像右)です。
アタゴのデジタル式糖度計4シリーズの特徴をまとめると、以下のとおり。
- ポケットタイプの「PAL™シリーズ」:ポケット・カバンに入るコンパクトサイズで携帯に便利
- 塩分も測れる「PAL-BX|SALT」:糖度だけでなく塩分も測れ、食品の品質管理に最適
- ペンタイプの「PENシリーズ」:3通りの測定(挿す・浸す・当てる)が可能
- 卓上タイプの「Paletteシリーズ」:糖度の測定精度が「±0.1%」で正確
アタゴのデジタル式糖度計は、3~5万円程度で販売されています。非破壊式より安く、アナログ式より高い価格帯です。上記のように用途に適した機種を選ぶことで、アナログ式より正確かつ簡単に糖度チェックできますよ。
アタゴの非破壊式糖度計
アタゴの非破壊式糖度計「PAL-光センサーシリーズ」の特徴は以下のとおりです。
- 野菜・果物を切ったり搾ったりせずにそのまま測れる
- ボタンを押して「1秒」で糖度が計測できる
- 「ぶどう用」「いちご用」「りんご用」など作物別に適した機種が計15種類
- 日光の影響を感知する「ELI機能」が搭載されており、屋外での使用にも最適
- 測定後は、拭いたり洗ったりしなくてOK
とくに、作物別に15種類の非破壊式糖度計がラインナップされているのはアタゴならでは。たとえば測定範囲をみると、いちご用なら「4~21%」、りんご用なら「10~25%」となっています。また、センサー部が作物の表面にフィットしやすい形になっているのもポイントです。
ただし単品だと価格が約9万円ほどしてしまう点がデメリット。決して安くはありませんが、「野菜・果物をそのまま測れる」「1秒で測定できる」「お手入れが不要」などの特徴から人気があり、多くの企業・農家で導入されています。
糖度計のよくある質問
糖度計に関する、よくある質問への回答をまとめました。
糖度計はホームセンターで購入できますか?
ただし、目的の用途に適した「種類(アナログ式・デジタル式・非破壊式)」や「測定範囲」の糖度計が売っているかどうかは、店舗によるので注意が必要です。
糖度計は中古で買っても大丈夫ですか?
ただし、メーカー保証がなかったり、「収納ケース」「説明書」など付属品がついていなかったりする可能性があるので注意しましょう。
おすすめ糖度計まとめ
今回は、糖度計のおすすめ売れ筋商品をランキング形式でご紹介しました。糖度計は、以下の3つのポイントを意識して選びましょう。
- 用途に適した種類(アナログ・デジタル・非破壊)を選ぶ
- サンプルの想定糖度に合わせて測定範囲を選ぶ
- 正確さにこだわる場合は測定精度を向上させる機能をチェックする
とくに「測定範囲」のチェックは重要です。もし糖度50%のジャムを作りたいのに、測定範囲32%までの糖度計を買ってしまうと計測できません。農業・料理・自由研究など、「目的の用途にピッタリかどうか」を確認しながら糖度計を選びましょう。
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