車用ジャッキ選び5つのポイント&おすすめ15選!価格の違いで何が変わるのか詳しく解説

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ジャッキ

自動車の修理・整備に使われ、車体を昇降するのに便利な「ジャッキ」。ジャッキを使いこなせるようになると、自分でタイヤ交換やオイル交換ができ、費用を節約できます。

しかし、Amazonで検索すると、沢山のジャッキがヒットします。どれが自分に合っているのでしょうか。車の整備をあまりしない人なら、安全面も心配のはず。どんなポイントに注意すれば、耐久性のあるジャッキを選べるのでしょうか。

そこでこの記事では、ジャッキに詳しくない人にも分かりやすく、ジャッキの選び方や使い方を解説します。今人気のジャッキをランキング形式でご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を監修した専門家

自動車整備士(エンジニア)
おとさん
国家2級自動車整備士、自動車検査員
高校卒業後、関西自動車整備専門学校(現トヨタ神戸自動車大学校)に入学し国家2級自動車整備士を取得後、某有名乗用車ディーラーへ就職し3年間整備士として働きました。それから某有名トラックディーラーへ転職し、15年以上経過した現在も現役の自動車整備士として働いています。乗用車からトラック•バスといった様々な車種の車の整備を経験している整備士になります。

車の整備やタイヤ交換に便利な「ジャッキ」

ジャッキ(英語:jack)とは、自動車を持ち上げる機械装置で、扛重機(じゅうこうき)とも呼ばれます。

家庭用の人気ジャッキは、「パンタグラフジャッキ」「フロアジャッキ」の2種類。それぞれの特徴を見てみましょう。

軽量・コンパクトな「パンタグラフジャッキ」

パンタグラフジャッキは、軽量・コンパクトなジャッキです。一輪上げ(前後四輪のうち一輪だけをジャッキアップすること)に対応し、取り回しやすいのが最大のポイント。

軽量なので車載しやすく、タイヤのパンク・事故といったトラブル時に、タイヤ交換をその場で行えます。

デメリットは、フロアジャッキに比べ最大積載量が低い点と、足場が不安定になりやすい点です。SUVやミニバンなど、車両重量の重い車には向いていません(機種によります)。

軽自動車・コンパクトカーのタイヤ交換がメインなら、パンタグラフジャッキの中から自分に合った機種を選ぶのが良いでしょう。

こんな人におすすめ
  • 車載用のジャッキが欲しい人
  • タイヤ交換がメインの人
  • 値段の安さ優先の人

本格的な整備・修理に「フロアジャッキ」

本格的な整備・修理に「フロアジャッキ」

フロアジャッキ(ガレージジャッキ)は、本格的な整備や修理ができるパワフルなジャッキです。二輪上げ(前後の二輪をジャッキアップすること)に対応し、整備や修理の幅を広げられます。

例えば、マフラーの清掃・ブレーキパッドの交換・オイル交換・オイルエレメントの交換・車高の調整には、二輪上げできるジャッキが必須。

デメリットは、ジャッキ本体が重い点と、値段が高い点です。車載したり持ち運びしにくいため、ガレージ等での利用を想定している人に向いています。

こんな人におすすめ
  • 車をDIYしたい人
  • SUV・ミニバンなど、車両重量の重い車の人
  • ガレージでの利用を想定している人

はるみ

上記2種以外にも、トラックのタイヤ交換に利用されるボトルジャッキや、業務用のバルーンジャッキなどがあります。

おとさん

整備工場で使用するジャッキは基本的にはエア式か、手動の油圧式のタイプを使っています。個人で使用するなら自分の用途にあったジャッキを選びましょう。迷っているなら、油圧式を選ぶのが良いでしょう。

ジャッキ選びの5つのポイント!おすすめの選び方を紹介

ジャッキは様々な機種があるため、すべてのスペックを確認するのは大変です。ここだけは外せない5つのポイントを厳選したので、購入の参考にしてください。

  1. 動力
  2. 積載量
  3. 高さ
  4. 材質
  5. ダブルピストン対応

動力は「4つ」の中から自分に合ったものを選ぼう

ジャッキの動力は自分に合ったものを選びましょう。ジャッキは油圧式が鉄板ですが、動力によって値段や取り回しの良さが変わるからです。

「手動式」「油圧式」「電動式」「エアー式」それぞれのおすすめポイントを見てみましょう。

値段が安い「手動式」

値段の安い「手動式」

「手動式」は、くるくるとハンドルを回して使う、オーソドックスなジャッキです。手動式パンタグラフジャッキは、5,000円以下で購入できる機種が多いため、出費を減らしたい人におすすめ。

  • メリット…オイルの補充などのメンテナンスが不要・値段が安い・軽い
  • デメリット…ハンドル操作に力が必要

はるみ

手動式パンタグラフジャッキは、自動車にあらかじめ装備されていることが多いです。車を買い換えた人は工具をチェックし、ジャッキが搭載されていないなら手動式ジャッキを一台購入しておくと安心ですよ。

作業効率の良い「油圧式」

作業効率の高い「油圧式」

出典:amazon.co.jp

「油圧式」は、油圧でハンドル操作をサポートしてくれる作業効率の良いジャッキです。手動式より力をかけずに作業できるのがメリット。

油圧式ジャッキの相場は、油圧式パンタグラフジャッキ(シザーズジャッキ)で8,000~9,000円フロアジャッキなら10,000円ほどです。コスパと機能性が両立しているので、特にこだわりがなければ油圧式の購入を検討してみましょう。

  • メリット値段と機能のバランスがいい・ジャッキの種類が豊富・ハンドルを操作しやすい
  • デメリット…定期的なオイル交換が必要

はるみ

定期的なオイル交換をすることで、ジャッキのトラブルを減らせます。オイル交換の方法や頻度は機種によって違うので、購入後に取扱説明書を読み、確認しましょう。

おとさん

一応、定期的にオイル交換が必要とされていますが、車ほどしっかり交換する必要性はないかと思います。定期的にオイルの量を点検すれば大丈夫かと思います。

ワンタッチで昇降「電動式」

ワンタッチで昇降「電動式」

出典:amazon.co.jp

「電動式」は、ジャッキアップ・ジャッキダウンをワンタッチでできるジャッキです。ハンドル操作が必要ないので、女性やお年寄りにもおすすめ。

電動式ジャッキは、付属品が充実している機種が多いです。例えば、タイヤ交換に必要な「電動インパクトレンチ」夜間の作業に助かる「LEDライト」離れた場所からも操作できる「リモコン」など。工具を持っていない人もすぐに作業に取り掛かれます。

  • メリット…力がいらない・付属品が充実・作業効率が高い
  • デメリット…バッテリー充電や電気の引き込みが必要・値段が高い

できるだけ力をかけずに作業したい人は、電動式がおすすめです。

パワフルに使える「エアー式」

パワーの強い「エアー式」

出典:amazon.co.jp

「エアー式」は、空気を動力とするパワフルなジャッキです。車の排ガスを利用する機種や、コンプレッサーを利用する業務用モデルなどがあります。

エアー式はパワフルで安全に利用できる一方、販売数が少なく、コンプレッサーの動作音が気になることも。

  • メリットパワフル・安全性が高い
  • デメリット…動作音が大きい・値段が高い・販売数が少ない

業務目的で安全なジャッキが欲しい人におすすめです。

はるみ

ジャッキの動力で迷ったら「油圧式」がおすすめ。種類が豊富で好みの機種を見つけやすいからです。ぜひ、自分に合った動力で、ジャッキを快適に使っていきましょう。

「積載量」は車両重量を超えるものがベスト

「積載量」は車両重量を超えるものがベスト

出典:amazon.co.jp

「積載量(最大荷重)」は、車両重量を超えるものがベストです。積載量の数値が高いと、車体をしっかりと支えられるので安全性が向上します。

積載量とは、ジャッキが支えられる最大の重さ。例えば、車両重量が2トンなら、ジャッキの積載量は2.5トンや3トンのものを選ぶと良いでしょう。

はるみ

車両重量は、自動車検査証に記載されているので確認してみてくださいね。

ジャッキの積載量に注意して購入していきましょう。

海外の無名メーカーに注意

ジャッキを選ぶときは、海外の無名メーカーに注意しましょう。最大荷重が記載よりも低いことがあるからです。事故防止のためにも、できるだけ国内メーカーのジャッキを選ぶようにしてください。

ジャッキの高さは「40cm」を目安に車高に合わせよう

ジャッキの高さは「40cm」を目安に車高に合わせよう

出典:amazon.co.jp

ジャッキの高さは、「40cm」を目安に車高に合わせましょう。ジャッキが低すぎたり高すぎたりすると、ジャッキをジャッキポイント(ジャッキを噛ませる車両下部の溝)にセットできないからです。

多くの車は、高さ40cm前後のジャッキに対応しています。一方、SUVやミニバンといった車高の高い車は40~50cmスポーツカーなどローダウン車は10cm以下を目安にできるでしょう。

車に合わせた高さのジャッキを選んでいってください。

車載するなら「アルミ製」・ガレージで使うなら「スチール製」がおすすめ

車載するなら「アルミ製」・ガレージで使うなら「スチール製」がおすすめ

出典:amazon.co.jp

ジャッキの素材は、車載するなら「アルミ製」、ガレージで使うなら「スチール製」がおすすめです。アルミは軽量で持ち運びしやすく、スチールは硬質で耐久性があります。

アルミ製ジャッキはスチール製ジャッキの約半分の重さ。軽量だと持ち運びしやすいので、いざという時一人でも作業ができます。一方、スチール製は車体をしっかり支えられるので、二輪上げなど車のDIYにおすすめです。

はるみ

最近では、軽量で耐久性の高い、アルミとスチールのハイブリッドタイプもあるので注目してみてくださいね。

「ダブルピストン」搭載なら時短できる

「ダブルピストン」搭載なら効率的な作業ができる

出典:amazon.co.jp

「ダブルピストン(ツインピストン)」搭載なら、効率的な作業ができるのでおすすめです。ダウブルピストンはシングルピストンに比べ、少ない動作でジャッキを上げられます。

フロアジャッキは、ハンドルレバーを持ち上げてピストンを動かし、油圧ポンプを動作さる仕組み。ピストンが二つあれば送り出す力も倍になり、スムーズなジャッキアップができるのです。

自動車を頻繁に整備するなら、ダブルピストン搭載でジャッキアップの時間を短縮してみてはいかがでしょうか。

おとさん

ジャッキ選びは難しいと思いますが、自分がどんな作業をするのか、どんな車なのか、どれくらいの頻度なのかを考えて購入しましょう。年に一度程度の頻度で使用するのであれば、基本的にはどのタイプのジャッキでも問題ないでしょうし、月に数回作業をするなら、作業が楽になる油圧式や電気式のジャッキを購入した方がよいでしょう。

高いジャッキ VS 安いジャッキ!価格の違いで何が変わる?

高いジャッキvs安いジャッキ 違いは?

安いジャッキの特徴(5,000円以下)

安いジャッキは、タイヤ交換のため1年に1,2回しか使わない人や、軽自動車やコンパクトカーのジャッキアップにおすすめです。ジャッキの値段は積載量に比例するため、丈夫なジャッキほど高く、軽量で取り回しやすいジャッキほど安くなります。

例えば、meltec(メルテック)のFA-20は、Amazon価格5,000円以下で購入できる格安ジャッキ。最大積載量は2tなので、軽自動車・コンパクトカーに対応。サイドジャッキアップだけなら、中型乗用車やミニバンにも使えます。

限定的な利用なら、メジャーメーカーでも安いジャッキがあるので、ぜひチェックしてみてください。

高いジャッキの特徴(15,000円以上)

高いジャッキは、頻繁に自動車を整備する人や、SUV・ミニバンのジャッキアップにおすすめです。3t以上の積載量に対応しているものが多く、他にもダブルピストン対応・電気やエアーを利用した自動昇降機能など、作業の効率化を図れることがあるからです。

例えば、メルテックの「FA-50」は、Amazon価格17,000円以上のハイエンドモデル。最大積載量は3t対応なので、軽自動車はもちろん、普通自動車・中型自動車・SUV・ミニバンのジャッキアップに対応します。

整備・修理など幅広い利用を想定している人は、丈夫で機能的なハイエンドモデルを選ぶのが良いでしょう。

車のメンテナンスには、下記の記事で紹介しているタイヤ空気入れもおすすめです。

関連記事:燃費向上にも!車用タイヤ空気入れおすすめ23選|コードレスタイプも紹介

おとさん

高ければ高いほど積載量が大きいジャッキになりますが、その分ジャッキ自体もデカくなるので、車に合ったジャッキを選択しましょう。高いから良い物、安いからダメな物では無く、自分の作業スタイルに合った物を選択した方が良いでしょう。

専門家のおすすめ車用ジャッキ

この記事を監修した自動車整備士 おとさんがおすすめする車用ジャッキを1つ紹介します!

【パンタグラフジャッキ】おすすめ人気ランキングの比較一覧表

安くてタイヤ交換用途がメインの人におすすめな、パンタグラフランキングの紹介です。

Picky’s編集部が主要サイト(amazon、楽天、Yahoo、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。
商品最安価格本体重量動力最大荷重高さ材質ダブルピストン対応
Masada(マサダ製作所) シザーズジャッキ DPJ-1000DX楽天市場¥21,000 AmazonYahoo!7.38kg油圧式1t12.1~38.1cmアルミ-
E-FINDS パンタグラフジャッキ 2t¥2,880 楽天市場AmazonYahoo!3.3kg手動式2t10~42.5cmスチール-
大橋産業 オイルパンタグラフジャッキ 1トン 1376楽天市場¥9,280 AmazonYahoo!6.6kg油圧式1t14~38cm--
Emerson(エマーソン) タイヤ交換工具 手動式パンタジャッキ 1t EM-505楽天市場¥3,116 AmazonYahoo!2.1kg手動式1t9~38cm--
E-HEELP 電動ジャッキ 3t楽天市場¥12,900 AmazonYahoo!6.38kg電動式3t17~42cm--
MAXWIN(マックスウィン) 電動ジャッキ K-JAK01A楽天市場¥13,980 AmazonYahoo!8.6kg電動式3t17~42cmスチール-

【パンタグラフジャッキ】おすすめ人気ランキング6選

【フロアジャッキ】おすすめ人気ランキングの比較一覧表

続いてフロアジャッキの人気ランキング。重い車も持ち上げたい、タイヤ交換だけではなく車のDIYも検討している人におすすめです!

商品最安価格本体重量動力最大荷重高さ材質ダブルピストン対応
meltec(メルテック) 車用 油圧フロアージャッキ FA-23楽天市場¥9,796 AmazonYahoo!11.8kg油圧式2.25t13.3~41cmスチール-
大橋産業 油圧式フロアジャッキ 2トン 1336楽天市場¥6,861 AmazonYahoo!9kg油圧式2t13.5~38.5cm--
Emerson(エマーソン) 車用 油圧フロアジャッキ EM-203B楽天市場確認中 AmazonYahoo!14.5kg油圧式1.5t8~35.5cmアルミ・スチール
Emerson(エマーソン)油圧式フロアジャッキ3t EM-514楽天市場¥9,980 AmazonYahoo!14.8kg油圧式3t13.5~43.5cm--
WEIMALL(ウェイモール) ガレージジャッキ 3t楽天市場¥16,500 AmazonYahoo!33kg油圧式3t7.5~50cmスチール
ARCAN(アルカン) 3t スチール/アルミニウム ハイブリッド ジャッキ HJ3000JP楽天市場¥26,800 AmazonYahoo!26.4kg油圧式3t10.1~47cmスチール・アルミニウム

【フロアジャッキ】おすすめ人気ランキング6選

【その他】ジャッキおすすめ人気ランキング比較一覧表

その他のタイプのジャッキランキングも紹介しています。

商品最安価格本体重量動力最大荷重高さ材質ダブルピストン対応
meltec(メルテック) 車用 油圧ボトルジャッキ 2t FA-70楽天市場¥3,373 AmazonYahoo!2.9kg油圧式2t18~34.5cmスチール-
E-HEEP 電動ジャッキ楽天市場¥16,500 AmazonYahoo!9.45kg電動式5t15.5~45cmスチール-
インターナショナルトレーディング株式会社 バルーンジャッキ 低床タイプ abljackt1022t楽天市場¥19,980 AmazonYahoo!14kgエアー式2t11.5~47cmスチール・ゴム-

【その他 】ジャッキおすすめ人気ランキング3選

どこのメーカーのジャッキがおすすめ?おすすめメーカーを一部紹介

安全対策や品質管理の行き届いた機種が多いおすすめの3社をピックアップしました。

高品質なモノづくり「大橋産業」

高品質なモノづくり「大橋産業」

出典:amazon.co.jp

  • 昭和32年創業、自動車用品の企画設計を行う大阪の会社
  • 「国際規格ISO9001 :2015」の認証を取得。高品質なモノづくりを行う
  • 低床ジャッキや3t対応のフロアジャッキなどを販売

リーズナブルで使いやすい「EMERSON(エマーソン)」

リーズナブルで使いやすい「EMERSON(エマーソン)」

出典:amazon.co.jp

  • 東京に本社を置く自動車関連用品メーカー「ニュートレイン」のブランド
  • タイヤ工具・ジャッキスタンドなど、リーズナブルで使いやすい商品を展開
  • 車のDIYにもおすすめな、ハイエンドなフロアジャッキも販売している

ジャッキの種類が豊富「meltec(メルテック)」

ジャッキの種類が豊富「meltec(メルテック)」

出典:amazon.co.jp

  • ドライブ用品・ソーラー用品・レジャー用品などの製造・販売を行う国内企業
  • ダブルピストン対応の油圧式ジャッキや、3t以上の高耐久モデルも販売
  • トラブル対策に、インパクトレンチやバッテリーケーブルなども合わせてチェックできる

おとさん

探せば、色々なメーカーがジャッキを出してるので迷うと思います。特にメーカーにこだわりがなければ、欲しいジャッキの積載量を調べて、色々なメーカーの値段を確認して、最安値と最高値のだいたい間ぐらいの物を購入すれば間違いはないと思います。

ジャッキの使い方

パンタグラフジャッキとフロアジャッキの使い方を説明します。

パンタグラフジャッキの使い方

パンタグラフジャッキの使い方

  • パンタグラフジャッキの使用方法
  • STEP.1
    駐車
    マニュアル車ならギアを一速に、オートマ車ならパーキングに入れてサイドブレーキをかけてください。タイヤにタイヤ止めをします。
  • STEP.2
    ジャッキアップ
    ジャッキポイントにジャッキをセットします。ジャッキハンドルを時計回りに回転させて、ジャッキアップしてください。
  • STEP.3
    ジャッキダウン
    作業が終われば、ジャッキハンドルを反時計回りに回転させ、ジャッキダウンします。
ジャッキポイントとは?

ジャッキポイントとは、ジャッキと車をつなぐための、車体下部の溝(切り込み)です。ジャッキポイントは車種によって場所が違います。ジャッキポイント以外でジャッキをセットすると、車のバランスが崩れ、ジャッキが外れて車が倒れたり、ジャッキアップポイント以外はフレームに強度が無い為に凹んだりする恐れがあります。整備マニュアルやメーカーサイトで、ジャッキポイント確認してから作業しましょう。

フロアジャッキの使い方

フロアジャッキの使い方

  • フロアジャッキの使用方法
  • STEP.1
    駐車
    マニュアル車ならギアを一速に、オートマ車ならパーキングに入れてサイドブレーキをかけてください。タイヤにタイヤ止めをします。
  • STEP.2
    ジャッキアップ
    ジャッキのサドルにアダプターを取り付けます。リリースバルブを時計方向に回転させます。ジャッキポイントにジャッキをセットし、ハンドルを動かしてジャッキアップします。二輪上げの場合は、ジャッキスタンドを利用して車体の高さを固定しましょう。
  • STEP.3
    ジャッキダウン
    作業が終われば、ハンドルをリリースバルブに差し込み、反時計回りに回転させジャッキダウンします。
注意

ジャッキの使い方は機種によって違います。取扱説明書を読み、安全に作業してください。

おとさん

プロの整備士でも年間数件、ジャッキ時に事故をおこしています。車が転倒したり、挟まったりしています。しっかりと作業前に理解をした上で作業を行なってください。自信がなければ作業をするのをやめましょう。

安全グッズで事故を防ごう

整備やタイヤ交換では、安全グッズを利用して事故を防止していきましょう。おすすめの安全グッズと使い方をご紹介します。

滑り止めに「ジャッキアダプター」

滑り止めに「ジャッキアダプター」

出典:amazon.co.jp

ジャッキアダプター(ジャッキパッド)とは、ゴム製の滑り止めで、ジャッキのサドルにセットして使います。

アダプターがあることで、金属同士がかみ合うことによる、車体の傷つきも防止できるのがメリットです。

車体を支える「ジャッキスタンド」

車体を支える「ジャッキスタンド」

ジャッキスタンド(ウマ)とは、車体を支える安全グッズです。車の下に潜るといった本格的な整備には欠かせません。基本的にはジャッキ単独で使用する事はおすすめしません。万が一のことも考えてウマは必ず使用しましょう。

はるみ

ジャッキが車のジャッキアップを担当するのに対し、ジャッキスタンドはジャッキアップした車体をその高さに固定しておく役割があります。

複数のジャッキスタンドを使って支えることで、安全性が各段に向上します。使い方はシンプルなので、車をDIYするなら忘れずに購入しましょう。

車止めに「タイヤストッパー」

車止めに「タイヤストッパー」

「タイヤストッパー」は、タイヤに噛ませて動かないようにするアイテムです。タイヤが勝手に動くとジャッキが外れ、大きな事故につながりかねません。

サイドブレーキを引けば、タイヤは固定されます。しかし、道路状況は様々なので、タイヤストッパーで万一に備えるのが良いでしょう。

車高の低い車に「カースロープ」

車高の低い車に「カースロープ」

出典:amazon.co.jp

「カースロープ」は、タイヤの下に挟んで車を持ち上げるアイテム。車高の低い車のジャッキアップを補助する役割があります。

はるみ

カースロープは木材で自作することもできますが、硬質な木材でないと車を支えきれず折れてしまいます。安全を優先するなら市販品を購入しましょう。

おとさん

整備士の事故が多いのは、ジャッキアップをする時やダウンする時です。安全には十分考慮して作業しましょう。

おすすめの関連カー用品

ホイールナットの着脱に「レンチ」

タイヤ交換で活躍するレンチ。レンチを選ぶときは、ホイールナットに合った口幅かどうかをチェックしましょう。4つの口幅が一つになった、「十字レンチ」も使いやすいので注目です。

スピーディーなタイヤ交換に「電動インパクトレンチ」

タイヤ交換をスピーディーに行える「電動インパクトレンチ」。手作業が負担だと感じる人や、ホイールナットのゆるみが心配な人におすすめです。以下の記事では、インパクトレンチの選び方を徹底解説しています。

そろえておきたい「工具セット」

車の整備なら「工具セット」を揃えておくのがおすすめ。レンチ・ニッパー・プライヤーなどが一式入り、ボルト・ナットの締め作業も楽に行えます。コンパクトな工具セットは車載することもできます。

泥はねもサッと落とす「高圧洗浄機」

強力な水圧で、家の外壁・ベランダ・車・バイクなどを洗浄できる「高圧洗浄機」。車についた泥もサッと落とせます。高圧洗浄機はランニングコストが低いのも良い点。手洗いの何倍も水道代を節約できる機種も。以下の記事では、高圧洗浄機の選び方を解説しているのでぜひご覧ください。

その他のおすすめアイテム

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関連記事:故障車の牽引やスタックの救出に!最強の牽引ロープおすすめ17選|使い方や選び方も

ジャッキに関するよくある質問

ジャッキはどこで買うのがおすすめですか?

ネット通販・カー用品店・ホームセンターなどがおすすめです。

具体的には、Amazon・楽天・Yahooショッピング・価格.com・コーナン・カーマ・カインズ・ケーヨー・コストコなど。価格.comは値段を比較できるので活用してみてください。

ジャッキの中古は大丈夫ですか?

メンテナンスがされているかしっかり確認しましょう。

ジャッキの中古は、ヤフーオークション(ヤフオク)・楽天市場・メルカリ・au PAYマーケットなどで販売されています。油圧ジャッキが上がらない原因の多くはオイル不足なので、メンテナンスされているものを選ぶのがコツです。ジャッキが適切に作動しないと事故につながる可能性も。できれば新品を購入しましょう。

ジャッキの修理はどうすればいいですか?

ジャッキオイルを補充したり、業者に修理を依頼しましょう。

ジャッキが上がらない・ジャッキが勝手に下がるといった症状は、オイル交換で改善されることがあります。ジャッキを買い換える前に試してみてください。

ジャッキの寿命はどれくらいですか?

約3年です。

これは、油圧シリンダーの劣化を想定した期間。ジャッキの使用頻度や扱い方が違うと寿命も変わります。ジャッキに必要以上の負荷をかけると寿命を縮めやすいので注意。ジャッキポイントがずれていると、シリンダーが歪んだり破損したりしかねません。取扱説明書をよく読み、安全に作業することが大切です。

ジャッキのまとめ

ジャッキ まとめ

ジャッキの選び方をまとめます。

  • 油圧式と手動式で迷ったら、パワフルな油圧式が断然おすすめ
  • 最大荷重(積載量)は、車両重量よりも重いものを選択
  • 耐久性のあるジャッキならスチール製を選ぼう
  • 効率的な作業には、ダブルピストン機能のあるものが良い

ジャッキは、自動車の修理や整備に欠かせないアイテムです。軽量・コンパクトな載しやすいジャッキもあり、事故などもしものときも安心。

ぜひ、自分に合ったジャッキを使って、豊かなカーライフを送っていきましょう。